森見登美彦の小説が原作のSFラブコメアニメ映画『四畳半タイムマシンブルース』

公開は9月30日でしたが、公開劇場もあまり多くなく、TOHOシネマズではやってなくて、しかも三週間限定となかなか鑑賞ハードルの高い(笑)作品ですが、TVアニメの「四畳半神話体系」と映画化もされている上田誠脚本の青春SF舞台作品「サマータイムマシンブルース」のコラボということで(サマータイムマシンブルースは見たことないですが・・・)どんなものかと会社帰りに鑑賞。

森見登美彦のアニメ映画化作品というと過去にも「夜は短し歩けよ乙女」ってのがありましたが、好みの分かれる絵柄とシュールな世界観に、少し不思議なSF テイストは観ると結構ハマります。

「サマータイムマシンブルース」のストーリー展開を、四畳半の色濃いキャラクターたちが下鴨幽水荘というおんぼろアパートを舞台に見事に再現しているようで、全く印象の違う作品なのに、こんなにもぴったりとハマるもんなんだなと、見終わったあと拍手したくなるほど個人的にはスバラでした。

★★★★☆95点

ベースの「サマータイムマシンブルース」のネタが秀逸なのかもしれませんが、前半の噛み合わない話など、めちゃくちゃに散らばった伏線がタイムマシンの登場から次々繋がり、キレイに回収される様はホントに見事で、ほっこりしたラストにもかなり満足できる素敵な青春SFラブコメです。

これを先に観ると、僕愛君愛は確かにちょっと物足りないかもしれません。

これはホントにおすすめできます

あれをタイムマシンと思わせる藤子不二雄先生は偉大だなぁとつくづく思います(笑)

ディズニープラスで配信されてるのでそっちでチェックするのも良いかと。