閲覧注意。

出生前診断でお腹の子がターナー症候群と判明した方向けの記事です。特にお腹の子のお父さんに読んで欲しいと思ってます。

最近、無認可の新型出生前診断(NIPT)の普及により、妊娠中にターナー症候群と判明する方が増えてます。ターナー症候群に関する情報は少なく、その状況下で期限内に決断する事はとても大変なことです。

最終的には夫婦で決めることだし責任を負う必要がありますが、安易な決断にならないように、実際にターナー娘を育てている父親からの意見を申し上げてます。一方的で乱暴な物言いです。すみません。でも、これは出生前診断とターナー胎児との闘いと思ってます。私は彼女たちを応援したい。

賛否両論だと思います。
不快に思われた方はアメンバーやフォローを解除してください。

閲覧した皆さんの意見も知りたいです。
もし、これまで書いたサイトやブログが少しでも役にたったと思う方はコメントいただけないでしょうか。
ターナーの会にも入っていないし、私が皆さんの前に現れることもないので、本音を聞かせてください。
反対意見でももちろん結構です。
こんなクレイジーな記事にコメントすることは勇気がいるかもしれませんが、その言葉が誰かの役にたつかもしれません。
どうか皆さんの声を聞かせてください。
(投稿履歴を残したくない方はメッセージに内容を書いていただければ、匿名で紹介させていただきます。リブログも大歓迎です。)

あすかさん、LittleMyさん otomeさん、naoさん、rinsaさん、ぴぽさん、miraclechildさん、nanaさん、たかぽーんさん、monmondonさん、HACHIさん、5歳児の母さん、カナさん、ひーちゃんさん、かりんさん、中1娘の母さん、シシィさん、もうすぐ5歳児の母さん、NOBUNさん、さくらしょこらさん、くらくらさん、virgo-sagiさん、2歳児の母さん、Kさん、幼児の母さん、1歳児の母さん、はなまるさん、8歳児の母さん、2歳児母Mさん、あおさん、モモシンさん、ラヴェルさん、高校生の娘を持つ母さん、nokko-2021さん、豆もんさん、nonoさん、3歳児の母さん、子育てママ応援さん、ゆーさん、nyanpiさん、みちさん、ryoさん、とんさん、幸あられさん、マッツンさん、れみママさん、ターナーっ子医学生さん
声を聞かせてくれてありがとう!あなた達の声が妊婦さんだけではなく、今まさに子育てに悪戦苦闘中の方の心に響いているようです。ホントにありがとう。





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妻が妊娠し、お腹にいる子がターナーだとわかって10年以上経ちます。

今ではほとんど普通の生活を送っている私たち家族ですが、振り返ってみると平坦ではありませんでした。




得体の知れないターナー症候群ということを知らされ、
妻とケンカしてテーブルの足を折ってしまったことも、
妊娠を続けると決断してからも心の奥底では不安だったことも、
誕生するまで生きた心地がしなかったことも、
生まれた直後に体つきを確認したことも、
母乳やミルクの飲みが悪く一晩に何度も吐かれたことも、
布団の上で娘が宙を舞ったことも、
他の子の成長をみて惨めな気持ちになったことも、
算数が苦手なことも、
方向音痴なことも、
片付けが苦手なことも、
集中力がないことも、
手術の痛みでまるで幼子のように泣き叫んだことも、
ここには書ききれない些細なことも、



振り返ればいろいろありました。







少しでも同じ境遇の方の参考になればとターナーデータバンクというサイトを作り、とてもデリケートなターナー症候群の不妊体質と向き合うブログを書き、アメンバー申請をされる方に質問させていただき、無視されることも多く、もうホントに何度もサイトもブログも閉じてしまおうと思いましたが、それでもたまに参考になったありがとうとおっしゃってくださる方もいるのでなんとか閉鎖せずに今に至っています。








お腹の子がターナーと判明したという方も時々いらっしゃいます。当然、当時の私たちと同じように皆さん悩んでます。


マイナーな疾患なので情報も限られるので当然かと思います。








ここからは個人的な思い綴ります。偏った意見だし、この記事によって余計に迷いが出たり、罪悪感を感じてしまう方もいると思います。

家庭環境や人生観によって考え方が違うのは承知してます。

それでも、私は娘とこれまで歩んで来たので、少しはターナーのことを知っているつもりです。だから偏った意見だけど、それはそれとして主張させてもらいます。








ターナー娘はいろいろ問題あるにせよ、将来的に自立できます。もちろん例外もありますがほとんどは自立できると思います。


疾患のなかには、家族の生活に大きな負担が掛かりきれいごとでは済まされない場合もあると思いますが、ターナーの場合は外出に制限もないし、旅行だってできるし、娘とは二人で海外に行ったこともあります。妻は今でもフルタイムで働くことができてます。生活が荒んで離婚を考えるなんてことも、これまで一度もありません。




お腹の子をどうするかは最終的には夫婦の決断になりますが、お腹の子は言いたいことも言えないので代わりに私が言います。














敢えて人生を閉ざすほどのことなのか。



一般女性と全く同じというわけではないけど、それでも生まれてこない方がいいと思うほどのことなのか。



それは人生を奪うほどのことなのか。



俺だって福山雅治や佐藤健のような容姿で生まれたかったけど、そうでなくてもそれなりに人生を歩んでいるぞ。



高望みしたらキリがないから自分なりに幸せを見つけていくのが人生じゃないのか。




先回りして、悲観して、勝手にお腹の子の人生を決めつけてはいないか。




傷つかない人生なんてあるのか。




お腹の子の将来に悲観しているフリをして世間体を気にしてるだけじゃないのか。




できない理由を探していないか。









ゲームと違ってリセットは簡単じゃないぞ。脳も発達してれば痛みだってあるかも知れないぞ。



無理やりお腹から出されて、呼吸もできず、体温も調節できず、凍えながら息絶える。



それほどターナー娘を育てることは不幸なことか。



俺はそこまでじゃないと思うぞ。



家族や上の子の生活に大きく制限が掛かることもないと思うぞ。



未知のものは不安という気持ちも分かる。



できれば何の疾患もない普通の子がいいという気持ちも分かる。



それでも次に身ごもったとしても、それは別の命だぞ。



お前たちの決断一つで、生まれるはずの人生がなくなってしまうんだぞ。






だから、








だから、







もし、迷いがあるんなら、








なんとかして、








なんとかして、









彼女たちに、








生まれるチャンスを、









生きるチャンスを、









与えてはもらえないだろうか。





















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