4月30日と5月1日の2日間、広島第一劇場に遠征しました。
今回は2日目のレポートです。
ぜひ1日目のレポートとセットで読んでください↓
閉館興業の2021.4結・広島第一劇場
2日目は朝7時に起床し、8時にホテルを出ました。
ちなみに今回の遠征には、
・あらきまい5周年タオル
・真白希実10周年タオル
・南まゆ5周年バッグ
を持っていきました。
グッズは使う派です!
この日の劇場は午後1時開演なので、それまで広島市内を観光しました。
・原爆ドーム
・平和記念公園
・広島城
・だしの自販機(笑)
・映画「彼女は夢で踊る」にも登場した横川シネマ
観光を終え、劇場へ戻るために本通りの商店街を歩いていると、ここで思わぬ出会いが!!
映画「彼女は夢で踊る」に出演していたタレントの松本裕見子さんがロケをしていました。
↑松本裕見子さん
↑映画の出演シーン
すごい偶然だと思いませんか!?
こんなことある??
思わず松本さんに声をかけてしまいました。
市川「あの、すいません。第一劇場の映画に出ていた方ですか?」
松本「はい、バーのママ役で出ていました」
市川「映画見ました。それで、今日は第一劇場に行くために東京から来ました」
松本「そうなんですか!よく私のことが分りましたね」
市川「はい、髪型が映画と同じだったので」←笑
松本「いま、「応援してほしいこと」というテーマで街頭インタビューしているんですけど、応援してほしいことはありますか?」
市川「もうすぐ閉館する第一劇場を応援してほしいです。本当に美しいステージなので、ぜひみんなに見てほしいです。映画も素晴らしかったです」
松本「ありがとうございます。時川監督に伝えておきます」
思わぬ出会いに興奮してしまい、カメラの前でストリップ劇場の話をしてしまいました(笑)
このインタビュー映像、絶対に使われないだろうな。
お好み焼き屋「あとむ」で昼食を済ませ、再び第一劇場へ。
前日は4人香盤で入場料は5000円でしたが、この日は5人香盤のため、6000円でした。
12時20分ごろに入場すると、前に浅草ロック座でお知り合いになった方と偶然の再会をしました。
推しは違いますが、推しが乗る劇場のラストを見届けたいという気持ちは同じだったようです。
客席に入ると、ステージ上手側には水元ゆうなさんの周年を祝うスタンド花が4基、立っており、壁面には「水元ゆうなさん 周年おめでとうございます!!」と書かれた横断幕が掲げられていました。お客様の有志で作られたものだそう。
ゆうなさんの所属は東洋ショー劇場ですが、所属を問わず周年をお祝いしている状況に温かさを感じました。
この日は5人香盤のため、開演が1時間早く、午後1時に開演しました。
開演の時点で満席で、昨日の楽日に来ていたお客様もたくさん見られました。
この日の香盤。
1.浅葱アゲハ
2.ALLIY
3.小春
4.高崎美佳
5.水元ゆうな
1.浅葱アゲハ
アゲハさんを観るのは4度目で、去年の広島第一劇場以来、9か月ぶりです。
前回と同じ広島での再会となりました。
1回目「銀の龍」
銀色の打掛衣装で登場し、リズミカルなポップミュージックに乗せたキレのある舞踊を披露しました。
後半は鶴が描かれた赤い襦袢の衣装で、白いシルクを使ったエアリアルティシューを披露しました。
第一劇場は天井が高いので、空中技も大迫力です。
研ぎ澄まされた肉体美!筋肉!!
ステキです。憧れます。
2回目「10」
色とりどりの羽根を背負い、2本の触角を着けた蝶々の衣装で登場。
EDMに乗せ、羽ばたく蝶のように舞いました。
後半は衣装を脱ぎ捨て、壮大なバラード曲に乗せたエアリアルティシューでした。
アゲハという名前にピッタリの空中演目でした。
柔軟性を生かしたポーズや回転技は圧巻です。
広島は天井が高いこともあり、エアリアルが美しく見られる劇場なので、閉館が本当に悔やまれます。
オープンショーの時、満員の場内で「ウェーブ」が行われました。
ウェーブ楽しい ヽ(*´∀`*)ノ
2.ALLIY
アリーさんを観るのは11回目で、2月の川崎ロック座以来3か月ぶりです。
1回目「アーミーガール」
去年の広島遠征でも見られた演目です。
迷彩柄のトップスとロングスカートがワイルド!
重低音ビートのトランス曲に乗せたダイナミックなダンスが見られました。
ベッド衣装は白いマラボーです。
研ぎ澄まされた肉体に見惚れました。
筋肉キレイ。憧れ。
凄いシャチ!
2回目「femme fatale」
ハードロックとヘヴィメタルで構成された演目。
黒いドレス衣装で、ワイルドでキレのあるダンスが見られました。
途中、ベネチアンマスクを着け、両手を拘束されたような動きのダンスが見られました。
ベッドショーではメタルミュージックに乗せ、パンツを指でクルクルと回しながらポーズを切りました。
激しく腰を振ったり、ヘッドバンキングする場面もあり、エネルギッシュで、インパクトのある演目です。
ツイッター情報によると、この演目は楓彩さんも演じているそうです。
3.小春
小春さんを観るのは4度目で、3月の川崎ロック座以来、2か月ぶりです。
1回目「ハイスクール」
去年11月に川崎でも観られた演目。
高校の制服衣装で登場。序盤はとても爽やかです
チアリーディングを披露する場面もありました。ディズニー映画の「ハイスクールミュージカル」を意識していると思います。
しかし、後半は雰囲気が一変し、自分を慰めるシーンが続きます。
とてもエッチな演目です。
小春さんは、映画「彼女は夢で踊る」に出演していましたが、この演目は映画でも演じていた演目でした。
すごい、完全に一致!!
2回目「こはつむり」
2019年11月の川崎でも観られた演目で、「すみっこぐらし」がモチーフのメルヘンチックな演目です。
ピンク色のフワフワしたワンピースで登場。ステージには4体のぬいぐるみが置かれていました。
前半はとても癒し系で脱力系な世界観ですが、後半にかけてのドラマチックな展開に引き込まれます。
とてもロマンチックで感動しました。おススメです。
4.高崎美佳
美佳さんを観るのは16回目で、1週前の横浜ロック座以来、4日ぶりです。
私は2年前に川崎ロック座で、「First Strip Guide」という本を購入しました。
表紙は広島第一劇場で踊る美佳さんです。
この本を読んだ時からずっと「いつか広島で踊る美佳さんを観たい」と思っていました。
念願でした。
1回目「侍」
先週の横浜でも出していた演目です。
侍の衣装で登場。侍の衣装は、金髪ポニーテール、紫の振袖、バラの花が付いた黒いファーという、超クールな侍です。
トランスミュージックに乗せたパラパラのダンスが見られました。
刀を使った演舞や、扇子を使った舞も見られました。
ベッドではミクスチャーロックに乗せ、刀を掲げたポーズを次々と繰り出しました。
なんと、オープンショーは生歌でした。しかも、美佳さんのオリジナル曲だと思われます。
美しい歌声が聞けて幸せでした。
2回目「SadisticDance」
白黒のワンピース衣装で登場。
重低音ビートのポップソングに乗せたダンスを披露しました。
美佳さんはゴスロリのような衣装がとても似合います。
金髪ツインテールの美佳さんは、デスノートのミサミサの雰囲気がありました。
チェーンを使ったパフォーマスがあり、タイトルの通り、サディスティックな世界観です。
ベッドショーでは、ハードロック曲に乗せ、イスを使ったアクロバティックなポーズを次々と切りました。
美佳さんのイメージにピッタリの演目です。
この日、小春さんと美佳さんはチームショーを出していたそう。
しかし、この日のチームショーは4公演目だったので、残念ながら見られませんでした。
5.水元ゆうな
ゆうなさんを観るのは4度目で、10月の浅草ロック座以来、7か月ぶりです。
今週で14周年、おめでとうございます。
浅草ロック座以外の劇場で見るのは初めてでした。
1回目「THANKS」
新幹線の時間の都合で、ゆうなさんの演目はこの1演目のみの鑑賞でした。
広島第一劇場のために作られたという演目です。
ゆうなさんが白い特攻服を羽織って登場。
ある有名なミュージカルのテーマソングに乗せ、躍動感のあるステップのダンスを披露しました。
特攻服の背中を見てビックリ!
「感謝 広島第一劇場」と大きく書かれており、その周りにはたくさんの手書きメッセージが書かれていました。
私は最初「東洋ショー劇場の踊り子たちからのメッセージかな?」と思いました。
しかし、よく観察したところ、確認できた名前は、桃瀬れな、真白希実、武藤つぐみ、南まゆ、中条彩乃、mico、星乃結子、ほか多数。
所属を問わず、たくさんの踊り子たちからメッセージが書かれていました。
まるで、ゆうなさんが踊り子みんなの想いを背負ってステージに立っているように思え、感激しました。
粋な演出に、シビレます!!
踊り子たちからの、劇場を想う愛と感謝が伝わりました。
この演目、広島限定かもしれません。衣装に「感謝 広島第一劇場」って書いてありますので。
Yuuna Mizumoto@YuunaMizumoto
毎日、メッセージを書いていただいてかなり埋まってきました。 皆様のご協力ありがとうございます💕 周年イベントが終わったらホッとして、急に寂しくなってきちゃいました😢 https://t.co/fqmFG9CWMk
2021年05月05日 13:12
観てほしいのでみんな、広島に急いで!!
ポラ撮影の時、その特攻服は盆に置かれました
ゆうなさんより、「みなさんもぜひメッセージを書いてください」ということだったので、僭越(せんえつ)ながら、私もメッセージを描きました。
「長年の営業、お疲れさまでした。この劇場での思い出は、一生の宝物です。市川春希」
2公演目の途中に退席しました。
夜6時ごろ劇場を出て、6時42分発、のぞみ56号に乗って東京に帰り、ほぼ終電の時刻で帰宅しました。
帰りの新幹線の中では、楽日のことを思い出して泣いてしまいました。
最後の言葉を伝えるためにポラ撮影で行列を作るお客様たち。
もうこの劇場で会えない寂しさを感じながら、「また会おうね」「元気でね」と返す踊り子たち。
あの光景は一生忘れることはできないし、いつ思い出しても泣きそうになってしまいます。
・女性の形をした外壁の看板
・広くて天井の高いステージ
・2つ並んだ盆
・鏡張りの壁
・開演前に観客全員に配られる社長からの差し入れ
・生歌のオープンショー
・満員の場内で行なわれるウェーブ
・ポラ撮影の途中に起こる拍手
・紙吹雪が舞い落ちるリボン
そんな広島だけの魅力的な光景が失われようとしています。
本当に、劇場が夢の中だけの存在になろうとしています。
関東のお客様は劇場を選べるけど、広島のお客様にとって、劇場はこの場所だけです。
閉館してしまったら、ここで築かれた人間関係はどうなってしまうのだろう。
満員の場内を見て、「きっとまだまだ頑張れたはずなのにな」などと思ってしまいました。
でも本来なら2017年に閉館する予定だったので、それから営業再開し、4年も続けてくれたことには感謝しかありません。
さようなら。広島第一劇場。
長い間、営業お疲れさまでした。
みなさんお元気で。