先日、「大地の再生講座」の実技編が、4月に引っ越した新居で行われました。
講師のお二人には、二晩、お泊りいただきました。
新しい家にお泊めするのは初めてで、しかも友人ではなく講師の先生。
夕食、朝食も準備するということで、とても緊張しました。
しかし、「やり切った」と思えるところまで準備して、当日を迎え、講師の方々を送り出して思うことは、
自分ってこんな人だったんだ、という気づきでした。
自分を出し切ると”素の自分”が見えてくる。
とてもよい機会をいただきました。
最近、これをやろうかやるまいか迷うとき、
それは決して大きな決断ではなく、今、片付けをするかしないか、というような日常の一コマで、
ふっと、「自分はどういう暮らし方をしたいの?」と問いかける場面が何度かありました。
すると、あれこれ考えることなく、次の行動を選択することができました。
火曜日の夕方に「大地の再生講座」の講師の方お二人を我が家にお迎えすることが決まり、準備期間は丸4日間。
土曜日に講師の方々をお迎えし、日曜日に「大地の再生講座」の実施、月曜日に講師の方々の送り出し。
その一連の流れの中で、最初は悩んだこともあったけど、だんだん瞬間、瞬間で判断し、動いている自分がいました。
そこに、”素の自分”が出ていたなあと思います。
準備はまずはお布団から。
敷き布団は実家から借りたが、今の時期に合う掛け布団がない。
そこで、通販で気に入った掛け布団を注文。
いつ届くかわからないのに注文ボタンを押す私。
慎重なようでいて、ぷちチャレンジをしたがる。
しかも、何とかなるんじゃないか、という気持ちもある。
実際のところ、土曜日の朝9時前に届いて、ぎりぎりセーフ![]()
掛け布団のシーツは何度か新調しようと思ったけど、自分で使っていたシビラのお気に入りをお洗濯。
かわいいからよしとした。
次はお掃除。
お二人とも、気(エネルギー)の分かる方だから、ちゃんとお掃除の気をめぐらしておかないとと思った。
少なくとも、泊まられる部屋や廊下、ダイニング、洗面所、トイレはある程度きれいにできた。
投げっぱなしになっていた荷物や、講座で使用するかもしれない離れも片づけることができてスッキリ![]()
お掃除は、物理的にほこりを払うということもあるが、自分の気を配る、気を入れることにもつながると思う。
掃除をするときれいになるが、自分の心のお掃除にもなるのかな。
しかし、相変わらず窓ふきをする気にはなれないから、詰めは甘い![]()
さて、一番の難題はお料理だった。
普段、そんなにちゃんとしたお料理はしない。
友人を迎えるようなときは、カレーとかおでん、鍋に何かをプラスするぐらい。
総菜を買ってきて並べることもある。
それが今回は、正真正銘のお客様、である。
いろいろ考えたが、我が家の敷地で採れたものを味わってもらう、をコンセプトにすることに。
山椒、蕗、ホーリーバジル、スイートバジル、二十日大根。
しかし、迷いに迷う。
結局、自分が食べたいものを作ろう、そう思ったら途端にラクになった。
夕食のメインは、初日が実山椒の麻婆豆腐、二日目はグリーンカレーにバジルソースのペンネ。
自分が食べたいものといっても、初めて作るものばかり。
不安だ。
そこで、事前に実家で作り、父に試食をさせて一安心。
そういうところは慎重だ![]()
当日は、お気に入りのランチョンマット、箸置き、器、前の持ち主さんからいただいた食器や箸も総動員。
特に二日目は、大地の再生の仲間もお二人招いて、大きなテーブルに料理を並べ、好きなピアノ曲もかけながら、ゆったりディナー。
皆さんに喜んでいただけたようだった。
食事をふるまいながら、自分の幼い頃を思い出した。
私の父は7人兄弟の長男。
小さい頃は、盆や正月にはおじやおば、いとこたち親戚中が集まった。
特に母は、みんなが食事をしていても、一人台所に入って料理をしていた。
最後の方で、テーブルの端にそっと座って食べていたのを思い出す。
きっと、私が見えていないところでいろいろ準備をしていたんだなあ。
精一杯、歓待しようとしていたんだなあ。
それを私も受け継いでいるんだろうなあ。
それも含めて、今の自分があるんだなあ。
今回、講師のお二人のほか、「大地の再生講座」でも10名の参加者の方をお迎えした。
こんなに多くのお客様をお招きするのは、人生初体験。
そこにいたのは、自分の好きなもの、お気に入りのものを目いっぱい表現していた自分だった。
まさにマイワールド。
私は何を大事にしているのか。
どういう空間を居心地がよいと感じているのか。
それは、お客様をお招きするという、たった二日間のことであったけれども、濃密な時間だった。
講師のお二人をお送りした翌日。
朝、ゴミ出しついでに草を刈っていると、下の道から「一美さ~ん」という声が聞こえる。
通勤途中の友人だった。
少し時間があるというので、「大地の再生」の現場を案内できた。
その後、父がドクダミを摘みにやってきたので、これまた「大地の再生」を説明する。
すると、父は「風の通り道」とつぶやき、下草を刈ってドクダミを採りに草むらに入っていく。
分かってくれたようで、ちょっとうれしい。
父を横目に畑に向かおうとした私は、講師の方のアドバイス、
土が見えているところは枯れ木や枯れ草を敷くとよいという言葉を思い出し、畑への道を作ることを思い立つ。
両脇に太い枝を置き、その間に草木を細かくして置いていく。
どんどん楽しくなる。
父にお昼ご飯を出すと約束していたのを後悔したぐらい、ずっとやっていたかった。
子どもの頃の遊びみたい。
そんな感覚は久しぶりだった。

結局、私は、自分が好きなこと、おもしろいと思っていることを表現しているときが一番居心地がよいのだ。
「どういう暮らし方をしたいの?」
「何を大事にしているの?」
「どういう空間にしたいの?」
今この瞬間の心の声を丁寧にひろっていくと、結果、形ができあがっていく。
先々のことを考えることも大事だけれど、今は、自分の心と向き合っていくことが大切だなと思えました。