伊沢千夏の引退公演を見に行った浅草ロック座「LAST SCENE」 | 市川春希の日常ブログ

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普通のサラリーマンの日常を記録したブログです。

※本公演に関するネタバレを含みます。

 

前回のあらすじ。

来月で引退するあすかみみを見納めするため、横浜ロック座に行きました。

 

その時の観劇リポート
「荒木まい・あすかみみに会いに行った12中・横浜ロック座」

 

ミミさんの演目「結」を見て、感動して涙する女性客がいたり、ポラタイムではずっと観客たちからの笑いが絶えなかったりと、

いろんな感情にあふれた素晴らしい時間でした。

 

最後にミミさんからサイン入りのポラを頂きました。
ポラには「ありがとう お元気で!」の直筆メッセージと共に、
笑顔で中指を立てるミミさんが映っていました(笑)

 

 

あらすじここまで。
ここから本題。


今年1年を振り返ると、2月公演の「Girl Talk 2nd」以外、浅草ロック座におけるすべての公演を観劇することが出来ました。

(ひとつだけ見逃してしまったことを今さら後悔)

ちなみにすべての観劇レポートをブログに書いているので、よかったら過去の記事も読んでみてください。

 

今回は今年ラストの公演となる、浅草ロック座12月公演「LAST SCENE」を見に行きました。
「LAST SCENE」は、11月公演「TEARS」の出演者と一部の演目を変更した内容です。

 

伊沢千夏【通称:イナツ】は本公演を持って、11年間続けた踊り子を引退します。

引退は残念だけど、イナツさんの引退を浅草ロック座で見届けることが出来たことを嬉しく思います。

 

なるべく良い席で見たかったので、この日は開場10分前に浅草ロック座に着きました。
この日は平日にもかかわらず、すでに劇場には30人くらいの行列が出来ていました。
きっとイナツさんの人気の影響です。

 

行列に並んで待っていると、見慣れた顔ぶれの人たちが頻繁に劇場に出入りしていました。

 

・いつも受付にいるスタッフのお兄さん
・照明スタッフの水島会長
・劇場入りする本公演の踊り子たち
・リハを終え劇場を出る次回公演の踊り子たち

 

などが出入りしていました。

※浅草ロック座では、閉演後の深夜から翌朝にかけて次回公演のリハーサルを行っています。

 

好きな踊り子さんも見かけたので、待っている時間も退屈しませんでした。

ちなみに、劇場の外で踊り子の方々を見かけたとしても、声をかけたりせず、

気づかないふりをするのがファンとしてのマナーだと思います!

 

入場し、無事に良い席を確保できました。
席を確保した後、差し入れ置き場に、推しの踊り子である早瀬ありすへの差し入れ&ファンレターを置きました。

 

開演時間になると蒸気機関車の汽笛が鳴り、イナツさんのアナウンスと共に開演しました。

この日は1回目と2回目の公演を見ました。

 

この日の香盤

 1. 早瀬ありす
 2. 瀬能優
 3. 藤咲茉莉花
 4. 牧野れいな
 5. 赤西涼
 6. 川菜ひかる
 7. 雨宮衣織
 8. 香山蘭
 9. 伊沢千夏

 

「LAST SCENE」

 

 

 1. 早瀬ありす【サウンド・オブ・ミュージック】

早瀬ありすを見るのは6度目で、10月の横浜ロック座以来、2カ月ぶりです。
横浜ではツーショットポラを撮ってもらいました。
つまり大ファンです。

 

サウンドオブミュージックのBGMに乗せて、イナツさん扮するマリア先生が登場し、その後、7人のトラップ兄妹たちに扮した踊り子たちが登場しました。

この時の踊り子たちの動きはアドリブ多めです(特に雨宮衣織)。

全員、光るリストバンドを付けています。

このリストバンドは浅草ロック座のメイドバーで販売中です。


兄妹たちが1列に並び、マリア先生によるドレミの歌のお勉強の時間が始まりました。
なぜかアルプスの少女ハイジに扮した早瀬ありすによるブランコのパフォーマンスがありました。

 

原題がサウンドオブミュージックなのにハイジが登場する理由ですが、

「サウンドオブミュージック」→「主人公は家庭教師」→「家庭教師と言えばトライ」→「トライといえばハイジ」

で合っているでしょうか??

 

いきものがかりのしっとりとした歌声に乗せてベットを行いました。

 

余談ですが、早瀬ありすは5歳児の役です。
5歳児が盆で脱ぐって、なかなかヤバい光景ですね(笑)

 

 

 2. 瀬能優【ロミオとジュリエット】
瀬能優は私にとって初めましての方です。浅草ロック座に乗るのは3年ぶりだそう。

ロミオ役の香山蘭と、ジュリエット役の瀬能優によるシンメトリーなダンスです。
曲は尾崎豊の代表曲でした。

 

天井から床にかけて、カーテンを模した大きな幕が下がっています。

2人がカーテンに包まるシーンがありましたが、このシーンは
「ロミオとジュリエットが初夜を迎えた後、朝が来るとロミオが旅立ってしまうため、朝日を遮るためにジュリエットがカーテンを閉じる」
というシーンをイメージしています。


「ジュリエットが眠りにつき、目覚めるとロミオがいなくなっていた。」

のシーンに切なさを感じました。

 


 3. 藤咲茉莉花【二人鷺娘】
藤咲茉莉花を見るのは5度目で、浅草ロック座9月公演「Once Upon a Dream 1st」以来、3カ月ぶりです。
先月公演の【冥途の飛脚】からの変更演目です。

原題の「鷺娘」(さぎむすめ)とは、歌舞伎および日本舞踊の演目のひとつで、鷺が娘に姿を変じて踊るというものです。

 

藤咲茉莉花とイナツさんが白無垢姿&和傘を持って登場しました。

ステージにはひらひらと雪が降っています。
鷺のように振袖を羽ばたく動きの舞いでした。
「美しい女性に見えるけど、正体は鷺」という妖艶さを感じられる演目でした。

BGMが坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」だったことも、冬らしさが感じられて良い演出でした。

 

 

余談ですが、藤咲茉莉花という名前、

草かんむりだらけですね(草はえる)

 

 

 4. 牧野れいな【銀河鉄道の夜】
牧野れいなを見るのは3度目で、浅草ロック座8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP 2nd」以来、4ヶ月ぶりです。
牧野れいなは、今年10月2日NHKの「ノーナレ」や、10月21日AbemaTVの「給与明細」にも出演していました。

 

原題の【銀河鉄道の夜】は浅草ロック座の歴史においては有名な演目だそうです。
ステージには鉄道の座席のセットが組まれ、夜を走る電車の車窓が照明で投影されました。
BGMもガタンゴトンと走る電車の音です。


主人公ジョバンニ役の牧野れいなと、親友カムパネルラ役の赤西涼によるユニゾンダンスです。

 


牧野れいなはインカムマイクを着け、宮沢賢治の文学作品「銀河鉄道の夜」の本文を暗唱しながら踊りました。
全身に金色(牧野)と銀色(赤西)のヒッピーが付いた衣装でした。
まるでスターウォーズのチューバッカと、ウルトラ怪獣ウーのような見た目でした。

 

 

 

照明がヒッピーにキラキラと反射して綺麗でした。

 

牧野れいなは「ユニゾンダンス」「小説の暗唱」「特殊な衣装の衣装さばき」という、かなり高度なことを同時にやっています。
なかなかの練習量を感じましたが、やや滑舌が悪かったことが残念でした。

先月にこの景を担当した ゆきなは、セリフもダンスも完璧だったので、今回は滑舌の悪さが気になってしまいました。


ただ、セリフのひとつである「カムパネルラ」という人名は言いづらいので、役者にとっては残酷なセリフだと思いました。

 

 

 5. 赤西涼【もののけ姫】
赤西涼【通称:りょん】を見るのは4度目で、8月の横浜ロック座以来、4カ月ぶりです。
横浜ロック座では、打上花火の演目に感動しました。

 

ジブリ映画の【もののけ姫】がモチーフの景です。
りょんさんの衣装は、もののけ姫のサンそのものでした。
ステージには巨大なファンにより強風が吹き荒れました。
4人のダンサーは真っ白な布に全身を覆われており、風に大きくなびいています。
この風は荒ぶる大自然を表現しています。
私は猛吹雪が吹き荒れる雪山をイメージしました。

 

もののけ姫に扮するりょんさんが大自然を駆け抜けました。
“強風との戦い“でもある景です。
先月にこの景を演じた星崎琴音は本番中、風により転倒してケガをしたそうです。

私が見たときには星崎琴音のビザに大きな青アザがあり、痛々しさを感じました。

“踊り子がケガをするレベルの強風”というのは演出としては やり過ぎな気がしました。
りょんさんは最後まで無事に終えることを祈っています。

 

この時のダンサーは、【瀬能、早瀬、雨宮、川菜】の4名なのだそうですが、4人とも全身を布で覆われているので、誰が誰やら、さっぱりわかりませんでした。

※マジでこんな衣装でした。

 

とりあえず、一番小柄なのが早瀬ありすなのだろうと思いながら5人を見守っていました。

 

荒ぶる大自然との闘いが終わり、ベットでは、落ち着いた優しい表情でポーズを決めました。
映画もののけ姫のラストシーンで、穏やかな表情になったサンを思い出しました。

 

 

・ハーフタイム
イナツさんのドキュメンタリー映像が流れました。今回は、いつもの水島会長による演目紹介は無しです。

 

真白希実【通称:マッシー】との会話シーンが少しだけ見られたのが嬉しかったです。
イナツさんとマッシーのふたりは、必ず浅草ロック座のトリを務める看板ダンサーなので、基本的に浅草ロック座で共演することはありません。

2人がお互いをどう思っているのかを少しだけ知ることが出来ました。

真白(伊沢に対して)「登場しただけで会場の空気が変わる」
伊沢(真白に対して)「踊り子じゃなくてダンサー」
だそうです。


閉館した「マカオロック座」の話もあり、ロック座の歴史も感じられる貴重な映像でした。

 

それと、イナツさんの先輩である藤咲茉莉花との会話が面白かったです。
藤咲茉莉花の発言。
「(伊沢千夏は)前はもっと尖っていた」
「(伊沢千夏は)本当は女優になりたかったのに、ダマされてここにきた」

伊沢千夏「そんなことない!」
というやり取りがツボにハマりました(笑)


藤咲茉莉花は意外と毒を吐くキャラだということを知れました。

どちらにしても、

この世界に入ってくれてありがとうございました!

 

VTR終盤、川菜ひかるがフレディマーキュリーのマネをするシーンがありました。

このシーンは次の6景の前フリです。

 

「幸せなら手を叩こう」の曲と共にハーフタイムが終わりました。

 

 

 6. 川菜ひかる【We Will Rock You】
前回の【こびとの楽園】からの変更演目です。
川菜ひかるを見るのは3度目で、浅草ロック座6月公演「STEPS ON BROADWAY 1st」以来、6カ月ぶりです。

 

ハーフタイムが終わり、幕が開くと、ステージには黒板・机・イスの教室のセットが組まれました。
黒板に書かれた日直の名前は「らん」だそうです。

 

川菜ひかるは教師の役で、メガネをかけ、白いブラウスに黒いミニスカートの衣装でした。

生徒役の藤咲、香山、早瀬、牧野の4名は女子高生の制服を着ています。
茶髪&タトゥーの香山、パーマヘアの牧野など、
この高校は風紀が乱れています。

 

登場時の生徒たちの動きは完全にアドリブのようで、
牧野れいなは貞子のように髪を前に垂らし、それを見た早瀬ありすは素で爆笑していました(自由すぎ)

 

川菜ひかるが黒板に文字を書いた後、ハードロックミュージックに乗せてダンスを始めました。

このときの黒板に書かれる文字もアドリブのようで、私が見たときは
1回目「きのうは2じにねた」
2回目「今年はゆきふるかな」
でした (ツイッターかよ)。

 

この6景は浅草ロック座恒例の、観客参加型で盛り上がる景でした。

川菜ひかるによる、コール&レスポンスのマイクパフォーマンスもありました。

クイーンの「We Will Rock You」「Radio Ga Ga」などの曲に乗せて、会場を熱く盛り上げました。

 

浅草ロック座の踊り子たちは全体的にスタイルが細すぎですが、
川菜ひかるはヒツジなみに白くてふっくらした官能的なスタイルでした(エロい)。

6月に見たときよりも、ふっくら感が増している気がするのは気のせいでしょうか。。。

 

ふと、

「クイーンのWe Will Rock Youがモチーフの景なのに、なぜ教室が舞台なんだろう??」
と疑問に思いました。
おそらく、1曲目のヴァンヘイレン「Hot For Teacher」のPVを意識していると思います。

 

 

こちらのPVは教室が舞台で、似た衣装の教師も登場していました。

 

余談ですが、早瀬ありすは6月の「WONDERLAND 1st」でも制服、10月の横浜ロック座でも制服、この景でも制服でした。
今年はたくさん制服姿が見られて幸せでした。

 


 7. 雨宮衣織【フラガール】
雨宮衣織【通称:いおりんご】を見るのは4度目で、浅草ロック座7月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP 1st」以来、5カ月ぶりです。
いおりんごは2004年デビュー、2009年引退。そして7年のブランクを経て2016年に復帰という、珍しい経歴を持った踊り子です。

 

7景は震災復興のシンボルであるフラガールがモチーフの景です。
ステージには7色で7羽の大きな折り鶴が吊ってありました。


雨宮衣織、伊沢千夏、藤咲茉莉花の3人が、三味線のゆったりとしたBGMに乗せて、フラダンスを静かに舞いました。
3人の腰には小さな千羽鶴が付いています。

この折り鶴はすべて手作業で折ったのでしょうか??衣装スタッフの計り知れない労力を感じました。

 

この千羽鶴は震災で亡くなった方々への哀悼を示しています(個人の見解です)。
3人とも踊り子歴10年以上の大ベテランなので、とても落ち着いた様子で安定感があり、癒される時間でした。

 

いおりんごは、クールビューティでポーカーフェイスなイメージでしたが、
ベットでは、いおりんごの優しいスマイルがたくさん見られました。

まるでモナリザのよう。
いおりんごの優しい笑顔に癒されました。

 

 

 8. 香山蘭【チャップリンの演説】
香山蘭を見るのは3度目で、浅草ロック座8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP 2nd」以来、4カ月ぶりです。
10月2日、NHKで放送された「ノーナレ 裸に泣く」に出演したことが話題でした。

ノーナレは私も感動したので、録画を10回以上 繰り返し見ました。

 

今年1年、ストリップ業界がテレビや雑誌で取り上げられたり、浅草ロック座でも連日 大入りが出たりと、ストリップ業界が大ブームな1年でした。

ノーナレに出演した香山蘭の功績は大きいと思います。

※余談ですが、ノーナレにおいて、早瀬ありすはなぜか顔にボカシが掛かった状態で出演していました。

 

この8景は個人的に大好きな景です。
チャップリンが監督&主演した映画「独裁者」の演説シーンがモチーフです。
独裁者に扮したチャップリンによる反戦の演説シーンは当時、世界から称賛を受けました。

 

「演説をBGMに踊る」という特殊な演目です。

衣装はソルジャー風の帽子&ジャケットにホットパンツでした。
反戦という、非常に重たいテーマの景ですが、香山蘭のブログを読むと、この重たいテーマに真正面から向き合う真面目な姿勢を感じられました。

 

浅草ロック座といえば、豪華な衣装や、煌びやかな照明が有名ですが、この景は
照明や衣装による演出を極力抑え、裸とダンスによる、ストリップ本来の魅力を堪能できます。

 

演説によるダンスを終えた後、香山蘭は衣装を脱ぎ、舞台袖に投げ捨てました。

香山蘭の鍛え上げられた肉体が本当に美しかったです。

 


そして、この景だけ、裸の時間がだいぶ長めだったのが良かったです。
あいかわらず香山蘭のダンス力や表現力は高すぎます。

筋肉&タトゥーのワイルドな見た目もあり、香山蘭が演じないと成立しない景だと思いました。

ベットでは、ノーナレのラストシーンと同じポーズか見られたことが嬉しかったです。

 

 

 9. 伊沢千夏「La Vie en rose」
イナツさんを見るのは5度目で、浅草ロック座9月公演「Once Upon a Dream 1st」以来、3カ月ぶりです。
先月の「レ・ミゼラブル」からの変更演目です。

 

香山蘭以外の出演者が全員、ピンク色のバラをモチーフとした衣装を身にまとって登場しました。
センターにはイナツさんがおり、大きなバラの花をあしらった椅子に掛けています。
その装いはまるでフランスの貴族のようです(デヴィ夫人が着ても似合いそう)。

8景のダークな印象から一変、ステージがピンク一色に染まり、明るく豪華な世界に変わりました。

 

フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの曲「À Quoi Ça Sert L'Amour ?(愛が何の役に立つ?)」に乗せて、8名のダンサーによるフォーメーションダンスが楽しめました。
まるでディズニーランドのショーを見ているような楽しい空間でした。

ちなみに9景で使用された7曲のうち、4曲がエディット・ピアフの曲でした。


7人のダンサーからの、バラの花びらによるシャワーがひらひらとステージに舞いました。
原題の「La Vie en rose」とは「ばら色の人生」という意味です。
これから待っているであろうイナツさんの華やかな人生を祝福するかのような光景でした。

 

イナツさんは他の踊り子たちから見送られ、「You Raise Me Up」の壮大な曲でベットを行いました。

サビと共に盆が上昇し、降り注ぐ照明に照らされ、イナツさんはとても神々しい存在に見えました。

 

メインステージに下がり幕が閉じました。

 

今回は引退記念の特別演出として、カーテンコールがあります。

カーテンコール中のみ、花束&プレゼントを渡すのがOKな時間です。

 

再びカーテンが開いた後、イナツさんは十二単のような衣装を羽織り、中島みゆきの穏やかな歌声に乗せソロで舞いました。
舞台上手(かみて)より、観客から花束を受け取ると、会場から一斉の拍手が巻き起こりました。

カーテンコールを終え、観客からの盛大な拍手と共に幕が閉じました。

しっかりと引退を見届けることが出来て良かったです。


伊沢千夏は容姿、実力、経験、人気すべて揃った、まさに浅草ロック座の象徴です!

ストリップ業界における、ひとつの時代が終わったことを感じました。

 

 

・フィナーレ【銀河鉄道999】

前回公演「TEARS」と同様、「銀河鉄道999」のダンスミュージックに乗せた楽しいフィナーレでした。

 

 

イナツさんはメーテルの衣装で、他のダンサーは白くてフワッフワな衣装でした。

盆ではイナツさんが踊り、花道ではダンサー8人が踊る楽しいフィナーレでした。

 

 

メーテルの衣装を着たイナツさんは美しくて、メーテルの美しさをゆうに超えています(メーテルをコエテル)
車掌に扮するりょんさんによるメンバー紹介&MCで幕を閉じました。

 


1公演ごとの合間に、今回だけの特別VTRが流れました。
イナツさんの歴代公演のVTRと、浅草ロック座2018年の振り返りVTRです。
若かりし頃のイナツさんも綺麗でした。(藤月ちはるとの共演が多めなことに気づきました)

2018年の振り返りVTRも、当時を思い出しながら楽しめました。

 

 

ここで、このブログでも浅草ロック座の2018年を簡単に振り返ってみたいと思います。

 

・1月公演「華」
伝説の踊り子こと、雅麗華先生プロデュースの公演で、南まゆ・みおり舞・武藤つぐみによる三番叟がありました。
武藤つぐみのエアリアルに驚き、感動した公演でした。
ハーフタイムの演目が布袋寅泰の「バンビーナ」だったことも印象的でした。

 

・2月、3月公演「Girl Talk」
エロと可愛さを前面に出した公演でした。
高崎美佳の鍵穴ダンスにエキサイトし、小野寺梨紗の生歌のうまさに驚きました。

 

・3月、4月公演「BRAVI!」
大見ちゃんの蝶々夫人、星崎琴音のアイーダ、マッシーのトゥーランドットなど、ストリップ×オペラの世界を堪能しました。

 

・5月、6月公演「WONDERLAND」
武藤つぐみによる46日間連続エアリアルポールという決死のチャレンジに感動しました。
BSフジ「ストリップ劇場物語」で密着取材されていた公演でもあります。
ディズニーが大好きな私にとって、アリス×ストリップのコラボには興奮しました。
2ndのトリを担当する予定だった小野寺梨紗が体調不良により降板し、その後、ストリップの世界からフェードアウトしてしまったことが気がかりでした。

 

・6月、7月公演「STEPS ON BROADWAY」
坂口杏里が本番2日前にドタキャンというハプニングにも負けず、素晴らしい公演を完成させた浅草ロック座の底力を感じた公演でした。
おおみちゃんのキンキーブーツ、みおりんのキャッツ、マッシーのシカゴなど、ブロードウェイミュージカル×ストリップの世界観を存分に楽しめました。

 

・7月、8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」
ノーナレで密着取材をされていたことでも話題の公演でした。
東洋ショー劇場所属の荒木まいを浅草ロック座で見られるレアな公演でした。
フレンチカンカン、パウワウ、カリンカ、アフリカンダンス、中国舞踊など、浅草に居ながらにして世界旅行を楽しめました。

フィナーレは夏フェスのようにサンバカーニバルで熱く盛り上がりました。

 

・9月、10月公演「Once Upon a Dream」
ディズニー大好きな私にとっては、グリム童話×ストリップのコラボにエキサイトしました。
1年ぶりに見た西カリちゃんのシンデレラが美しかったです。
花咲ぼたんと雪芽さゆりという新人の堂々とした演技にも感銘を受けました。

 

・10月、11月公演「秘すれば花」
1年ぶりの川上奈々美との再会に喜んだり、この公演がデビューのあおいれなに癒されたりしました。
ストリップ×能の世界観を楽しめました。

 

 

そんなわけで、今年最後のストリップ観劇リポートを終わります。
今年も、たくさんの踊り子たちとの出会い&素晴らしいショーとの出会いに感謝です。

 

数えたら、今年は25回、ストリップ劇場に行きました。

今年の浅草ロック座は、ひとつだけ公演を見逃してしまったので、来年はすべて見たいと思います。
あと、浅草でしか見たことが無くて、ポラ館でも見たい踊り子が何人かいるので、来年はタイミングを計って会いに行きたいと思います!

 

 

余談。


この日、浅草ロック座の公演を見た後、浅草寺に行きました。
正月の浅草寺は絶対に混雑するので、年末のうちに初詣を済ませました(笑)

「来年も素晴らしい公演をたくさん見られますように」
とお祈りしました。

 

おわり。