「目で見るんじゃない。手の感触で確かめるんです」
これは、3月3日(日)に我が家で行われた、大地の再生講座の一コマ。
昨年3月に見立てをしてもらい、6月は風の草刈り、10月は灌木の剪定も加わる作業を行いました。
最初はどうなることと思ったけれど、少しずつ変わってきました。
点と点が線になっていくイメージです。
そして今回は、いよいよ湿気対策の最終工程、点穴、水脈作りとなりました。
家まわりの湿気対策として点穴を掘り、ツルハシで同じ深さをキープしながら掘り進めていきます。
「私、目が遠近感が分からないから難しいなあ」と言ったときの、
講師の一人であるオトメちゃんの一言。
「目で見るんじゃない。手の感触で深さ1cmの勾配差を確認していくんです!」

つい視覚情報に頼り過ぎる私たち。
ここにも、忘れがちな手の感触がありました。
この日、一昨日の夜から降り始めた雪の影響で、前回12月の講座で掘った3つの点穴のうち、
1つに水が溜まったままになっていました。

オトメちゃんは、他で気になるところがありつつも、コンクリート擁壁に抜ける溝堀りを優先。
50cmぐらいの深さで掘り進めていったところ、コンクリート擁壁の手前で水が湧き出してきました。

こんなところで、なぜ?
コンクリート擁壁に流すパイプが泥で詰まっていたのです。
庭の地下はプール状態であったことが判明。
そして、パイプが上下2つあり、上のパイプは切れていてその途中がなくなっているし、下のパイプの出所がない。
いったい、どういうこと?
とりあえず、上のパイプの泥を鉄棒で押し出してつまりをとり、昼食へ。
ご飯を食べ、改めて状況を参加者全員で共有しました。
下のパイプの出所がないことに対し、どういう解決策がよいのか。
難しい問題でした。

午後、上のパイプとコンクリート擁壁の間を掘ってみると、何やら硬い。
なんと、溜枡があり、全体が泥で埋まっていました。

その泥をかき出すと、上下のパイプが繋がっていました。
これで問題は一挙解決!
他の埋まっていた溜枡も見つかり、雨どいからの水の流れが分かりました。
結局、昔は溜枡を定期的に掃除をして水はけをよくしていたのが、
その掃除がなされなくなり、溜枡自体の存在も忘れられてしまったのです。
地上は見えているけれど、地下は見えない。
見えない世界にフタをしてしまっていたのです。
なんだか象徴的な出来事でした。

その後は、どんどん溝を掘り、点穴もあけ、木の剪定もしてもらいました。
庭がどんどん明るくなっていきます。
向こうの木々は風にざわざわと揺れるけれど、手前の木々はさわさわと揺れたり揺れなかったり。

もう一人の講師、京子さんに、「風通し、目通り、光通し」という言葉を教えてくださいました。
座っていると、自然と笑みがこぼれてくるぐらい、気持ちがいい。
翌日は、堀った穴に竹炭や枝、コルゲート管などを入れ、地下に空気と水の流れをつくっていきます。
どうなっていくのか、とても楽しみな気持ちで一日を終えました。
「むしろ目を瞑ったほうがいい2」へ続く。
むしろ目を瞑ったほうがいい2 | センス・オブ・ワンダー 自分の本質に還る旅 (ameblo.jp)