キャリアって人生だよね。


キャリア=仕事と捉えられがちだけど
キャリア=人生だと思う。

人生と切っても切り離せないもの。
だからキャリア面談をするときは必ずプライベートな話もセットになる。


以前こういう相談者さんがいた。


仕事に焦り人生に悩んでいて
「何かやらなきゃ!変わらなきゃ!」ととにかく何かに焦っていた。

仕事の話からいろいろ深堀して話を伺っていくと
根本の悩みと焦りの原因は「結婚と子供を産む時間的なリミット」だった。

そしてそれに気づいて涙を流されていた。

それくらい心に深く悩んで追い詰めていたんだな、と。


今回はこの相談者さんのお話をしようと思います。
※面談の際に許可を頂いて公開しております。

この方は妹からの紹介で相談を受けた地方在住の30代後半の女性でした。

私の妹は離島に移住していて、その離島への移住希望というご縁でお話をした際に
「そもそも移住以前に人生に悩んでいる人だった」
ということで私の方に話がきたという流れである。


オンラインで初めて対面。

最初に簡単に面談で私が行うこととゴールをご説明。


「あなたの思考や自分自身について整理するお手伝いをします。
そして自分自身で考えられるようになってもらえたらいいと思ってます。
またいろいろな選択肢を提示できればと思っています。」


すると、

「私は指示されると受け付けないタイプで自分で決めたいと思っているのでそういう感じであればよかったです。」

と。
ちょうど私が提供するものと彼女が求めるものが一致していたようだった。


そこからいろいろと仕事の悩みをざっくばらんに聞いていった。

人間関係のことやそれによって仕事が非常にやりづらいこと
仕事で自分が出せていないとか精神的にも落ち込んで体調も崩したとか

ひとつひとつ丁寧に話を聞き、状況を観察し
心の持ち方や細かいコミュニケーションの技なども具体的にお話した。

ひとつひとつしっかり聞いてくれて
それはやってみます、それは難しいかもしれないと答えてくれた。

けど、なんとなくまだどこか焦っているような気がする。
仕事の話だけ聞いているとそこまで生き急がなくてもいいのではないか。
ひとつひとつ問題をクリアにしていけばいいのではないか。


そこで聞いてみた。

「すごく何かに焦ってるように見えるのですが、
何にそんなに焦っていらっしゃるのですか?」


ここで初めて

「年齢の焦り」は仕事ではなく
「家庭を持ちたい、子供が産めなくなるんじゃないかという恐怖」
であることがわかった。


ここからやっと本質的な話ができた。

「焦り」が混同していたのである。

「結婚の焦り」と「仕事の焦り」がごっちゃになって
「よくわからんけど人生全体に焦っている。何かを変えなきゃ!けど何から変えていいかわからない!」
という状況になっていた。

まず、そこを分けて考えるようにお伝えした上で
更に家庭の事情や住環境、体調面に関して話を聞き、最終的に「まず今やること」からアドバイスさせて頂き、「腑に落ちた」ようなお顔をされていた。

ただ、情報が多く整理できないのでこれから自分でもかみ砕いて腑に落としたいとおっしゃっていたけれども。


キャリアと人生は密接であるからこそ、変に混同することもあるし、まさに切っても切り離せない。


ただ、キャリアの話をするだけではく
人生の伴走者のようなキャリアコンサルタントでありたいと思う。

K様へ面談後にお送りしたまとめシートを共有します。

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K様

本日はありがとうございました!
最後に腑に落としたいと思うことがあったというお言葉を頂き、今回の面談が踏み出すきっかけになれたら私も嬉しく思います。

■ポイント
・仕事や環境を変えたいということと年齢的な結婚・出産への焦りを切り離して考える。
・焦っても変わらないと念頭に置いて、仕事や環境を一気に変えるのではなく、まずは自分を平静に保てる安らげる環境を整えること。
・いろいろ考えない。とにかく自分を安らかに保って気力を養うことだけ考える※「考えすぎない」では考えてしまうと思うので「考えない!」と思うくらいでいいと思います。

年齢に対する焦りは仕事や環境というよりも出産への焦りだと思います。
その焦りと環境を変えなければいけないという焦りがごっちゃになっている印象を受けました。
焦りの原因が結婚と出産であるならば、それに向けて即行動!と言いたいところですが、K様の場合、今はお仕事の環境や自宅の環境では、その行動に移すという気力もないと思いますので、まずは今の自分に安らげる場所を作っていただいた方がいいかと思います。
職場を変えずに一人暮らしをすることは「環境を変えたい」という目的であれば、おっしゃる通り、あまり大きな意味はないかもしれません。ただ、環境を変えるためというよりも「自分が安息できる場所を作るため」という目的での一人暮らしは大きな一歩になるのではないでしょうか。周りの音や人の気配を感じないところできちんと自分を休めてあげられる場所があれば、気力が回復してきた後には次のステップである「自分と向き合う時間」も作れると思います。
一人暮らしをして動く気力がないくらい精神的に落ちてしまったときは、実家に帰っちゃえばいいですし、帰れないくらいきつかったら家族に来てもらいましょう!
知らない土地で一人暮らしをするよりは安心して始められると思いますよ。
実際に一人暮らしをやってみて、やっぱり貯金もできないし、実家の方がいいかなと思えばその時は戻ればいいですよ。それまでの一人暮らしの費用も勉強代だと思えば無駄にはなりません。

■仕事における人間関係について
これはひとまず辞めるまでの数カ月を乗り切るためのアドバイス程度に見ていただければと思います。

・直接言えないことは誰に言ったら効果的に動いてくれるかを見て相談する。
 ∟ポイント:頼られて嬉しそうな人を探す。
本来伝えたい人が聞く耳を持ちそうな人に伝える。
・伝え方について
 特に男性の上司などに伝えるときは感情的な話よりも具体的に仕事や体に出ている支障などを話すようにした方が伝わりやすいです。とは言え感情を伝えてはいけないというわけではないので感情論だけにならないようにということを意識して伝えることがポイントかなと思います。

・人間関係においておすすめの本
「嫌われる勇気」岸見 一郎/古賀 史健:著(アドラー心理学の本です) 
※ベストセラーなので簡単な解説動画が結構YouTubeに上がっています。また香里奈さん主演で嫌われる勇気を体現した主人公という設定のドラマもあるので見てみてもいいかもしれません。

・伝え方でおすすめの本
「「伝え方しだい」で人生は思い通り神トーーク」星渉:著
※対上の人には参考にするのに難しい部分もありますがわかりやすいです。
脳科学と心理学の観点から伝え方について記載してあります。
星渉さんもYouTubeのチャンネルがあり、いろいろと発信されていますが、どちらかというとやりたいことなりたい自分が明確でそれに向かってという感じなので次のステップかもしれませんね。意識高い系なので落ち込んでいるときに見ると逆にキラキラにあてられてきついかもしれません。笑
この方の「神メンタル」という本も自分に向き合える気力が出てきたらおすすめです。
私の周りで「神メンタル」を読んだ人はみんなとても良かったと言っています。やる気がわいてくる本です。

以上です。
体調はくれぐれも無理なさらず、過ごしてくださいね。
今後の益々のご発展をお祈りしております。