広瀬すず、櫻井翔主演で2年前に放映された一話完結型のミステリードラマの続編が新作劇場版で帰ってきた『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』

テレビドラマの方はいつも通り(笑)全く観たことありませんが、ポンコツ探偵・風真尚希(櫻井翔)と天才助手美神アンナ(広瀬すず)の凸凹コンビが探偵事務所ネメシスに来る依頼を解決しながらアンナの失踪した父親と自身の出生の謎を追うストーリー。

映画の冒頭でアンナが失踪した父親がゲノム研究所で産み出した世界でただ一人のゲノム編集ベビーであること、アンナの持つネックレスに隠された研究データを巡って、その研究データを独占しようとする見えない富裕層の黒幕に命をも狙われているというところまではわかり、映画はテレビドラマの最終話から2年後のお話のようです。

今回のストーリーは、“窓”と呼ばれる謎の男(佐藤浩市)が現れ、身近な仲間や知り合いが次々と殺されていくという悪夢で毎朝目覚めるアンナと、夢と同じように命の危険に晒されていくチームネメシスの仲間達が、観ている側も困惑するような夢と現実が交差するなかでその真相を解き明かしていきます。

流石に夢を現実のように思わせるトリックってどんなんだと思ったら、シリーズの黒幕スポンサーの富裕層の金にものを言わせた強引すぎる内容で、ちょっとミステリーと言うにはフィクション色が強すぎる感じがします。。。

謎解きも思ったほど爽快さがなくちょっと消化不良。。。★★★60点

テレビドラマもこんなノリだったんですかね?

佐藤浩市さん演じる“窓”のミステリアスな存在感もいい感じで、劇場版だけにチームネメシスは勢揃いみたいですし、ドラマからの結構重要キャストの退場とかいろいろ仕込まれてるのに、なんだかスッキリしないのは黒幕がフワッとしたまんまだからなんですかねぇ??