アコギも良いメーカーがたくさんありますけど、私が気に入っているのがBADENです。
十数年前に楽器屋で試奏して「いいな〜」と思ったのですが、そのモデルはピックアップ装備でその性能がちょっと気になって買わなかった。でも生音の響き方とか弾きやすさとかがとても好印象でした。
それから私がしばらくアコギから離れている間に、BADENは世界不況の煽りをくって無くなってしまってんたんですね。
一昨年アコギを新しく買おうと思ってすぐにBADENを検索したらそう書かれていて驚きました。
あんなに良いギターを作るメーカーが、、、と。
が、日本のAYERS GUITARの協力で復活したのだそうです。
AYERS GUITARは私がかつて アコースティックギターのことを非常にたくさん勉強させてもらった「新岡ギターWEB」というサイトの主だった新岡大氏の主催するメーカーです。
氏がBADENの価値を認めてピックアップしたということを知り、そのクオリティを確信したのですぐに注文して入手しました。
D STYLE SFというモデルを購入したのですが、思った通りのサウンドで非常に気に入っています。
だいたい１年使ってみての感想ですが、ピッチ感の正確さ、よく伸びる高音、そして音が減衰して消えていく時の上品な感じ、低音弦の暖かい響きなどが私のプレイスタイルに合っていますしバンドの雰囲気を決定づけています。
バッキングの時は歌の邪魔にならず、リードを弾く時は思うように音を前に出せる。
コントロールのしやすいギターだと思います。
あと、形も好きです。
そんなお気に入りのBADEN D STYLEですが、昨日もう一本注文しました。
今使用しているのがSFといってトップがシトカスプルースでサイドバックがジャーマンメイプルのモデルなんですが、注文したのはこのシリーズのもう一つのモデルでSRといってトップがシトカスプルースにサイドバックがインディアンローズウッドのものです。
最初にSFを選んだのは指弾きで明るい音色が欲しかったからで、大正解でした。
そして１年弾きこんでみて今度は、SRのローズウッドならではの少し甘い感じのニュアンスも欲しくなってきたのです。
レコーディングでギターを多重録音するときにバッキングとリードの音を変えたい場面があったり、コードストロークをユニゾンで重ねるときに微妙に音を変えたい場面があったりするのです。
それで注文となりました。
ステージでもかなり役立ちそうです。
私はチューニングを２種類使い分けているので２本持って行った方が何かと便利だし安心です。
エレキギターはESP一筋でここまできましたが、今後はアコギについてはBADEN一筋になりそうです。
本当に良いギターです。
復活させてくれた新岡センセ（新岡WEB時代のネットでの愛称）、ありがとうございます！
届いたらまたここでもレビューします。
読んでいただきありがとうございました。