内堀福島県知事の講演会がホテルニューオータニであった。
FUKKUSHIMAの未来、と題して、一時間に亘って行われた。
大震災と原発事故という複合災害を、副知事として実務面を見て、昨年11月からは知事として陣頭指揮にあたっている。

五つの課題。
1 原発の廃炉と汚染水処理問題
福島第一原発、福島第二原発、双方の廃炉を求める立場を示した。
2 除染と中間貯蔵施設
除染は、ほとんどの市町村でこれから1年で完了する。中間貯蔵施設は、政治的に極めて困難な課題に誠実に対処している様子だった。必要性は誰もがわかっているが、自分のところには来てほしくないのが当たり前だからだ。
3 避難地域の復興再生
国道6号の通行規制解除、常磐自動車道全線開通。そして、JR常磐線全線開通方針を示した。
4 風評払拭・風化対策
コメの全量全袋検査を、「歯を食いしばって」やっている、との言葉が胸に響いた。
5 新産業の創出
再生可能エネルギーや、ロボット開発に取り組む、イノベーションコースト構想。

知事は、キーワードが二つある、と言った。同志、と、2020年だ。
福島復興に協力する気持ちがあれば、同志だ。
2020年にはJビレッジが営業再開される。また、はやぶさ2も戻ってくる。はやぶさ2には、福島県企業の技術が多く使われている。

わたしも同志として、福島復興に協力していきたい。