【2024年】お皿洗いをしてたら奥さんに感謝していた | 主夫作家のありのまま振り返り日記

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奥さんと出会ったとき、女の子は5歳で。
今はもう11歳になった。
2020年には弟もできた。
あの頃を思い出したりしながら、過去を振り返る日記を書くことにしました。
今の様子も書いたりしています。

独身時代に高円寺に住んでいたことがあった。

住んでいたのはとても短い時間だったが、立地はよかった、中野界隈でライブをすることが多かったから。

 

6畳風呂付の物件で家賃は5万円。

破格だと思う。

風呂はついてるがカチカチ回すタイプのやつで足元は異常に冷たい。なにかしら敷いても冷たい。石の冷たさ。

洗濯機はない。

歩いて3分のコインランドリーへ向かう。

日当たりはよかったがベランダや庭などはない。

窓を開けたら道を歩いている人と目が合う感じびっくり

 向かいは小学校でにぎやかなもんだ。


不満なんてあげたらキリがないが、駅から徒歩8分の高円寺で風呂があってこの家賃の安さ。

それが当時の僕の優先順位1位だった。

(今思えばユニットバスの方が築年数があたらしくなったと思う)


そんな中でも、一番のネックは給湯器問題だった。

3秒くらい押したら、チッチッチッチ・・・ボッで、点火する給湯器がある時、使えなくなってしまった。

家の備品は大家さんに言えば直してもらえると聞くが、

自分的には、なんというか

「こんな安い家賃で活動しやすい場所に住めてなんかいろいろ注文つけたら罰が当たる」と思って

直してくださいとは言えなかった。

 

なので、洗い物は水だった。

まるで、

お前にはお湯はまだ早い!

と言われる、

シェフになりたい人の見習い時代のようだった。


そして今。

お湯の温かさを感じながら洗い物をしている。

もう2024年か。


あの頃、誰かの食べた皿を洗うなんて考えてなかった。

プラスチックのお皿や短い箸を洗う時が来るなんて思いもしなかった。

大切な人が作ってくれたあたたかいごはんは

幸せな気持ちになれることを知らなかった。


菓子パンをコーヒーで流し込み、空腹はタバコで紛らわせていた時代が確かにあったのだと思う。


今はタバコもやめた。トイレは座ってしている。



1月がもう終わる。

外は寒い、でも手は寒くない。

お湯が出る。

洗濯機がある。

テレビが見れる。

 

アナログな?暮らしをしていた僕にとって今のすべては当たり前ではなかったりする。

 

奥さんに感謝している。

ありがとう。

 

こう書くと、全額奥さんが家賃を負担しているようだが、そんなことはないスター

協力し合って東京で頑張っています、と追記。