第11章 自分史
私の自分史13 大学1年生
 
 
 
 
 

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さぁ、今回から大学生時代に突入です。
私と言えば当時を知る人からすると自ずと知れた
『10点最優等生チェウドゥンセン(オール10点)』で、私の代名詞となってしまいました(笑)。
このおかげでどれだけ騒がれた事か。
一躍スター?になってしまい、『光と影』を呼びました。
 

 

中には私が初めて取ったかの様に誤解してらっしゃる方もいらっしゃいますが大きな間違いで、前年度も外国語学部の女の子が達成して定期大会で討論して居ますし、聞けば2個上の学年の文学部の給費生の先輩も達成したそうです。
もっと言えば私の「戦友」も1科目英語以外10点を獲得しており、その英語は上級・中級・下級クラスに振り分けられて上級以外10点が貰えないシステムだったので、上級に配属されて居れば「オール10点」もあながち無理な話しでは無かったと言う事です。
 

 

かく言う私も3年間のブランク(英語の勉強をひとつもして居なかった)でアタマから英語がスッカリ抜けて居たので、当然中級クラスを希望(学部に懇願しました❗️)しており、リクエストをガン無視されて、給費生私ただ1人で他の学部の現役秀才のグループに放り込まれましたが、もし中級クラスに入れてもらえて居たらオール10は無かった訳で、一言で『運命の悪戯(イタズラ)』としか言い様が有りません。
 

 

それが丁度、朝大委員会のキャンペーンに引っ掛かり、顔写真付きのポスターが食堂の入り口に私の紹介と共に大きく貼られ、しまいにはあの有名な?定期大会の名?迷?討論(スピーチ)で確固としたイメージとして貼り付いてしまったと言う訳です。
言わばスケープゴートにされたと言ってもおかしくないレベルで、それによりオーバーに言えばアイドルスターが味わうような栄光と影を味わったと言う訳です。
 

 

私としてはオール10など高校時代に既に貰っており、朝鮮大学では理数科が無いだけ楽だったと言って良いでしょう。
所詮は得意な歴史がメインの歴史・地理学部だった訳ですから(失礼)。
 
それよりも大学2年生の頃、大学全校生徒を対象に行われた『ウリマル(朝鮮語)実力テスト』全校生徒1位を獲得した時の方が余程嬉しかったです。
 
私が入学した時、(実際現実の事となったが)「トンム、線が細いけど果たしてウチの学部で大丈夫?」と失礼極まり無い言葉を私に投げた、少々間の抜けた喋り方(失礼)をする学部長先生は、私がオール10を獲得すると「学校の床の間に飾って奉って上げる。우러러 모셔 드리겠다 .」とまるで正反対に私を持ち上げ、「欲しければ大学院の個室を特別に1部屋与えてやる」と冗談をおっしゃいましたが、『ウリマル(朝鮮語)実力テスト』全校生徒1位を獲得した時にはこうおっしゃいました。
 

 

「いつも勉強で恥ずかしい思いをして居る我が学部だが、全学部の先生たち大勢居る前で全校生徒1位の学生が歴史・地理学部だと発表された訳だ。
どれだけ胸のすく出来事だったか…」としみじみおっしゃいました。
学部長先生はザックばらんな方で、4年間会う度に、私に普段学生が聞けない裏話を教えてくれましたが、その時の喜び様と言ったらオール10獲得の時と比べ「とても目じゃないはしゃぎぶり」(失礼)でした。
 

 

それを聞いて(そうなのか…)と思いましたが、ジワジワと嬉しさが湧いて来ました。
これは全学部での結果なので「歴・地」だからとかでは有りません。
何にも学部のためになる事ひとつ、貢献出来ない私でしたが、先生たちにひとときの喜びを与えて差し上げる事が出来て感慨無量でした。

 

 

なので、大学生時代に学業で1番嬉しかったのは『卒業論文賞』受賞ですが、2番目はこの『ウリマル(朝鮮語)実力テスト』での全校生徒1位獲得でした。
実力テストなので、ある日突然受験しただけで下勉強も何もしてませんけど(笑)。
 
私は先にも述べましたが、学部で何もオール10を目指した訳では無く最優等チェウドゥン生を目指した訳で、取れれば9点でも良かったのです。
特にこの年『優等ウドゥン最優等チェウドゥン1000名』運動を掲げ、1200人居る学生のうち1000人を最優等にしようと言うマコトに馬鹿げた運動が持ち上がり、1個でも8点以下が有れば「最優等チェウドゥン」を貰えないと規定が改正されたので、私に取っては戦々恐々だった訳です。
「優等」にでもなったら恥ずかしくて外を歩けません。

 

 

そこで、20年間の人生で大きく染み付いた『点取り虫』根性発揮です。
何としても英語で「最優等チェウドゥン」を取らなければ。
英語の先生を訪ねました。
元々、英語が好きで大学に入らず英会話の専門学校に通おうと決めて居た人間です。
給費生でも外国語学部を希望して居た私です。

 

 

何度も何度も先生を訪ね、お話しをお伺いしました。
共通科目の英語担当の先生はとても厳しい方で、妥協とは無縁の方でした。
英語を勉強したいと言う私に開口一番『NHKの続基礎英語』を毎日習慣にしなさいとおっしゃいました。
 

 

それを聞き、私は2年間『NHKの続基礎英語』のテキストとCDを購入し、毎日1人で5〜10分レッスンしました。
余談ですが自分の経験を元に、我が家のミックスツインズにもこの時の教えを忘れず、中学3年間『NHKの基礎英語1〜3』のテキストを2冊、CD1冊購入し、毎日5分ずつ忘れずに勉強させました。
おかげで、それ以外にはさほど勉強せずとも中学生時代に英検3級を、2人高校2年生の頃に英検2級・準1級を獲得出来ました。
 

 

ツインズ曰く、毎日英語をヘッドホンで聞いて居たので、ヒアリングが100%聞こえ、簡単だったそうです。
その1つ見ても勉強の仕方を教えて下さった英語の先生に感謝してもし切れません。
先生とのエピソードも書けば長くなるので多くは省略します。
 

 

私は元々英語が好きだった事も有り、同級生(4年生)の元朝高委員会の友人(外国語学部)の女の子にタイプライターを借りて英語の教科書をタイピングして長文に慣れようと心掛けました。
 
先の英語の先生が「一切試験範囲は定めない。授業した範囲内で課題など無しに試験を受ける事。その代わり点数は相対評価とする。上位3人まで10点評価…」とおっしゃるので、最優等を取るには何とか上位に入るしか有りません。

 

 

その上試験のヒントも何も無く、言わば「五里霧中」です。
私がやった事はまず単語を覚える事で、教科書に載って居る難しい単語を書き出し、単語カードを作りました。
単語カードなら外出中、デモ行進の間にでも単語を覚える事が出来ます。
単語さえ覚えて仕舞えば、文法的には高校時代とさほど変わりません。
とことん単語を覚えました。

 

 

後は英文を訳したり、訳文を英語に再度戻したり。
とにかく、我々に与えられたヒントはただ長文の英語文学が載って居る殺風景な教科書だけなので、教科書内容を色んな角度で分析して準備しました。
他にもたくさん有りますが省略します。
 
この様に英語に付きっきりの私にとある現役生は『歴史学部・英語科か?』と揶揄いましたが、そのエピソードは定期大会の時の討論で使用させて頂きました。(笑)
 

 

口さがない者は私の討論のその部分を揚げ足取り『誰がそんなこと言ったんだよ⁈』と責め立てましたが、『ハーイ私が言いました。』と答えた証人も居るレッキとした事実だった訳です(笑)。
 
英語のテスト結果は並み居る他の学部の優秀な生徒を抑え、私が9.2点で1位、他9.1点、9.0点と続きました。
出来れば9.5点は欲しかったのですが仕方が有りません。
まぁ、先生が相対評価とおっしゃったので、それを受け入れるしか。
 

 

後日、その事を知った、とあるおしゃべりで無駄口の多い他学部・他学年の女子が『本当はオール10じゃ無いんでしょう?』と隣りで私に聞こえる様に大きな声でイヤミを言って居たので反論しようとも思いましたが、タイミングが合わず反論出来ませんでした。
高校の1つ後輩の顔見知りの女子なので、こう書いていると怒りが込み上げ、何の事情も知らないクセにと今でも反論してやりたいです。
知り合いの先輩の奥方ですから今度伝えてもらいましょうか?(笑)
 

 

私は要らぬ『有名人』になってしまったおかげで4年間、色んな羨望や誤解妬みややっかみ注目や揶揄(からか)いなど、要らぬストレスを真正面に受け、学業面でも辛く茨(イバラ)の4年間でしたが、初めて受けた上半期の試験の準備の為に人生初めて1日に18時間勉強して手応えを得た事が大学入学の初の喜びでした。
 

 

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