一迅社アイリス編集部

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一迅社文庫アイリス・アイリスNEOの最新情報&編集部近況…などをお知らせしたいな、
という編集部ブログ。

一迅社文庫アイリス7月新刊 著者サイン本の販売情報です。
下記店舗様にて、7月新刊著者サイン本を販売予定です。

■書泉ブックタワー(東京 秋葉原)
■書泉グランデ(東京 神保町)
■書泉オンラインショップ


※販売開始日は店舗様によって異なりますので、詳細は各店舗様にお問い合わせ下さい。
在庫数や販売開始日・方法について編集部にお問い合わせいただいても、お答えすることができません。
※また、商品に関しましては限定数のため無くなり次第品切れ、終了となります。
品切れの際は申し訳ありません。
こんにちはーねこへび
7月20日発売の一迅社文庫アイリス1月の新刊特典情報をお届けします↓↓↓

弟の代わりの男装騎士生活のはずが……上司の聖獣騎士に求婚されて!?
男装騎士令嬢のもふもふ×求婚ラブビックリマーク

『とある男装令嬢の求婚作法 次期公爵な聖獣騎士が諦めてくれません』

乙川 れい:作 八美☆ わん:絵
ジャンル:ラブファンタジー
文庫判/定価:790円(税込)


★ 書き下ろしショートストーリーA★
下記のアニメイト店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、店舗リストをご確認下さい。

★書き下ろしショートストーリーB★
応援店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、応援店舗リストをご確認下さい。

★書き下ろしショートストーリーC★
下記の書泉&芳林堂書店店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、店舗リストをご確認下さい。

★書泉・芳林堂書店購入者有償特典 アクリルコースター★
下記の書泉&芳林堂書店店舗様で【有償特典付き】を購入すると、限定アクリルコースターがつきます。
※販売店舗は記事最下段、店舗リストをご確認下さい。


あなたが望むなら、最弱聖女のままでいますビックリマーク
実力隠し系最強聖女と訳あり騎士のラブファンタジーラブラブ

『おちこぼれ聖女見習いと出戻り騎士 うっかりで最弱認定されました』

こる:作 由貴 海里:絵
ジャンル:ラブファンタジー
文庫判/定価:790円(税込)


★ 書き下ろしショートストーリーA★
下記のアニメイト店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、店舗リストをご確認下さい。

★書き下ろしショートストーリーB★
応援店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、応援店舗リストをご確認下さい。

★書き下ろしショートストーリーC★
下記の書泉&芳林堂書店店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、店舗リストをご確認下さい。


大人気読み切りシリーズ、待望の11弾登場ビックリマーク
最新作は、凶悪な黒サソリ獣人の成り上がり軍人侯爵と人族の王女の溺愛求婚ラブドキドキ

『暴君侯爵の求婚宣言 石棺から蘇った私を、強面サソリ獣人が褒美に求めてくる』

百門 一新:作 春が野 かおる:絵
ジャンル:獣人×ラブファンタジー
文庫判/定価:790円(税込)


★ 書き下ろしショートストーリーA★
下記のアニメイト店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、店舗リストをご確認下さい。

★書き下ろしショートストーリーB★
応援店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、応援店舗リストをご確認下さい。

★書き下ろしショートストーリーC★
下記の書泉&芳林堂書店店舗様での購入者様に特典がつきます。
※配布店舗は記事最下段、店舗リストをご確認下さい。


配布店舗は、以下の通りになります。

★アニメイト購入者特典配布店舗★
【北海道・東北】
・アニメイト札幌
・アニメイトイオンモール旭川駅前
・アニメイトイオン釧路
・アニメイト八戸
・アニメイト青森
・アニメイト盛岡
・アニメイト仙台
【関東】
・アニメイト池袋本店
・アニメイト町田
・アニメイト吉祥寺パルコ
・アニメイト八王子
・アニメイト立川
・アニメイト渋谷
・アニメイト秋葉原
・アニメイト蒲田
・アニメイト新宿
・アニメイト横浜ビブレ
・アニメイト川崎
・アニメイト水戸
・アニメイトイオンモール土浦
・アニメイトイオンモール太田
・アニメイト大宮
・アニメイト南越谷
・アニメイト所沢
・アニメイト津田沼
・アニメイト千葉
・アニメイト柏
・アニメイト宇都宮
【中部】
・アニメイト新潟
・アニメイト長岡
・アニメイト福井
・アニメイト富山
・アニメイト金沢
・アニメイト名古屋
・アニメイト豊橋
・アニメイト豊田
・アニメイト静岡
・アニメイト浜松
・アニメイト沼津
・アニメイト四日市
・アニメイトイオンモール桑名
【関西】
・アニメイト京都
・アニメイトアバンティ京都
・アニメイト天王寺
・アニメイト京橋
・アニメイト大阪日本橋
・アニメイト梅田
・アニメイト三宮
・アニメイト姫路
・アニメイトイオン明石
・アニメイト和歌山
【中国・四国】
・アニメイトイオン米子
・アニメイトイオン松江
・アニメイト岡山
・アニメイト高松
・アニメイト高知
・アニメイト広島
【九州】
・アニメイト福岡パルコ
・アニメイトモラージュ佐賀
・アニメイト佐世保
・アニメイト熊本

・アニメイトオンライン



★応援店購入者特典配布店舗★
・文教堂書店 札幌大通駅店
・文教堂書店 琴似駅前店
・文教堂書店 函館昭和店
・文教堂書店 川口駅店
・文教堂書店 行徳店
・文教堂書店 赤羽店
・文教堂書店 青戸店
・文教堂書店 武蔵境駅前店
・文教堂書店 南大沢店
・文教堂書店 二子玉川店
・文教堂書店 溝ノ口本店
・文教堂書店 溝ノ口駅前店
・文教堂書店 住道店
・アニメガ×ソフマップ 神戸ハーバーランド店
・MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
・ジュンク堂書店 三宮店
・ジュンク堂書店 三宮駅前店
・ジュンク堂書店 西宮店

【電子書店】
・コミックシーモア
・dブック
・ブックライブ
・ebookjapan
・Renta!
・honto
・BOOK☆WALKER
 ほか



★書泉・芳林堂書店購入者特典配布店舗★
・書泉ブックタワー
・書泉グランデ
・芳林堂書店高田馬場店
・芳林堂書店みずほ台店
・書泉オンラインショップ



★書泉・芳林堂書店購入者有償特典販売店舗★
・書泉ブックタワー
・書泉グランデ
・芳林堂書店高田馬場店
・書泉オンラインショップ



※特典は、なくなり次第終了となります。
※特典配布方法の詳細は各店舗様にお問い合わせください。
こんにちは!

一迅社文庫アイリス7月刊の試し読みをお届けします(〃▽〃)

試し読み第3弾は……
『暴君侯爵の求婚宣言 石棺から蘇った私を、強面サソリ獣人が褒美に求めてくる』

著:百門一新(ももかど いっしん) 絵:春が野かおる

★STORY★
病で若くして死んだはずの王女シンシア。目覚めるとなぜか時が経ち、黒サソリ獣人の軍人侯爵の腕の中でキスをされていた!? 王家の墓場からシンシアを連れ出した彼はかいがいしくお世話をしてくれるけれど、最凶最悪の『戦場の暴君』と噂され恐れられる人物らしくて……? 侯爵の豹変に慄く周囲をよそに、シンシアは彼と王都に向かうことになって――。
獣人シリーズ第11弾は、黒サソリ獣人の成り上がり軍人侯爵と人族の王女の溺愛求婚ラブ!

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「お帰りなさいませ、旦那様」

 男が玄関をくぐると、使用人達が頭を下げて主人を出迎える。どうやら主人に同行していたようで、男の後ろから執事服の中年男性が続き、彼らの仕事の指示へと入っていった。
 どうやら連れ帰られたらしいが、そもそも自分がどうしてここにいるのかも謎だ。

(私は死んだはずよね? でもキスの感触も――はっ)

 なぜ、忘れていたのだろう。
 そもそも気絶した原因は、彼だ。何を呑気に持ち帰られ、運ばれているのだとシンシアが震え上がった時、男が玄関フロアの中央で足を止めた。

「なんだ、その目は」

 彼が顰めた顔を向けてきた。居合わせた執事だけでなく、屋敷の使用人達もビクッと肩を揺らして動きを止める。
 その異様な空気にシンシアが気を取られたのも束の間だった。

「おい」
「ひゃあっ」

 男が顎を掴み、ぐいっと視線を合わせられて情けない声が出た。

「ここへくるまで平気だったのに、なぜ急に怯えた」
「怯え……? えぇと、初対面時をお忘れですか? その、急にアレしてきましたし……」

 アレとは、と言わんばかりに彼が顔を顰める。
 シンシアは彼がキスを思い出す様子もなくてショックを受けた。彼にとって、あれはとくに意味のないものだったのだ。
 男が「まぁいい」と言って歩みを再開した。よくないが、これで確信した。

(さよなら、私のファーストキス……)

 かなり女性遊びをするタイプの軍人なのだろう。キスしてきた理由は分からないが、彼にとってとくに意味はなかったのだ。
 レディを肩に担ぐなんてあり得ないことをしている時点で、察するべきだった。
 使用人達はとくに疑問の視線も投げてこない。
 意見をするのも怖いみたいなのは、合わせられない視線からも感じた。屋敷内の重い空気は気になるが、自分を降ろさない男の考えもとくに気になる。

(いい加減降ろして欲しいのだけれど、どこへ向かっているのかしら?)

 男はシンシアを担いだまま、二階へと上がっていく。

「旦那様、お申しつけ通りに準備が整っております」

 三名のメイドが部屋の前で待っており、彼がそちらに入室した。

「ご苦労。あとは俺がする、下がれ」

 そこは大きな部屋だった。いったい何をするというのだろうと疑問に思ったシンシアは、男が真っすぐ進んだ場所を見て「は」と声が出た。
 辿り着いたのは浴室だった。湯も溜められている。

「お、お待ちくださいっ」
「あ?」

 彼の身体をぱしぱしと叩いて止まってと伝えたら、男がまたしても不機嫌そうに見てくる。

「まさか……私を入れるおつもりですか!?」
「俺が持ち帰った。俺が入れて何が悪い?」

 彼は、いったいどの国の常識を口にしているのだろう。そう思って固まってしまっていたシンシアは、男がバスタブに向かうので、慌てた。

「ま、待って待ってっ、私は女性なのですけれど!?」
「それがどうした?」

 どうしたって、大問題だ。

「長いこと風呂に入っていないんだ。入れてやるから、大人しくしてろ」

 それを聞いて、どくんっと胸が不安の鼓動を打った。

(私……やはり死んでいたんだわ)

 供養用とも考える噎返るような花の匂いを思い出す。
 石棺は恐らく墓だ。だとすると、そこから起き上がったのを見て、彼は自分を連れ帰ったのだ。でもどうして今は生きているのか?

「よし、じゃあいいな」
「えっ? お待ちを、私の沈黙は了承ではありませんっ。たぶん一人で入れますから、いえっ、一人で入ってみせます!」
「頑固だな。俺が拾った、だから俺が入れる」

 頑固なのは彼のほうだ。シンシアは歩き出した彼を止めようと必死に軍服を握って揺らしたのだが、湯気が立ち上るお湯がすぐそこまで迫る。

「異性に裸を見られたらお嫁にいけませんんんんん!」

 腹の底から本音をぶちまけた。こうなったら全力で主張することにした。異性に裸体を晒してしまう醜態だけは、避けたい。
 男が「煩いな」と足を止め、呆れたみたいに見てくる。

「ガキが嫁だのと、何を言っている」
「十七歳です! 子供ではありません!」
「そうか。生憎、俺は女に困っていないから安心しろ。飽きるほど見慣れた。いまさら見てもなんとも思わない」
「やはり女性遊びを……!?」
「それの何が悪い? 向こうから寄ってくる」

 なんて人だ。シンシアは衝撃で言葉を失う。
 彼は眉間にずっと皺が寄っていて強面ではあるが、端正な顔立ちをしているのは確かだ。さぞやモテるのだろう。

(でもあなたは女性の裸体も見慣れていたとしても、私は無理です!)

 ここはありったけの声で抵抗を、と考えたシンシアはハッとした。
 以前は大声なんて出せなかったのに、今はできている。揺らされても吐き気だってない。

(これは――限りなく健康な身体なのではないの?)

 と思った時、突然の浮遊感に襲われた。

「えっ? ――きゃあ!」

 どぼんっとバスタブの湯に全身が浸かった。あろうことかこの男、乙女であるシンシアをバスタブに放り込んだのだ。

「なんてことをするのですか!」
「ぎゃあぎゃあ煩い」

 水面から顔を出した途端、返ってきた男の投げ入れた理由に唖然とする。

「へたすると何十年も石棺にいたのに、全然大人しくしないな。身体は平気だという認識でいいのか?」

 彼が、マントを浴室の床に広げながらしゃがんだ。
 シンシアは息を呑む。マントが濡れるのにわざわざ目線を合わせてきた彼は、もしかしたらそう怖い人ではないのかもしれないと思っておずおずと答える。

「……だい、じょうぶです。すごく健康的です」

 自分でも信じられないが、今の身体は水の重みさえ軽々としか感じないほどに健康だ。

(身体が弱くないなんて、まるで奇跡だわ)

 奇跡。まさにそうだ。だとしたら今生きている状態は――。

「ん?」

 湯に浮かんでいたスカートの裾を、男の大きな手にガシリと握られた。
 まさかと思って視線を上げると、こちらを見据えている男がいる。彼の目には真剣な強さがあり、シンシアはさーっと血の気が引く。

「とっとと剥かせろ」

 直後――浴室が騒がしくなった。
 メイド達が大変困った様子で戸惑い眺めている。

「いーやー! 実行しようとするお人がいますかっ、手をお離しください!」
「大人しくしていろ」
「断固拒否します! ここで大人しくしたら大切な何かを失う気がするのですっ」

 シンシアは、自分の服を引きはがそうとして引っ張る男が信じられなかった。無我夢中で抵抗する。
 と、その手が湯に滑って彼の頬にぺちんっと触れた。

「あ」

 メイド達がひどく緊張したように「ひっ」と声をもらす。
 人を叩いたことなんて経験がないシンシアは罪悪感で胸が痛んだ。おろおろと彼の頬に手を触れる。

「も、申し訳ございません、他意はなかったのです。滑ってしまって。大丈夫ですか? 痛かったでしょうか?」
「――人族のあれしきの力で、獣人族にダメージを与えられるはずがないだろう」

 彼がシンシアの手の上から、自分の手をそっと添えた。ビクッとしたら、彼の手が『大丈夫だ』と告げるみたいに徐々に包み込んでくる。

「だから、謝らなくていい」

 ゆっくりと自分に戻ってきた男の目には、苛立ちも怒りもない。
 意外と怖くないお人みたいだ。シンシアは不思議に思って、彼を見つめ返す。すると彼が様子を見ながら、そっと鼻先を寄せてきた。

「気のせいかと思っていたが、――水に流れたはずなのに俺の匂いがするな」

 その謎の呟きは、半分しか耳に入らなかった。
 突然二人の間から『ぐぅ』と緊張感を飛ばす盛大な音が上がったのだ。
 シンシアはみるみるうちに真っ赤になった。浴室内を見守っていたメイド達も「まぁ」と声をもらす。

「腹が減ったのか」
「……は、はい、そうみたいです……」

 自分のお腹から鳴った音は間抜けに聞こえた。食事を食べる元気もなくなっていたのに、空腹感もやはり健康的だ。

「それなら食事の準備を進めさせる。彼女の世話を、終えたら食卓へ連れてこい」

 男が立ち上がり、メイド達に指示すると浴室から出ていった。


~~~~~~~~~(続きは本編へ)~~~~~~~~~~

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黒馬獣人の副団長と愛犬家令嬢の求婚ラブ、要チェックでお願いします!!