第7章 韓国ドラマ映画 
196.ドラマ シュルプ❸
 
 
前日、サッカーW杯韓国-ガーナ戦を家族で観覧、波濤の展開に余りの悔しさで茫然自失、中々立ち上がれません。
時間的な問題も有って次の日はかなりの寝不足で、仕事にも力が入りませんでした。

 

 

気を取り直して気分転換。まずは目下楽しく(アラ探しでストレス発散が?:笑)視聴中のドラマ『シュルプ』のレビュー記事❸とでも参りましょう。
今回は演じる主演陣について。
 
まずはドラマのツンデレ主人公、王子ソンナム大君(テーグン)とその俳優。

 

 

どのドラマでも主人公の男子はツンデレです。
『チョリン哲仁王后』の王様チョルジョン哲宗のキム・ジョンヒョン『雲が隠した月明かり』の世子役パク・ポゴムetc…
終いには現在放映中のNHK朝のTV小説『舞い上がれ!』でもジャニーズのSnow Man目黒蓮扮する柏木弘明さんが必要以上に(笑)ツンデレです。
 

 

特に最後の柏木さんに関して言えばワザとらしいと言うか、航空学校に入学するレベルの人たちがあれ程のコミュ障(コミュニティ障がい)や自己チューを発揮する事が異常で、ドラマのヒロインとの絡みの為のフィクション的設定だと言う事がバレバレですが、ドラマを盛り上げる為の重要な設定なのでしょう。

 

<ソンナム大君>

 

それらはさて置きシュルプではドラマの重大なメインテーマ「イケメンパラダイス」に目を向けた際に主人公ソンナム大君(テーグン)が初回からヒカリまくって居て、事前準備無しに視聴突入した私の様なキャラクターKY(ケーワイ:キョーミ無し)視聴者にも直ぐさま主人公がクローズアップされました。

 

 

そう、それが今回のドラマで大きく注目を浴び、次期ライジングスターと呼び声も高いムン・サンミンくんです。
初登場からして大事な講演に遅刻寸前で登場、ハスっ端な行動でツンデレの様相を垣間見せてくれましたが、私の期待通りの展開になって行きました。
「王座争い」に、「恋」にと目まぐるしく、目覚ましい活躍にて徐々にツンデレ王子「能ある鷹」の全貌を表して行きます。

 

 

彼が生後直ぐに王宮を離れ私邸で育てられたワケがこのドラマのキーポイントになりそうです。
余談ですが、この設定は世宗セジョンの次男スヤンテグン、のちのセジョ世祖が私邸で育てられたモチーフが根底に有るそうで、勿論スヤンテグンが生まれ育った頃、セジョン世宗は王様でもセジャ世子でも無かったので可能だったとの事ですが、全くのフィクションでは無いと言えます。
 

 

このドラマは他にも歴史的事実をモチーフにした設定が随所に散りばめられて居るので、それらをひとつひとつ当て嵌めるのも面白味と言えそうです。
 
どうしても演じる彼ムン・サンミンが目立ち、気になったのでナムWikiなどを調べました。
すると彼はモデル出身の若干22歳です。

 

<ムン・サンミン>

 

2019年から芸能活動開始とキャリアは浅い物の、デビュー作からして連続主演を務め今作で5作目、上でも述べた様に新進気鋭の次期ライジングスターとの呼び声も高いとの事。
聞けば元は他の王子のオーディションを受けたとの事ですが、次男の王子ソンナム大君(テーグン)に大抜擢されたとか。
余談ですが撮影中に大刀のアクションシーン撮影の際に目の下を負傷、何針も縫ったそうで、大事無きを祈ります。

 

<ウィソン君>

 

これまた余計ですが、彼が受けたオーディションはアイドルグループSF9のメンバーにして人気俳優のチャンフィ演じるウィソングンだったのでは?と思って居ます。
何故なら数多い王子の中でもウィソングンはかなりのヒール(悪役)ですが、いつも『SKYキャッスル』『女神降臨』などで清々しい役を演じるアイドルのチャンフィがこの様な悪役を演じる事に驚いたからです。
ムン・サンミンが主人公に抜擢された為、チャンフィが急遽ヒールを演じる様になったのでは?と想像したりして…

 

 

このウィソングン、実際なら王子の座を剥奪、流配され賜死させられてもおかしく無い超悪役です。
元々長子だったとの事で、回を増す毎に大きくなる彼ら2人の対決が見ものです。

 

<太妃のキム・ヘスク>

 

対決と言えば今回、韓国国民的女優のキム・ヘス김혜수演じる王妃と、これまた国民オンマ(国民の母親)キム・ヘスク김해숙演じる王太妃との血生臭い争いも見どころの一つですが、『ヘス・ヘスク対決』とでも申しましょうか?
名前が似て居ますがウリマルで書くと違いが分かります(笑)。
혜수と해숙ですね♪

 

 

実際の歴史的には王太妃が内命婦の長で有る王妃を引き摺り下ろそうと企む事などあり得ない話しですが、同じ国民的女優の名誉を賭けた闘いとして面白い物が有ります。
仁義なきオンナの闘い、果たしてどの様な結末を迎えるでしょう。
勝ち負けはとうに分かり切って居ますが、その過程においてのドロドロ劇を『マクチャン(どん詰まり)ドラマ』の時代劇版として高みの見物と参りましょう。

 

 

それにしてもヒロインキム・ヘスの目力(めじから)に圧倒されます。
そして何よりも眉毛が上下に移動する振れ幅の大きさ(!)に脱帽。
顔の表情で演技する俳優そのものと言った感です(笑)。
 

 

韓国の俳優は演技達者で、役そのものになり切りますから、汚れ役だろうが中途半端にせず、トコトン憑依するかの如くで、役者魂に只々感服する次第ですが、彼女の様な名優が出演するだけで、この時代劇の様な「ヒュージョン史劇」・「ファンタジー史劇」でさえ「本格的時代劇」に感じますから不思議です。

 

 

他にも今流行りのジェンダー問題を絡めるなど、意欲作で有るこのドラマのキーパーソン、ケソン大君テーグンにも触れたいですが、紙面を使い過ぎました。

次の機会と致しましょう。

 

<ケソン大君>

 

サッカーW杯のおかげでドラマ視聴がまだ7話と、一向に進みませんから困り物です。
急いで追いついてレビュー❸レビュー❹、意味のある記事と参りましょう♪
今回は私の呟(つぶや)きレビューと言った呈でした。
次回に是非ご期待下さい♪♫
 

 

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画