過去に死亡事故のあった曰く付きの物件に住み続ける芸人"松原タニシ"の体験談を綴った著書を元にした、KAT-TUNの亀梨くん主演の映画『事故物件』

売れないお笑い芸人が事故物件に住んで怪現象をレポートするネタで人気を博し、事故物件を転々としながら怪奇現象をレポートしていくうちにとんでもないヤバイ目に合うホラー映画。
実話を元にしたとありますが、後半の死神(?)とかちょっと作った感はあります
まぁドアが勝手に開いたり、オーブが写ったり、映像が乱れたり程度だと映画には盛り上がりに欠けるのでちょっと盛らざるを得ないのは致し方ないところか。霊が見えるヒロイン役の奈緒さんが恐怖に怯えるのがなかなか迫真で、いいアクセントにはなってました★★★60点
実際の松原タニシさんの知名度も私自身この映画で知ったくらいなのでネタ的には微妙ですね。。。
個人的にはいくら売れるためとは言え「事故物件に住んでみた」って過去の事件や人の死を面白おかしく紹介するとか、ネタとしてはあまり趣味のいいものでは無いなぁと思います。。。
と言いながらオカルト系はそれなりに好きなんですが(笑)
この映画も最後は「こういうことするとこんな目にあっちゃうよ」と教訓的に締め括られます。
不動産取引の際に、過去に死亡事故等があった物件には告知義務があり、物件情報に"心理的瑕疵あり"と記載されているそうですね。私自身もこれまで結構あちこち転々としてますが、流石にそういった物件には当たったことはないです
まぁこっちから希望しなければまず紹介されないでしょうし、気付かなかっただけかもしれませんが(笑)
まぁ、一応有名な事故物件紹介サイト「大島てる」で住んでるところはチェックしちゃいますけどね。
そうそう、劇中で最後4軒目の物件はヒロインの子が「縁起の悪い間取り」と言ってたのが何のことかピンとこなかったんですが、畳の敷き方(卍敷)や天井の竿縁の方向(床さし)などタブーがあるんですね。。。畳って適当に並べてるんじゃないんだ(当然ですが・・・)思わず部屋の畳の向き確認しちゃいました(笑)
いくら家賃が安くても、そこで誰かが亡くなったとなるとなかなか気持ちのいいものでは無いですが、逆にそういうのが気にならない人は、あえて安く借りれる事故物件を狙って住んだりするんですかね。。。
事故のあと別の人が住んでしまえばその後は告知の必要は無いそうですし、家主や不動産仲介業者もそう言った物件は何とかしたいでしょうし、入居希望者は願ったりかなったりなので、劇中でも明らかにネタで使われているとわかっていて紹介していましたが、なるほどこれがいわゆる"事故物件ロンダリング"ってやつですな。
まぁ劇中の不動産仲介業者の事故物件担当者はちょっとネタのようにヤバイ物件を斡旋しててとんでもないことになってましたが、ともあれ人の死をネタにしちゃダメだよねとつくづく思います。。。
ムビチケ特典にクリアファイルついてました