ポール・トレンブレイの小説を原作にしたM・ナイト・シャマラン監督のスリラー映画『ノック 終末の訪問者』
女の子を養子にして山奥のキャビンで暮らす男性カップルのところに武器を携えた4人の男女が押し掛け、3人のうち1人が犠牲にならないと世界が滅ぶ、誰が犠牲になるのか自分達で決めてほしいととんでもない選択を迫られ、当然に拒むと、拒む度に押し掛けた4人のうち1人ずつを他の者が殺害し、その死が引き金になり世界に大災害が起きていくのをニュースで見せられ、このまま拒み続けたら3人は助かるが世界は滅亡すると、狂喜じみた強迫が続くワンシチュエーションスリラー。
本当なのか嘘なのか、最終的に一体何が起きるのか、どう収拾つけるんだろうと気になるところはありますが、1人の犠牲で世界を救うか自分達だけが生き残るのか、本当に滅ぶかどうか、4人が同じく見たという啓示のようなビジョンだけを信じるしかないような状態で、命を賭けるめちゃくちゃな設定で、選択しなければ押し掛けた側が死んで行くのも何で?って感じですし(そもそもこの犠牲になって災害が起きるなら死なないほうがいいようにも見えるし)、結構突っ込みどころも満載です。最終的に思ったほど捻りもなくて、普通なスリラー映画ですね。。。★★★60点