夏のある日。
子どものプール参観日が、大雨で延期になった。
延期日は天気で決まる為、ギリギリまで分からず。
当時の私はシフト制で働いており、延期日はすでに仕事の予定が入っていた。
一応主人にも有給どうにかならないか聞いてみたが、3秒で無理と断られ。
「参観日行けないんだ、ごめんね」の一言に娘、最高潮に不機嫌に。
とはいえ、実家も親戚も遠方だから仕方ないか思っていた。
★★★
参観日前日に、何かの話の流れで「明日参観日なんですけど行けないんですよね~」なんて話をしたところ。
「家から近いから、私が写真を撮ってきてあげる」と言ってくださった方が。
一瞬、思考が停止した。
いや、だって。
真夏のめちゃくちゃ暑い中、わざわざ外に出て、いえば他人の子どもが遊んでる写真を撮りに行って下さるとかどんだけいい人すぎなんですか(ToT)
そんなつもりで言った訳じゃなかったのですが、3回くらい聞き返したところ、どうやら本気でいいみたいで。
優しさに甘えようと園に電話し、こんな理由で明日○○さんが行きますと伝えたところ、もちろん歓迎なので気を付けていらっしゃるようお伝えくださいと言われて。
★★★
スマホの写真を整理していたら、その時送ってもらった写真が出てきました。
本来なら見ることのできなかった娘が楽しそうに遊ぶ姿。
この写真を見ることができたのは、当時の私に仕事と家庭以外の繋がりがあったから。
あなたも創りませんか?自分の居場所を。