汐見夏衛原作の小説を、福原遥主演で実写映画化した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

1945年の終戦間近の時代にタイムスリップした女子高生が、路頭に迷っていたところを助けてくれた青年に恋をしてしまうが、その彼は特攻隊員だったというファンタジー要素のある切ないラブ(?)ストーリー。

めちゃめちゃ泣けると話題なのでどんなものかと観てきました。

タイトル的には有名な泣けるアニメっぽい感じもしますが、時代が時代だけに、お国のために自ら志願し命をかけて敵に突っ込んで散っていくことを尊い事とし、それを拒んで愛する者と生きるのは非国民だ、生き恥を晒すことになるとか、平和な現代で生きている我々には違和感しか無く、恋愛モノというよりは、日本も半世紀前はこれが当たり前のように行われていたおかしな国だったことを改めて知らしめ、戦争の無意味さと命の尊さを伝えるドラマ映画ですね。

★★★☆70点

個人的には思ったほど泣けるお話ではなく、どちらかというとタイムスリップしているところより、その経験を踏まえた主人公の母親への態度の変化の現代パートのドラマのほうがちょっと泣けますね。。。