熱心なヒンドゥー教のハヌマーン信仰者のインド人の男パワンが、異国で迷子になっていたパキスタン人の言葉を発することができない少女シャヒーダーを、スパイ容疑をかけられながら宗教、国境の壁を越えて母親の元へ送り届ける愛と笑いと感動のヒューマンドラマ映画『バジュランギおじさんと小さな迷子』

TOHOシネマズでは上映がないのでこの作品もノーチェックだったのですが、これまた会社の先輩からかなりオススメもあり、レビュー評価も高得点のようですし、どんな映画かもわからないまま鑑賞。
過去の迫害や争いの歴史、宗教ごとのしきたりや教義など知らない私からすると、なんでそんなことで目くじらたてるんだろうとか、もう少し融通利かせればいいのにとか思うのですが、国同士、宗教間の溝は深く、そんな軽いものではないのはわかっていても理解しにくいものです。
映画の中でも簡単には国境は越えさせてもらえず、パスポートもなければスパイ扱いで捕らわれ拷問されるわけですが、そんな中でも、ハヌマーンの教えから、絶対に嘘をつかない主人公は、数々のピンチに見舞われながらもその真摯な行動がいつしか両国民までも動かしていきます。
頭でっかちのわからず屋も多い中、協力してくれる人達もたくさんいて、世の中捨てたもんじゃないなと優しい気持ちになれる映画です。★★★★85点
シャヒーダー役のハルシャーリーちゃんしゃべれない役ですが、ジェスチャーがかわいいですね。
額に手をの当てる「アイターっ」てしぐさとか(笑)
出だしはなんか一昨年公開されてた『LION/ライオン~25年目のただいま~』を思い出しました。
こっち(バジュランギ)のほうが全然おすすめですけどね
勧められなければ観なかった映画ですが、また良い映画に出会えたなと思います