週刊ヤングジャンプ連載中の原泰久先生の中国の戦国時代を描いた伝記漫画の実写映画化シリーズ三作目『キングダム 運命の炎』

原作は現在69巻まで出てますが、前作「遥かなる大地へ」が7巻くらいまでだったのでまだまだ全然序盤。。。生きてるうちに完結までいくのか心配になるペースですが(笑)、今回はコミック第8巻、後の始皇帝・秦の王“嬴政”の過去、人質として囚われていた敵国・趙から逃亡する際のエピソード「紫夏編」から、主人公“信”が王騎将軍から“飛信隊”の名を受けて、進攻してきた趙軍との激戦を描いた「馬陽の戦い」そして李牧、龐煖登場までの第13巻辺りまで進んでます(途中の羌瘣の襲撃エピソードとかはカットされてますが。。。)

前半の政が王になる信念を確かなものにした感動のエピソード、そして熾烈な戦いを制して大きな武功をあげた飛信隊、原作ファンも気になっているであろう李牧、龐煖のキャストと、なかなか見せ場も多く、ポイントを押さえた再現度の高さも個人的には高評価。★★★★80点

この先信達を苦しめる策士・李牧と最強の武神・龐煖は誰がやるのかと思ったら、なるほど、この人達なら納得でしょうね。

個人的にはこういう続き物のシリーズを映画化するのって途中から観ても訳がわからなくなりますし、年1本ペースならまだしも間が空けばさらに付いて来れなくなる人も増えて段々先細りで興行成績が延びなくなると続編が作られなくなってしまいそうな不安はあります。。。この先も見所の多いエピソード盛りだくさんなのでキングダムはそうならないことを祈りたい