夜中に、鳥籠で倒れていた銀鳩のいちごセロ。

セーちゃんが、倒れてることなんて基本的にないことだから、体調がおかしい。

体中に吐いたものがついたりしていました。

先月、手に乗せようとしたときに、セーちゃんがフラッとしたことがあったから、ちょっと弱ってきてるのかもしれないとは思ってたし、3.4歳くらいの時からうちの家族になって、もう15歳くらいになるので、この数年はちょっと覚悟していたとはいえ、それでもセーちゃんの親は20年近く生きていたので、まだまだ一緒にいれると思ってました。




真夜中やから、鳥をちゃんと診れる獣医が近くにない。

かなーーーり遠いところには見つけたけれど、車の長距離移動が体重110gくらいしかない小さな鳥には、ガタガタする道中も苦痛になってしまうかもしれないから、急いで連れていくのかどうかも本当に悩みました。

東京で、前に飼っていたセーちゃんの妹で、天国にいった銀鳩のチャーたんが、鳥も診れます!って書いていた動物病院二か所で、ちゃんとわかってなかったくせに適当に治療されていて、弱ってしまった事があったので、信用できる鳥を診れる獣医じゃないと、ほんまにあかんねん。

だから考えた結果、かかりつけ医に朝一で行くことになり、朝までは暖めてあげたり、お水を飲ませたりしてましたが、かなり弱っていて本当に苦しんでいて見てるだけでも辛かった。

寝かせてあげたりしながらも、たまに呼びかけたら、動画を見てくれたらわかると思いますが、頑張って返事をしてくれていたので、朝まで寝ずに看病していました。


セーちゃんの最後の動画は、こちらをクリック。

 

 



朝8時頃、セーちゃんは15歳で天国に逝ってしまいました。

本当にショックすぎて、家族みんなで泣きまくりました。

家族になって11〜12年くらいになりますが、こんな急にお別れするとは思ってなくて、病院さえ行けば治療したら大丈夫やと思っていたけど、病院に行く前に残念ながら亡くなってしまいました。



セーちゃんが家族になると決まった時は、元々先代の銀鳩チャーたんが、私のマジックショーでの出演が多くて、体に負担にならないようにもう1羽を貰おうと思って、チャーたんの兄弟のビィちゃんを飼いました。

でもビィちゃんは双子の1羽やったねんけど、家族として迎えた次の日に亡くなってしまったねん。(もう1羽の違う方にもらわれた子も、同日に亡くなったらしい。)

チャーたんはヒナくらい小さな赤ちゃんの時から育てたから、ビィちゃんもそのつもりやったけど、まさか次の日に亡くなると思っていなかったので、赤ちゃん銀鳩から育てるのが怖くなって、それで当時3.4歳くらいと言われた、チャーたんのお姉ちゃんのセーちゃんが、家族にくることになりました。

ヒナからじゃないから、チャーたんみたいに懐いてくれるかとか、マジックがちゃんとできるか不安に思っていたけど、チャーたんがマジックでは毎回100点満点な演技をしてくれていましたが、セーちゃんは、80点くらいの時もあったが、たまに120点を叩きだすような、空気読みまくりで笑いの神が降りてくるような子でした。

チャーたんもセーちゃんも、他のマジシャンの人からもほんまにすごい褒めてもらっていたので、私が12年もプロマジシャンでいれたのは、チャーたんやセーちゃんのおかげなんです。

マジックで、銀鳩が出現するだけで、みんなのびっくりした顔や感動してくれたりと、本当に全国いろんな場所に、チャーたんやセーちゃんと行きました。

息子のいちごショート君が生まれる前のメインは、六本木のマジックバーやショーパブに出ていたので、ほぼ毎日六本木に仕事で通ってる銀鳩でした。

もともとチャーたんもセーちゃんも、たぶんオス

やと思うと言われてたので、男性マジシャンの名前をつけました。

チャーたんは韓国の大好きなマジシャンのチャーミングチョイ様から名前を借りて、いちごチャーミングチョイとゆう名前でチャーたん。

セーちゃんは、日本のマジシャンのセロ様から名前を借りて、いちごセロとゆう名前でセーちゃん。

あとあと、二羽とも卵を産み出したから、女の子

やったんやけどね。

ちなみにビィちゃんは、まだ名前をつける前に亡くなってしまったので、マジシャンの名前はつけてないねん。


2021年6月に、まだ1歳半くらいの銀鳩いちごマリちゃん(いちごミスターマリック)が、鳥籠から飛び出してしまい、探しまくりましたがいまだに帰ってきません。

この1年内に2羽しかいなかった銀鳩が、まさか2羽ともこんな形でお別れすることになるなんて、ほんまに凹んでます。

銀鳩の寿命は10ー20年くらいやから、マリちゃんとはまだまだいれると思っていたから、セーちゃんも孫を見るような目でマリちゃんを見ていたから、いなくなった時は寂しそうでした。

マリちゃんと一緒にきた、テンテンこといちごプリンセステンコーも、一週間くらいで亡くなってしまったので、15年生きたセーちゃんは長生きした方かもしれませんが、その分思い出が多すぎて辛いです。

コロナ禍で、マジックショーが超激減したため、セーちゃんとの最後の仕事は、テレビ出演で毎日放送の『せやねん』のスマイル工務店に出演した時に、鳩出しマジックをやらせてもらった時です。

スマイルさんにも、テクニックはすごいと言ってもらえたのは、それはセーちゃんがすごすぎたおかげ。

今年の初仕事は、3月31日にマジックショーが決まっていたから、それに一緒に行けないのはほんまに悲しいです。




息子のいちごショート君が、セーちゃんに描いた絵とお手紙。

セーちゃんは、ショート君のお姉ちゃん的存在でした。

ショート君が生まれる前は、私のお腹の上に乗ってショート君が生まれるのを楽しみにしていてくれたし、生まれてからもショート君とたくさん遊んでくれてました。



私もお手紙を書きました。

セーちゃんとは、どの銀鳩よりも一番長く一緒にいたので、書ききれないくらいたくさんの思い出がありすぎて、本当にお別れが辛すぎました。

セーちゃんが一緒にいて幸せでした。

セーちゃんも同じように思っててほしいです。



阪和動物霊園でお別れしてきました。



チャーたんと同じように、ちゃんとセーちゃんも骨壷でも家にずっといてほしくて、個別葬儀にしてもらいました。

お別れする時に、なるべく遅めに予約したものの

、時間がどんどん迫ってきても心の準備は全くできなかった。





ショート君が、マイクラのゲームの中に、セーちゃんのお墓を泣きながら作ってくれました。

行方不明のマリちゃん用に、看板も建ててくれました。



犬(らん、りん、るん)や猫(ララ)も、先に天国にいるから、セーちゃんもみんなと天国で安らかに暮らしてください。


大好きなセーちゃん、ほんまに私のマジシャン人生を一緒に過ごしてくれて、ありがとうございました。

セーちゃんのおかげで、笑顔になったお客さん達の心の中でも、今もずっと生き続けてると思います。

セーちゃんと関わってた皆様、ありがとうございました。

セーちゃん達を大切に産ませて調教して育てて、私に譲ってくださった月花さん、セーちゃんを家族にさせてくれてありがとうございました。