「満を持した夏風邪ですね」
と、医師は私に告げた。
もう10月だというのに、
遅すぎる夏風邪め。
「先生。だけどなぜわたしはいつも喉が痛くなるんですか。同じ風邪でも、ひとによって熱がでたりお腹にきたり、ちがいますよねぇ」
「みんな女性性と男性性をあわせ持っているものなんだけど、あやさんは本来女性性が多い。話すっていうのは命令することを思い浮かべるとわかるけど男性的な行為だよね。あやさんは本当は話なんてさほどしたくない、閉じていたいと思っているのに話している、本来的にあまりないものを無理に使っているからね」
かなり思い当たる（笑）。
実際、
ピンクレディの『UFO』みたいにテレパシーで会話できないのか？と真剣に考えている。
「ということは先生。たまに喉を痛くしたりしてだましだまし生き延びていくしかない、ってことですか」
「その通り。」
降参だ。
「今のあやさんには、物質よりもエネルギーのほうがいいと思うから。ホメオパシー４日分出しますね」
この医師にはもう10年以上お世話になっている。有り難い存在だ。
診察終了。
↓クリニックのビルから街を眺める
いつも前を通っているが、
閉まっていたり行列だったりでまだ一度もいただいたことがないラーメン。
今日こそは麺屋RAGEだ！
と店へ寄ったら、
「6時からです」
と言われ時計を見たら5時40分。
朝からあまりものを食べておらずお腹がすいたので、
やっぱり今日も春木家本店だ！
と足早に帰途へついた。
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