京都旅のラストは
JTBバスツアーでございます
その名も
妙心寺大雄院と
紅葉の高雄高山寺特別拝観
いとをかし号
というわけで
まずは朝9:30に
ホテルオークラ京都前に
集合
参加者の顔ぶれは
定年後のご夫婦や
おば友、母娘などで
総勢10組20名様
平日のバスツアーなので
そんなに申込みは
多くなかったと見えて
バス席の後方は
ガラガラだったので
母と二人で贅沢に使い
寛ぎながら一路高雄へ
まず訪れたのは
栂尾山 高山寺
(とがのおさん こうさんじ)
言わずと知れた
鳥獣人物戯画絵巻
で有名なお寺でございます
が、鳥獣人物戯画だけが
やたら有名に
なってしまっただけで
実は
国宝8点
重要文化財1万点余り
と、見所が
たくさんあるお寺なの
住職さんが出てきて
色々と説明してくれたのだけど
高山寺に来たのなら
鳥獣人物戯画だけでなく
ぜひ
明恵上人
のことを知って帰ってください
と言うではないか
明恵上人‥
(みょうえしょうにん)
↑この人
初めて聞いたけど
この方は
鎌倉時代のはじめ(1206年)に
後鳥羽上皇より
この地を与えられて
高山寺中興開祖
となった人なんだって
つまり
この人の寺ってことね
で、話を聞けば聞くほど
この人がスゴい
普通、仏教っていうと
真言宗とか天台宗とか
宗派があると思うんだけど
まずそれがないの
そのため宗派に関わらず
また仏教関係者に関わらず
広く人が集まってくるような
御仁だったそうで
高山寺は
明恵上人のサロンと
化していたそうな
それから明恵上人は
臨済宗開祖の栄西禅師から
宋より持ち帰った
茶の種を贈られ
この地で茶の栽培を
始めたそうな
当時お茶は
中国で毒消しの薬として
使われていたと言うし
栄西禅師も自著の中で
延齢の妙薬、養生の仙薬
と書いていたので
明恵上人は薬効に注目して
お茶を全国に広め
人々を救おうとしたの
いろんな地へ
呼ばれて行っては
道すがら馬の蹄の跡に
茶の種を撒いて走り
どの地でお茶が
一番よく育つかを調べたとか
結果、
一番育ちが良かったのが
ななななんと
宇治
だったそうで、
だから今に続く
宇治茶があり
明恵上人は
茶祖でもあるのだと〜
つまり高山寺は
茶の発祥の地
でもある
今でも高山寺の中に
大きい茶園があるんだよ
そして
明恵上人の恩に報いるため
作られたのが
遺香庵(いこうあん)
という茶室で
普段は非公開なんだけど
今回のバスツアーでは
特別拝観させてもらえた
特別拝観は
バスツアーの魅力だよね
この後はお待ちかね
(今回のバスツアーに申し込んだ
目的の7割を占める件)
高雄の川床ランチ〜
今回はもみぢ家
というお店に行ったよ
バスを降り、
橋を渡ってお店の方へ
橋の上から素敵な川景色
なんじゃこの虹みたいのは
薄く色づく紅葉の中
こちらの御膳をいただき
なんという風情‥
と
メインイベント(自分の中で)
が終わり