埼玉県と群馬県の県境にある父不見山

山と高原地図には「雲取山と両神山 」の地図にのっている

 

ずっと以前に秩父鉄道のハイキングの企画でこの山があった

深田久弥が奥さんと登った山ということで、

よっぽどいい山なのだろうなと登りたかったけれど、

その時は山歩きを始めたばかりで

自信がなかったので参加しなかったのか

用があって参加しなかったのか

どちらか忘れたけれど

それ以来、登ってみたいと思っていた

 

ててみえずという不思議な名前にもひかれた

 

旅行社の現地集合のツアーがあったので、

参加しました。

 

秩父からのバスを

小鹿野役場で乗り換えて

長沢(ちょうさわ)というバス停でおります。

 

小鹿野役場からのお客さんは

私達だけだった

この4月の時刻表改定で廃止しなかったのは

さすが西武バス

 

乗り換え時間も含めて

秩父からは約1時間半のバスの旅でした。

 

ここは群馬県にぬける街道でもあったのかな

衣をまとった馬頭観音

 

 

小鹿野からこんなに離れているのに、

けっこう家があるのにも驚いた

山のむこうは

すぐに群馬県の万場町なので、

生活圏はそちらにあるのだろうか

 

人も散歩していた

15分ほど車道を歩いたら

石垣の手前を右にはいっていきます

それより手前に

地図にトイレと書いてあって

どんなトイレかと思ったら

集会所のきれいなトイレでした

林道をゆるやかに登って行きます

 

廃屋がある

しばらく林道を登ったら

標識があるけれど、

この標識の方向ではなく、

反対側の

車が捨ててある横を通って行きます

 

結構道が荒れていて

わかりづらいけれど、

林道に出る

車で来る人は路肩に車を停めて

父不見山に登るらしい

 

 

暗い杉林の中を歩いて

林道から15分ぐらいで

坂丸峠です

 

祠がある

 

ここを下りていけば

万場町

 

ここからは

杉林の中をゆるやかに上っていきます

 

 

 

この標識がよくある

神流町のトレイルランのコースになっているみたい

 

 

ひとのぼりして

尾根に出て

景色が開けたところがあった

ここが今日で一番景色がよかった

 

両神山とそれに続く赤岩尾根も見えた

 

つつじもまだ咲いていた

エイザンすみれかな

 

 

長久保の頭

ここは父不見山より

少し標高が高い

1065.7mです

でも、展望がぜんぜんない

ここでお昼を食べます

ゆるやかに15分ぐらい歩いて

 

父不見山です

大きな石の三角天がある

 

名前のいわれを書いた看板があった

小鹿野町と神流町とでは

違ういわれがある

 

名前のいわれの他に

詩人、随筆家の尾崎喜八の「神流川紀行」の

 

父不見御荷鉾も見えず神奈川星ばかりなる万場の泊り

 

という一首のおかげで有名になったらしい

 

でも、展望よくない

ここからの下りも

ゆるやかです

 

あれが長久保の頭と

父不見山かな

甲武信岳方面だろうか

 

父不見山から

30分ぐらいで杉の峠です

 

そこから15分ぐらいで車道に出ました

 

車道を歩いて行って

 

タクシーに迎えにきてもらって

秩父駅につきました

 

帰ってから調べたら

深田久弥は

父不見山には1957年に

万場町から登って

100名山に入らなかった

50名山にいれたそう

その時は展望がよかったらしい

 

深田久弥が登ったというのと

名前にひかれて

登りたかった山だけれど、

父不見山は単調な

そんなに面白い山ではなかった

万場町側から登れば

もっとよい山だったのかな

 

10:00 出発  11:15 坂丸峠  12:06 長久保の頭  12:30 出発  14:45 父不見山

13:17 杉の峠  13:35 車道に出る

約3時間半

 

タクシーでも秩父駅まで1時間かかりました。