だれも教えてくれないこと | 一期一縁  人生で一度きりのご縁を大切に

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地域包括支援センター職員のつぶやき

こんばんは、訪問ナース真紀です。

 

ふと気づけば、2019年

もう一週間もたっているではないですかびっくり

 

年末年始は、おかげさまで、お仕事も

プライベートも充実しておりました。

 

なので、すでにお正月気分は

どこへやら・・・という感じです。

2019年もお仕事がんばります。

 

 

先ほどテレビを観ていたら、

かつて世間を騒がせた村上ファンドの

村上世彰さんが「お金の授業」を

されていました。

 

そのお話の中で

「お金のことについて、だれも教えてくれない。

学校の勉強でもやらない。

お金の話はタブーとされてきた。」

ということをおっしゃっていました。

 

 

その話を聞いて「なるほどな~たしかに!!

と思いました。

 

 

それと同時に、思ったことがあります。

それは「死」についても同じだということです。

上の文章の「お金」を「死」に変換してみてください。

 

 

「死のことについて、だれも教えてくれない。

学校の勉強でもやらない。

死の話はタブーとされてきた。」

 

!?

 

そう思いませんかはてなマーク

 

村上さんは「投資をコワいと思うのは

知らないから」だと話していました。

 

これも同じです。

 

「死」というとなんだかコワい、

という印象ですが、それは

「死」について教えてもらったことがないから、

知らないからコワいと感じるのです。

 

 

でもね、人はだれでもいつか必ず

死ぬ時がやってきます。

 

1日が24時間だということと、

いつか死ぬということ、

これはどんな人にも平等です。

 

その時がいつ来るかはわからないけれど、

必ず来るのです。

そして、自分以外のまわりの人にも

その時は来るのです。

 

いつか、大切な家族や仲間を

見送る時がやってくるのです。

 

その時に「コワい」なんて

言ってはいられません。

 

赤ちゃんが生まれる時には

「両院学級」「パパママ学級」など

命の誕生についてや、子育てについて

教えてくれる場所があります。

また、先輩ママたちが教えてくれることも

あります。

 

でも、まもなくお迎えが来るという時に、

人がどのような経過をたどるのか、

どんなことが起こるのか、

そしてどうやって「看取る」のか、

ということを教えてくれる人は

ほとんどいません。

 

しいて言えば、看護師などの医療職が

その役割を担っているのですが、

「その時」にならないと、なかなか

教えてもらう機会はないように思います。

 

それならば、私がそういう場を

作ればいい。

 

最近、そう思うようになりました。

 

まだ、今すぐにではないけれど、

まもなく人生の終い方を考えていく世代の方、

介護をしている方、

これから介護をしていく方、

いつか来る「その日」のことを

考えておきたいという方はもちろん、

すべての人に知ってもらえたらなと思います。

 

「死」について学ぶということは、

その日のために、それまで自分が

どう生きていくかということを

考えることだと思うのです。

 

2019年、そんな活動もしていきます。