第7章 韓国ドラマ映画 
164.マイ名作史劇ドラマベスト3
 
 
 
本日、新大久保コリアンタウンのソウルレコードで、迷った挙句ドラマ『緑豆の花』のDVDを購入しました。
以前、TSUTAYAでレンタルして全話視聴し終えたのですが、どうしても手元に残したいと思ったので。
 
そこで今回は私の選ぶ韓国史劇ドラマベスト3を紹介したいと思います。(順不同)
レビュー記事も沢山書いて居るので、併せてお読み頂けると幸いです。
 
1. チュノ推奴

 

 

チャン・ヒョク、イ・ダへ オ・ジホ主演作品 2010年 KBS
 
2010年1月6日から3月25日まで放映したKBSのフュージョン史劇です。
ノビ奴婢が主人の所有物として扱われていた朝鮮王朝時代、『ピョンジャホラン丙子胡乱』の直後、混乱した中、逃げたノビを捕まえてくるチュノ推奴クンたちの話を扱っている作品です。
『イルチメ一枝梅』と共に歴代最高の韓国のフュージョン史劇に数えられる名作ドラマとして評価され、最高視聴率36.3%と人気を集めました。
その年の演技大賞をチャン・ヒョクが見事受賞したのを始め、現在も俳優たちと製作陣の代表作として取り上げられる作品です。

 

 

王やリャンバン両班中心の史劇ドラマでは無く、ノビ奴婢など庶民の姿を生き生きと描いた点が高く評価されて居ます。
追う者と追われる者のスリル満点の追跡劇やストップモーションを多用したスペクタクルな激闘場面も話題になりました。
レビュー記事を4回書いて居ます。
再度観たいドラマナンバーワンです。
 
↓レビュー記事はコチラ↓

 

 

チョ・ジョンソク、ユン・シユン、ハンイェリ他主演作品 2019年SBS 
 
2019年4月26日から7月13日まで放映したSBSドラマ。
1894年甲午農民運動の歴史の中で農民軍と討伐隊に分かれて戦わなければならなかった異母兄弟と女性巨商の波乱万丈なヒューマンストーリーを描いたドラマです。
その話題性から視聴率も初週11.5%をマークしましたが、誰もが知る哀しい歴史を扱っている為か段々と下落、4%〜7%を行き来し最終回は何とか8.1%と盛り返しました。

 

 

評価としては、架空の人物と実際の歴史人物とが上手く調和して居て、ストーリーの完成度自体はかなりシッカリして居ると好評で、殆どのコラムニストやテレビ評論家からも絶賛されました。
 
私もこのドラマはまさしく名作だと思います。
日本軍の残虐な行為を描いているので、地上波で放送される事はまず無いと思われますが、リアリティー溢れて居て朝鮮末期の空気を知るにはもってこいのドラマなので、ウリハッキョの学生たち、日本の進歩的な方々にも是非ご覧になって頂きたいドラマです。

 

 

レビュー記事はコチラも4回書いて居ます。
このドラマをどうしても手元に置いて置きたくて、前述の通り今回コリアンタウンでDVDを購入した次第です。
 
↓レビュー記事はコチラ↓
3. 袖先赤いクットン(赤い袖先)

 

 

イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン他主演作品 2021年MBC
 
この作品は2021年11月12日から2022年1月1日まで放映したMBC時代劇ドラマで、ウィビン宜嬪ソン成氏トグイム徳任の人生と朝鮮第22代王であるチョンジョ正祖との愛を扱った作品です。
 
今回紹介するドラマ3作品の順位付けはとっても難しいのですが、最新作と言う意味で、この作品をナンバーワンとしても決して遜色(そんしょく)の無い作品です。

 

 

2人の話はMBCでの2007年のドラマ『イ・サン』で一度放映されましたが、その後発掘された新しい史料を新鮮なフィクションと結合させた、歴史感溢れる新しいタイプのヒュージョン史劇です。
 
コメディータッチの軽いドラマでは無く重苦しいドラマですが、最近ドラマ視聴率の低迷して居るMBCでの放送にも関わらず最高視聴率17.4%と大ヒットを記録した超話題作です。
 

 

日本ではようやくKNTVで放送開始しましたから、一般的に放送される様になるにはまだまだ時間が掛かるでしょう。
どんなルートを通じても必ずご覧頂きたい名作です。
是非NHK BSプレミアムで放映権を取得してもらい、一般放送して欲しいと思って居ます。
 
以上、私の選ぶ韓国史劇ドラマベスト3でした。