【2024年】息子が僕を呼ぶ幸せ | 主夫作家のありのまま振り返り日記

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奥さんと出会ったとき、女の子は5歳で。
今はもう10歳になった。
2020年には弟もできた。
あの頃を思い出したりしながら、過去を振り返る日記を書くことにしました。
今の様子も書いたりしています。

息子と帰る保育園の帰り道で、春を感じる。

 

タンポポの綿毛。

 

    

息子がそれを見つけて笑顔になり、

 

 

「ふーしよう」

 

 

そんなことを言って、息子がふーして、

なかなか飛んで行かずに

首をかしげて、「パパやって」と言われて

僕がふーして、綿毛が飛んでいく。

 

それだけで、息子を迎えに行ってよかったと思う。

 

大げさかもしれないが、

そんな世界が僕にもあったのかと改めて嬉しく思うし、

もし万が一、奥さんと子供二人が

「あんた誰だよ」

と家を出て行っても、「そりゃそうだよ」と思う心の準備はできている。(心の保険と言うべきかスター

 

そのくらい、30代中盤までの自分の人生を生きてきて、その先にこんな家族との暮らしがあるとは

想像もしていなかった。

 

毎日のように、保育園から帰宅すると奥さんから

「帰ってくるの遅かったね」と言われる。

寄り道が長いらしい。

 

息子が歩いたことがない道を歩きたいと言ったり毎日忙しいからだ。

 

いつか――。

いつか、僕と歩いてくれなくなる。

 

そう考えると、「ぱぱ!」「ぱぱ!」と僕を呼び、歩いてくれるうちに歩きたいと思う。

抱っこができるうちはしてやりたい、そんなことを考える。

 

4月の夕暮れは、僕を心までオレンジ色にする。