2012年にフジテレビの深夜TVアニメ枠“ノイタミナ”で放映され、TVアニメは3期まで、劇場版も5作品が公開されている人気アニメシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス』の10周年集大成として、新作『劇場版PSYCHO-PASS サイコパスPROVIDENCE』が12日より公開。

シリーズの時系列としては2019年公開の劇場版三部作の3作目「Case.3 恩讐の彼方に_」の後、TVシリーズ第3期に繋がる、これまで語られなかったエピソードということで、個人的にもこのシリーズは大ファンなので、本当に楽しみにしていた一本です。

TVシリーズ第3期は主役の公安監視官・常守朱が人殺しの元監視官として幽閉されていて、全くの新キャラ慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフの二人の新人監視官が主人公で灼の父が炯の兄を殺害して自殺していてその事件の裏に隠された真実を追っているような話でしたが、そう言えば結局本編では詳細が語られておらず、気になっていたところですが、本作はそこをきっちり埋めてくれる内容でした。人殺しの元監視官と言われている真相なので、朱らしいというか確かに彼女だからできる方法だけど、ちょっとそりゃないよ的なもやっとした感じには終わりますが、なるほどそれであの3期の流れになるのかときっちり繋げられてますのでこれまでPSYCHO-PASS を見てきた人は必見かつこれを観ないと終われないかと。

ドミネーターも相変わらずの万能銃っぷりで、外務省の特別管轄区域・出島の雰囲気とか、今回のボスキャラの能力とか攻殻機動隊を思わせるサイバーパンクな感じがまた、個人的にはめちゃめちゃカッコ良くて最高でした。

★★★★☆90点

ただ、PSYCHO-PASS 知らないとこの作品だけ観てもさっぱりかと。。。

まさにファン向けのアニメ映画(笑)

一週目の来場者特典は書き下ろしイラスト集「PSYCHO-PASS 10th MEMORIAL NOTE」

26日から配布の第2弾特典設定集がちょっと気になる。。。