あれは、多分、3月下旬の頃だったと思います。

 

 

出勤しているオイラに、突然(ホントに突然です)、社長が

「ん゛ぁのな゛ぁっ、駐車場の申し込みがあ゛ったからぁっ、けぇっ、やっと、一件かよっ」

 

 

全くもってわけのわからないオイラ

「はぁー」

 

 

社長

「ん゛でよぉ゛っ、こういう゛時は、契約書が必要だなな゛ぁ、おいっ、用意しろ゛っ」

 

 

オイラ

「・・・」

(あのぉ・・・話が、まったく、見えないんですが)

 

 

社長

「な゛ぁに、黙ってんだぁっ、早ぐしろ」

 

 

オイラ

「・・・」

(いつもながら、そんなムチャクチャいわれても、困ります)

 

 

社長

「お゛っめぇ、お゛れ゛が、何の話しでんだが、わがってんだっぺ」

 

 

オイラ

「・・・すいません、わからないです」

 

 

社長

「ん゛だよ゛ぉっ、お゛め゛ぇは、事務所にいで、この゛オ゛レ゛が、どう動いでんのが、学ぼうという姿勢は、ね゛ーのがぁっ」

 

 

オイラ

「・・・」

(はい、まったく、ありません)

 

 

社長

「オ゛レ゛は、忙しい゛がら、いっぱい情報はいってくっから、どんどん忘れるんだぁっ。あのウチ(の子会社)でつくったアパート、全然、客がうまんねーだろぉ゛っ」

 

 

オイラ

「・・・」

(はい、それは、時々、そのことを、オイラのせいにして、当り散らすので、知ってます。あのアパートの、銀行からの8000万円の借金 の連帯保証人が、オイラ個人になっているので、ひそかに、心配はしています)

 

 

社長

「でなぁ。○○(アパートを建築・管理している会社)のや゛つと、話して、空いている駐車場、直接、ウチでも貸すように、募集かげでんだぁ

 

 

オイラ

「・・・」

(なんですかそれは叫び、、ふぅーん、ちーぃとも、知りませんでした。アンタも、勝手に話すすめて、オイラには言わないし)

 

 

社長

「だがら゛ぁ、早く、契約書、用意しろっ」

 

 

オイラ

「・・・」

(だから、そんな『突然に』、ムチャクチャ言われても、困ります)

 

 

社長

「ん゛だょよぉーっオ゛メ゛ぇーっ、こんなごども、すぐにでぎねーのがぁっ、いいがぁっ、オレが、今、見本、みせでやっがらぁっ」

 

 

 

社長は、そういうと、何かのファイルから、駐車場賃貸契約書らしきのをみつけだし、それをコピーしてきました。

 

 

 

社長

「い゛い゛がぁっ、こういうの゛はぁっ、こーやればぁっ、すぅぐなんだぁっ」

 

 

社長は、貸主や借主や、駐車場料金などを、きりとりはじめました。

 

 

 

社長

「これ、コピーして、空いたとごに、字かけば、すぐだっぺ、わがっだがっ」

 

 

でたっ、相変わらずの『コピー&切り張り』・・・

・・・毎度毎度、よくこんなやり方で、今まで仕事になっているとと、ココは“半ばバカにしながらも”感心します。

 

 

んで、しかたなくオイラは、その契約書をみていましたが

「社長、これ(契約書)には、仲介業者がいますよ、で、毎年更新で、更新時には、一か月分の月極料、借主が仲介業者に払うことになりますが、ウチは、どういうカタチにするんですか」

 

 

社長

「う゛ぢは、更新手数料なんて、いらねぇぞぉっ、それに、めんどくせぇがらぁっ、自動更新でいいんだぁっ」

 

 

そういいながら社長、“お得意の”・・・、きっきの契約書を切っていると・・・、あらあら、まったく使えないものになってしまいました。

 

 

 

そんなタイミング、

 

 

 

ウチの従業員

「社長、さっきのお客様が、もう少し、検討してから、また後で、電話されるそうです」

 

 

それを聞いた社長

「じゃあ゛、お゛め゛ぇ、『今すぐ』じゃ、なぐなったみてぇだがらっ、契約書、ワープロで、つくれっ」

 

 

(はっ叫び、今からお客さんが契約しに来るのに、しかも初めての・・・、それで今までのハナシなの・・・、ほんとスゴイ汗

オイラは、ココロの中で、ため息をつきながら

「わかりました・・・、で社長、駐車場の図面とかは・・・」

 

 

社長

「あ゛あ゛っ、そんなの、アパートの契約書のコピーすっぱ、いいんだぁっ、そんでなあ゛っ、よ゛ぉーぐきけぇ゛っ、お客さんには、かりてぇ場所、好きな番号、(図面に)指さしても゛らうんだがなんな゛ぁっ」

 

 

オイラ

「社長、あのぉ・・・、ところで、○○さんとは、そのアタリのことは・・・」

 

 

社長は、オイラのことは、無視し、

「ヴっさぁしいっ、とにがぐ、オレのいうとおりにやれやぁっ」

 

 

オイラ

「・・・わかりました」

 

 

まあ、社長の『パワーハラスメント』は社内外問わずです。

しかも、オイラも含め、自分より立場の弱い・低い方が相手だと、もう無法地帯ですから、

おそらくはまあ、理不尽にも承諾はてなマークさせられている可能性は高そうです・・・わかりませんけど。

 

 

そんなことよりも、・・・といってみたものの、正直、契約書をどうつくったらいいのかがわからないオイラでした。

 

 

また、当然ながら、○○さんと、社長とが、どういう話をしているのかもわからず、現在、○○さんが、管理しているはずの駐車場、どこまでの内容で、契約書をつくったらいいのかがわからず、オイラは、途方にくれていました。

真っ先に思い浮かぶのは、〇〇さんの会社でも、当然駐車場の契約書があるはずてす。ソレがいただければなのですが、このアパートの件は、社長が窓口のようになっていて、オイラはまるで蚊帳の外・・・、オイラから連絡をとる術がない状況です。

 

 

そんな時、経理担当常務がオイラに

「(オイラ)さん、○○さんだって、駐車場の契約はするわけですから、何か、ヒナ型、もっていると思います、私が電話して、とりよせましょうか」

 

 

そうそうソコ・・・、てかさ、たぶん、ゼッタイにオノレは、今回の事情は、知っているだろうに(怒)・・・、とはオイラ、思いながらも、渡りに船のハナシと思ったので

「そうですか・・・、じゃあ、お願いしていいですか」

 

 

 

ところが、経理担当常務が、この件で電話していると、ちとばかり席をはずしていた社長がもどってきて・・・

 

 

 

社長が経理担当常務に

「お゛め゛ぇ゛っ、何勝手なごど、してんだぁっ、この件はなぁっ、オレが・・・、このオ゛レ゛が、○○と、話してきめだんだぁっ、あんたも聞いてだっぺっ、余計なごど、すんじゃねーぞっこのぉっむかっ

 

 

経理担当常務

「すいませんでした汗

 

 

だめだこりゃ。

 

しょうがないので、オイラは、もう本当にテキトーに、駐車場賃貸借契約書のヒナ型をつくり、社長にわたします。

 

 

 

正直、自動延長のこととか(それ以外にも、きになることがありました)どう記載したらいいのかがわからないことがあったのですが、どーせ、あの社長のすることですので、アバウトに仕上げてしまいました。

 

 

しかし、次の日の午後、オイラか、昼休みからもどると、

 

 

オイラの机の上に、前日、経理担当常務が電話してとりよせた、○○さんからの、契約書のヒナ型のFAXがおかれていました。

社長の字も書いてあり・・・『ヒナ型』と書いてありました。

 

 

ホントに疲れるし、また体調が悪くなりそうと思いながらもオイラは、それをチェック

・・・やはり、これをアレンジしたほうが、うまくいきそうです。

 

 

オイラの気にしていた、自動延長についてなどの記載もありました。

オイラ、慌てて、作り直しです。

 

 

 

その後、結局、お客様から、連絡があり、駐車場を借りる・・・ということとなり、結局この作り直した契約書が生きることとなりました。

 

 

 

んで、社長が、お客様のところにいったのですが、契約書に、記載されてないといけない、駐車場Noと、契約車両のナンバーが空欄のまま・・・

・・・オマエなぁ、オイラみたいな素人が考えたって、こういうのは『車両契約』なのに、一番大事なトコロが記載されてないじゃんか。

 

 

 

オイラは、社長から、駐車場Noは、『なんとか』きけたのですが、車両Noのこと・・・はい、当然、聞けるわけがないのでした。

 

 

とはいえ、間接的にオイラ

「社長、こういうのって、クルマの車検証のコピーとかいただけないんですかね、そうすれば車両Noわかりますし・・・、あ、運転免許証のコピーも、ホントならいただけたほうが・・・」

 

 

すると当然社長は怒りだし

「お゛め゛ぇ゛っ、うるせぇーぞっこのぉーっ、い゛い゛んだっ、オレがなっ、この目でみて、ちゃーんと判断してん゛だがら、だぁーいじょぶなんだぁっ、ガダガダぬかしてんじゃねーぞっ」

 

 

だめだこりゃ。

 

それにしても・・・

この駐車場は、ウチの会社(子会社)が所有するアパートの駐車場です。

『サブリース』というカタチで、〇〇さんの会社が、運営管理をしています。

 

ようは、基本的にはウチらは、彼らのすることを“みていれば”いいわけです。

 

ところが、アパートができてからというもの、まるで部屋が埋まらない状況をみた社長が、

『空かしておくのもったいないから、駐車場で貸して、少しでも¥回収しろ』・・・、こんなところのようです。

 

百歩・・いや一万歩譲って、そういう発想はわからなくはないのですが、、でもねぇ、いったいどう落としどころつければいいんだろう。