キングスマンのマシュー・ヴォーン監督の最新作は、ベストセラースパイ小説作家の作品の内容が現実に進行している陰謀と酷似していて、そのストーリーの続きを巡って、敵対組織が小説家の身柄を奪い合うスパイ・アクション・コメディー『アーガイル』

単に売れっ子小説家がスパイ抗争に巻き込まれるだけでなく、中盤から敵のボスが父親として登場したり、母親までもが組織と関係していたりと主人公だけが何も知らない中で進行しているのかと思いきや、その主人公すらただの小説家じゃなくて、しかも・・・と、二転三転どころか、一体誰が正義なのかもわからなくなるほどバトルロイヤル状態で、散らかしまくってますが最終的には勧善懲悪な感じできれいに締めくくられてます。

★★★☆75点

まぁ、小説の内容が事実に酷似するってそういうオチになるよね・・・ではありますが、ガチのスパイ・アクションではなく、キングスマンをさらに砕けたような感じにしたスバイコメディと思えば、楽しめるかと。エンタメ色は強めです

ラストに小説の主人公のスパイ・アーガイルが登場し、しかもエンドロールキングスマンのエージェントであることも明かされますが、どうやら次回作がこのあたりのお話になる模様。アーガイルは三部作となるみたいで今後の展開に期待したい