【2024年】息子の『母の日』の工作 | 主夫作家のありのまま振り返り日記

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奥さんと出会ったとき、女の子は5歳で。
今はもう11歳になった。
2020年には弟もできた。
あの頃を思い出したりしながら、過去を振り返る日記を書くことにしました。
今の様子も書いたりしています。

3歳の息子が保育園で工作したそうだ。

母の日が近いからということで、

ママのイラスト?折り紙で貼り付けて。

 



帰りに先生が

「私が手伝ったのは文字を書いたくらいですよ~」

 

息子は褒められていた。

「ありがとうございます」とか言って俺もなんだか褒められた気持ちになって

いつもより胸を張って保育園を後にした。

 

保育園から家に帰るまでの道。

ドラマみたいなことが起こった。(悪い意味で)

 

ママへの感謝が綴られた息子の工作にはビニールで取っ手が作られていた。

息子は歩くときに取っ手を前後に揺らしながら歩く。

そして、二人でママがどんな反応をするかな?と予想しながら歩いていた。

 

楽しそうに。

ママのことを話していた。

 

すると、風が吹いた。強い風。

 

息子が持つ母の日の工作が風に飛ばされた。

「あ」

空に工作が浮かんでいる。

息子が工作を追いかける。

 

僕はその息子を急いで追いかける。

近くにいる人(ママさん)が「危ない!」という声が聞こえた。

周囲のママさんたちの「キャー!」という声が聞こえて。

 

僕が息子を後ろから抱きかかえた瞬間、猛スピードで車が通過した。

意味は分からない。

保育園の近くの車はほとんど通らない狭い道を、ノンブレーキで超加速して通過した運転手の気持ちは全く分からない。

 

でも、それが事実。

実際に起こった。

 

僕たちの真横をギリギリ通過した。

少し放心状態の僕。

周囲もざわざわしていたが、のちに落ち着きを取り戻してそれぞれが帰路へ。

 

息子を抱っこしながら帰る。

息子はなにがあったか分かっていない。ママの話をしている。

 

 

青信号で渡っていても、死んでしまう人がいる。

左右を確認しても死んでしまう人がいる。

尽くしている人が裏切られたり、騙されたり、悲しい思いをすることがある。

 

 

俺たちが轢かれても、

猛スピードのあいつは生き続けるんだろうな、なんて思ったりして。

 

人生は時々悔しい。

 

なにかそんなことを思いながら、息子を抱っこしていた。

家に着き、息子が先生に褒められた自分の工作をママに自慢気に見せ

 

まま、つくったよー、いつも、ありがとースター

 

照れくさそうに、少年の顔になり始めている。

そんな言葉や仕草にとても感動した。

 

笑顔で生きていることに、とっても感謝です。

 

ママ、いつもありがとう。