一迅社アイリス編集部

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一迅社文庫アイリス・アイリスNEOの最新情報&編集部近況…などをお知らせしたいな、
という編集部ブログ。

こんにちは!

本日も今週末発売の一迅社文庫アイリス5月刊の試し読みをお届けいたします(*''▽'')

試し読み第2弾は……
『皇帝陛下の専属司書姫2 神官様に断頭台に送られそうです!』

著:やしろ慧(けい) 絵:なま

★STORY★
嫉妬に狂いヒロインを邪魔して死んでしまうゲームの悪役に生まれ変わっていた伯爵令嬢カノン。妹を選んだ婚約者からの婚約破棄を受け入れ王都で夢の司書生活を過ごすはずが、なぜか攻略対象である皇帝(ラスボス)と恋人契約することに……。その上、ゲームで悪役カノンを断頭台に送る恐怖の攻略対象(=神官)が現れて!? 断罪される最悪の未来なんてお断り!ーーしたいのに、やたらと色気のある神官が仕事を理由に近づいてくるんですけど!?
悪役令嬢のお仕事×契約ラブファンタジー第2弾!

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 ……カノンは無意識にこめかみを抑えた。不安がどっと押し寄せる。
 既視感のある言葉が次々にミアシャの口から出てくる、
 異例の抜擢。
 最年少。天使のような、容姿の神官。
 そしてなにより、――稀有な治癒能力。
 なんだか、非常に覚えのあるフレーズばかりが出てくる。
 不吉な予感しか、しない。

「後方にいたからカノン様には見えなかったかもしれないわね。どうせならポディム聖官ではなくて、彼の説話を聞きたかったのに。――貴族のマダムたちのサロンに頻繁に招かれるらしいのだけれど、あまりに甘い声で話すから、内容が頭に入ってこないって」
「神官としては駄目じゃないですか? それ」
「ポディム聖官も色男でしょう? 昔はサロンの人気者だったのですって。今でも皇都の人気役者って言われたら信じてしまいそうよ」
「神殿、爛れていませんか?」

 カノンの突っ込みにミアシャは神殿も人気商売だもの、と肩を竦めつつも社交界に疎いカノンに説明してくれた。ミアシャは貴族の事情にも詳しい。

「ポディム家は没落したアーロン子爵家出身なの。家名より家紋が有名かも。船を模した意匠でね、今では子爵家が治めていた地域全体のシンボルに使われているわ」

 領主は没落したが領地は栄え、紋章だけが残るというのは皮肉な事ではある。

「その没落貴族の彼が聖官までのしあがったのは集めた寄付金の多さによるって噂。そもそも、貴族のサロンでどれだけの人間が真面目に説話をきくのかしらね。私だって天使のような神官様が諭してくれるならうっとり聞いてしまうもの!」

 天使のような容姿、貴族のご婦人方の熱烈な支持をうける、孤児院出身の神官。
 設定が盛り過ぎだ。そして、このゲームの世界に生まれ落ちたカノンには注意すべき項目がある。甘く、美しい声。

「義姉上? どうかなさいましたか? お顔の色がすぐれませんが」
「そう。レヴィナスもいい声なのよね、攻略対象だから……」
「は? コウリャ……? なんとおっしゃいましたか? 義姉上」
「ごめんなさい、レヴィ。なんでもないのよ。どうか気にしないで」

 慌ててごまかしながら、カノンは恐る恐るミアシャに尋ねた。

「そんな有名な神官様が式典に参加してくれたのですね、ちなみに……その方のお名前は?」

 ミアシャは、扇子で前方を示した。
 彼女の示す先には、上機嫌なポディム聖官がいる。そして、その隣にいる華奢な青年が視界にはいって、カノンはヒュッと息をのんだ。
 美しい白髪が目に刺さる。青年がこちらを見た気がして、不自然な動きで視線を逸らす。
 ポディム聖官はめざとくミアシャとカノンに気づき、足取り軽く青年を引き連れてこちらにやってきた。今でも役者をやれそうな華やかな笑顔を浮かべ美辞麗句を並べ立てる。

「麗しいお二人がそろわれると、一層華やかですな。ラオ侯爵令嬢、ご機嫌麗しく。お父上にはつい先日お会いいたしました――侯爵家のご慈悲で、皇国民の憂いも和らぐでしょう……どうか私が感謝していたと、くれぐれもよろしくお伝えください」
「神殿への奉仕は貴族の当然の義務ですから。父にもポディム聖官からお言葉をいただいたと伝えますわ。……あら? そちらのお若い方は?」

 ミアシャが今気づいたとでも言いたげに水を向け、レヴィナスが興味深そうにポディム聖官の背後に視線を送る。
 カノンはやめて! と悲鳴をあげたくなった。
 今朝がた見た、悪夢を……重い鉄の刃が首筋を圧迫する感触を思い出して背筋が寒くなるえ。
 顔が引き攣りそうになるのを、唇を噛み締めて辛うじて耐え、カノンはポディムの背後にいる青年を見つめた。さらりと揺れた白い髪に彩られた柔らかな笑み、――気のせいか、全く笑っていない淡い水色の瞳に囚われる。
 名乗るために神官が優雅な仕草で一歩前に出る。
 ずいっと下がりそうになるのをカノンは必死に耐えた。
 名乗られるまでもなく、彼が誰かなんか、とうに知っている。

「シャント伯爵。この度はおめでとうございます。伯爵の慈悲深い御心が、子供たちの未来を明るく照らしますように……私もこの孤児院出身ですので、己の事のように嬉しく思います」

 微笑みは本当に、天使のよう。
 ミアシャが小さく、「きゃっ」と可憐に喜んだ隣で、カノンは「ぎゃあ」と叫びたかった。
 ついでに、できればこのまま全速力で走り去ってこの場から逃げ出したいが、そんな奇矯なふるまいをしようものなら、コツコツとなんとか積み上げてきたシャント伯爵の名声は一瞬で地に落ちる。二十代半ばと見える神官は、カノンの沈黙を戸惑いと受け取ったのか、眼鏡の下にある美しい水色の瞳の目じりを下げた。

「申し遅れました。ロシェ・クルガと申します。伯爵」

 カノンの目の前に現れたのは案の定「攻略対象者」のロシェ・クルガ神官だった。


 ――認めたくない事だが、この世界は、カノンが前世でプレイしていた……ゲーム、『虹色プリンセス』の世界だ。
 ゲーム、虹色プリンセスに出てくる攻略対象者は七名。
 それぞれが七つの大罪を背負っていて、その業をヒロイン、シャーロットが昇華しないといけない。業を昇華しないと、彼らは暴走して国を亡ぼす。
 カノンが最初に出会った攻略対象者は、元婚約者の「傲慢」の大罪を背負ったオスカーだった。彼は今、遠い土地でシャーロット共に幸せに暮らしているはずだ。多分。
「怠惰」なるタミシュ大公ベイリュートは領地で元気にしているとつい先日便りがあった。
 嫉妬の業を司る義弟のレヴィナスはカノンの良き相談相手として側に居てくれる。
「憤怒」の業を持つルーカスは今のところは穏やかに皇国を統治している。
 シャーロットがオスカーと婚約し皇都からいなくなった今、攻略対象はもうこれ以上出てこない、すなわちカノンの破滅も回避できたと思っていたのに……。

「シャーロットの存在意外に、攻略対象者が出てくるトリガーがあるの?」

 カノンは、脳裏に皇宮図書館の地下室を思いうかべた。
 カノンにしか見えない、カノンにしか入れない地下室が皇宮図書館の一画にはあって、そこにはゲームの攻略対象の七つの大罪と呼応するタイトルの七冊の魔導書が存在する。
 中身には攻略対象者の事が記されてあるから、魔導書なのだろう、と思う。
 問題が解決したらしいオスカーの本はただの本になって鎮座しているだけだが、レ ヴィナスの事を書いた「嫉妬」の書は見るたびに違う情報が書いてあるし、後半は白紙だし、「憤怒」の書を含めた他の四冊に至っては開くことすらできない。
 まだ、ゲームのイベントは終わっていないというメッセージに思えて、頭が痛い。

「ロシェ・クルガの本を、焼いておくべきだったんじゃないのかしら」

 内心で神を呪いながら、カノンは出来るだけ笑顔を張り付けて、青年を見上げた。

「お初にお目にかかります、ロシェ神官。過分なお言葉をいただけて嬉しいです」
「私は心からの称賛を口にしただけです、伯爵」

 柔らかな笑みに釣られながら、『色欲の業を持った聖職者が抱く――深淵なる闇』というゲームでの陳腐な煽り文句を思い出して乾いた笑いが出そうになる。
 色欲の大罪を持つ、ロシェ・クルガ。
 将来を嘱望される聖職者であり、清廉潔白に見えながら貴婦人たちを次々に誘惑するというキャラクターだ。シャーロットの純粋さにほだされ、改心した彼は次第に真実清廉な聖職者として成長していく。それはいい。更生するのは大いに歓迎だ。
 だが、しかし。
 ――カノン・エッカルトはロシェ・クルガルートでは絶対に死ぬのである。
 他の攻略対象者のルートと同じく、シャーロットを敵視して虐める、カノン・エッカルトはヒロインと相手役の最大の敵だ。婚約者だったオスカールートでは大体生き埋めだが、生き残ることもある。だが、神官ルートだとなぜかカノンは毎回、断頭台送りになのである。
 悪夢の原因はこれかだったのか、とカノンは夢を思い出して首を抑えた。ぶるり、と寒気がするのをやりすごす。

「カノン様にお会いできて本当に光栄です」
「名高い神官とお会いできて、こちらこそ光栄ですわ」

 カノンが引き攣った笑いを返す横で、レヴィナスが目を吊り上げた。

「――ロシェ・クルガ神官。伯爵を名で呼ぶのは失礼でしょう」
「これは失礼いたしました」

 神官は大人しく頭を下げた。
 トゥーランでは、位が上の人間の名は呼ばず、爵位で呼ぶのが礼儀だ。
 カノンがロシェ・クルガを見つめると、神官は非礼を謝ると言いながらもその美しい水色の目を細めて、堂々と見つめ返してくる。
 シュンとした表情はまるで雨に濡れた花のよう。近くにいた令嬢が、横目でちらちらとロシェ・クルガを盗み見ているのがわかる。
 ――美形なら見慣れているから美しさに心動かされることはないが、ここで不興を買うと、断頭台へ残りが近づいてしまうかもしれない。カノンは愛想笑いを返した。

「私は気にしません。神の御前では皆、神の子。身分の貴賤などありはしないのです」

 神殿関係者が好みそうな言葉を並べてみる。

「義姉上……!」
「あは、は。れ、レヴィも些細なことに、目くじらを立てなくてもいいのよ」

 声が上ずる。カノンのために怒ってくれるのは嬉しいが、ここで神官の好感度を下げると己の命に係わるかもしれない。カノンはひたすら愛想よく美貌の神官と見つめ合った。
 ロシェ・クルガはふわり、と優し気に微笑んだ。

「――それは嬉しいな。では親しみを込めてカノン様とお呼びしても?」
「ど、どうぞ! ご自由になさって!」

~~~~~~~~(続きは本編へ)~~~~~~~~

シリーズ①巻好評発売中ラブラブ
①巻の試し読みはこちらへ――→『皇帝陛下の専属司書姫 攻略対象に恋人契約されています!』を試し読み♪

こんにちは!

今週20日は、一迅社文庫アイリス5月刊の発売日♪
ということで、今月も新刊の試し読みをお届けいたします(≧▽≦)

試し読み第1弾……
『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番6』

著:山田桐子 絵:まち

<STORY>
「実家で過ごすというのは、どうだろうか」
聖獣のお世話をする「聖獣番」として働いている伯爵令嬢ミュリエル。夏バテで聖獣たちがそっけなくなったある日。婚約者である色気ダダ漏れなサイラス団長から、訓練も兼ねて避暑地へ向かうという話が! これで聖獣たちも元気になると喜んでいたけれど、その間、聖獣番は休みだと言われ――。
引きこもり令嬢と聖獣騎士団長の聖獣ラブコメディ第6弾!

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「お、お願い、します……。私も、連れて行ってください……」

 サイラスの胸に触れたことで持ち上がってしまっていた前髪を、大きな手がすいてくれる。優しい手つきが嬉しくて、もっと触れてほしいと思う。一か月も二か月も、この手の届かぬ場所にいるとなれば、きっととても苦しい。

「離れたく、ないんです……」
 服につかまる両手に力を込める。すがりつく指先に、願いを込めた。ゆらゆら揺れる紫の色が、柔らかく甘い色へと変わりますように、と。恥ずかしさに頬は染まり、結局押しきれずに弱気になってしまえば唇も震える。そして、懸命な気持ちが溢れれば翠の瞳は潤むのだ。

「それとも、サイラス様は……。私と離れても平気、です、か……?」

 なかなか望む言葉を発してくれない形のよい唇が、今はとても意地悪に思えた。しかし、ふと気づく。いつもなら、きっと自分の方がこんなふうにサイラスを焦らしているのだろう。

「駄目だなんて、言わないでください……」

 思わず右手を持ち上げて、人差し指をサイラスの口もとで立てる。触れてはいないので、言葉を遮る物理的な効力はない。

「では……」

 だからサイラスの呟きは、ミュリエルの指先に吐息になって触れた。

「君が望まない言葉など言わないように、私のこの口をふさいでくれ」
「っ!?」

 言葉を続けたサイラスは、ミュリエルの右手に優しく指を絡ませ下ろさせる。さらに服につかまっていた手は、上から包まれて動かせない。かがむように近づく綺麗な顔が、重なるのにちょうど良い角度へと傾いていく。
 しかし、最後の少しの距離を残してサイラスは動きを止めた。いくらミュリエルでもわかる。提示されているふさぐ方法は、一つだ。

「……ミュリエル?」

 見たいと願っていた色が、至近距離で艶めいている。その色に誘われるままに、ミュリエルはゆっくりあごを上げた。翠の瞳にまぶたを落としていくのと同じ速度で、紫の瞳も伏せられていく。しかし、息をすることさえ憚る距離でミュリエルの動きは止まった。けして焦らそうとしたわけではない。

「……、……、……や、やっぱり、無理で、んんっ!」

 自ら口をふさがれにきたサイラスにより、ミュリエルのお決まりの台詞は音にならなかった。

『チョロすぎる……』

 成り行きを直接見ずとも完璧に状況を把握しているアトラが、二人からはまったく聞こえない場所で歯を鳴らした。なんとも言えない顔でされた歯ぎしりに、レグ以下四匹も異口同音に賛同する。
 ここぞとばかりに強請る方も、簡単に流された挙げ句上手く転がされてしまう方も大概だ。だが結局どちらの立場であったとしても、想いをよせあう二人には、さしたる問題ではないのだろう。

     ◇◇◇

 日を改め、場所は実家であるノルト伯爵家だ。ミュリエルの帰宅になぜかリュカエルも合わせたことで、居間には久々に家族四人がそろっていた。なぜ昼間に時間を作ってまで帰宅したかと言えば、サイラスから夏合宿の同行には家族の了承を取ってくるようにと言われたからだ。
 目的ありきの帰宅だが、ミュリエルはまず、妊婦である母の目立ってきた腹をなでさせてもらっている。望む反応はなかなかもらえないが、このなかに弟か妹がいると思うともうそれだけで可愛い。

「それでミュリエルちゃん? 今日は、なんのおねだりがあって帰ってきたの?」
「えっ!?」
「うふふ。だってミュリエルちゃんてば、最近用がなければ帰ってきてくれないんだもの。ねぇ? あなた?」

 ミュリエルの向こうからのぞき込むようにして声をかけられたノルト伯爵は、軽い内容のはずの問いかけに重々しく頷いた。

「……嫌な予感しかしないな。はぁ。まぁ、ちょっと待て。すーはーすーはー。よし、聞こう」

 やや前かがみで深呼吸をしたノルト伯爵は、動じぬ精神もまずは格好から、とでも言うようにどっかりと肘掛け椅子に座り直す。それを大人しく待ってから、ミュリエルは口を開いた。

「えっと、その……。サイラス様に頑張っておねだりをしたら、お父様とお母様の許可を取ってくるように言われたんです。それで、その、長期外泊の許可を……」
「ごふっ!!」

 上質な演奏でも聞くかのように目を閉じて指を組み、静かに構えていたはずのノルト伯爵は、ミュリエルの発言を聞いた途端鼻水まで噴射する勢いでむせた。なぜ吹き出したのかわからないミュリエルは、おろおろとするしかない。

「お、おま、お前! こ、婚約したとはいえ、が、がが、外泊ぅ!? うぐっ、げふっ、がふっ」

 どうにも動揺の咳き込みが収まらないノルト伯爵は体を丸め、ローテーブルに手をついた。

「あらあら。長期外泊ってリュカエルちゃんの言っていた、聖獣騎士団の夏合宿のことかしら? ミュリエルちゃんも、それについて行きたいの?」

 ミュリエルと一緒に長ソファに座っていたノルト夫人はゆっくりと立ち上がると、夫の傍まで行きその背をなでた。そして動作と同じくらいおっとりと口を開く。

「あ、はい。それです」
「い、言い方が悪いぞ、ミュリエル! はぁ、もう、ちゃんと考えてから言いなさい……」

 強い一声を浴びせたノルト伯爵は突然の虚脱感に襲われたのか、椅子から滑り落ちるように床に膝をつくと、ローテーブルに突っ伏した。

「えっ、あの、す、すみません。えっと……、近々聖獣騎士団が、聖獣達の避暑と騎士の体力向上を目的として、夏合宿に行くんです。それで、私も聖獣番としてそこに帯同したくて……。えぇと、なので、長期外泊の許可を、お父様とお母様からいただきにまいりました!」

 最初は父親のつむじに向かって説明していたミュリエルだが、途中から気を取り直したのかノルト伯爵が椅子に座り直したので、ちゃんと顔を見て説明を終えた。ちなみにノルト夫人はリュカエルがそつなくソファまでエスコートしており、再びミュリエルの隣に座っている。
 そして、ミュリエルがちゃんと簡潔に要望を述べられたことに満足したのか、ノルト伯爵は腕を組んでうんうんと頷いた。しかし。

「うむ。許可できない」
「……、……、……えっ!?」

 父親の態度と返答が噛み合っていなかったために、ミュリエルの反応は一拍以上遅れた。聞き間違いだと思ったが、続く台詞も否定を重ねるものだ。

「そんなもの許可できるわけがないだろう。考えてみなさい。お前は曲がりなりにも妙齢の伯爵令嬢なのだぞ。リュカエルの話では、夏合宿という名のサバイバル生活だそうじゃないか。お前ができるはずもないし、ついて行ったとて迷惑になるだけだ」

 とうとうと流れていく全面的な否定の言葉を、もとより反論に慣れていないミュリエルが止める手立てはない。

~~~~~~~~~(続きは本編へ)~~~~~~~~~~

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①巻の試し読みはこちらへ――→『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』を試し読み♪

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ゼロサムオンラインで絶賛コミカライズ連載中アップ
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