第7章 韓国ドラマ映画 
121.ドラマ地獄が呼んでいる❶
 
 
 
 
早速ですが、本日5時から配信開始したドラマ「地獄が呼んでいる」のレビュー行きます。
 
まずはインターバルを。↓↓↓

 

恐ろしいドラマが配信開始しました。
開始早々モンスターが登場したので韓国ドラマ映画の好きな未確認物体パニック物かと思いました。
地球が破滅する予兆を描いているのかと。
 
 
しかし、超自然体を全面に出しては居る物の、モチーフは深奥です。
テーマは罪と罰とでも言いましょうか?
法の不条理
罪を贖わせる事ですから贖罪とは違いますね。
適切な言葉が欲しいですね。
どなたかご存知の方ご教示下さい。
 
このテーマは人類の永遠のテーマ、課題と言えるのでは無いでしょうか?
 
 
正に安楽死の問題と共に全ての人を満足させる最大公約数を得られないテーマです。
社会が成熟して行けば行く程、複雑化して行く様な。
 
古代バビロニアのハムラビ法典に依拠すれば答えは簡単です。
復讐法、所謂(いわゆる)「目には目を、歯には歯を」です。
 
<ハムラビ法典>
 
犯罪者が被害者にした事をそのままやり返すと言う事です。
違いは有れ、人権意識の希薄だった社会においては多かれ少なかれその原理で人を裁いたと言えます。
 
しかし、忘れてはいけないのは、ここには落とし穴が有り、ハムラビ法典然(しか)り、その他の法も然りですが、前近代に於いての法はただの復讐法では無いと言う点です。
 
 
同じ罪を犯しても階級によって差別が有り、貴族など支配階級は罪が軽いのに対して被支配階級は罪が重いのです。
権利は支配階級のみに存在し、義務は被支配階級のみに存在しました。
 
しかし、人類に人権意識が芽生えた近代になり『人権』と言う言葉と意識が生まれ、事は簡単ではなくなりました。
 
何が正義で、何が悪(不正義)なのか分かりづらい世界に変質して行ったと言えます。
現代に住む私たちは、この答えの出ない混沌とした矛盾の中で日々暮らして居ます。
 

 

ここで日本を震撼させた「酒鬼薔聖斗」や韓国の全斗煥チョンドゥファンやら様々な事件を犯した犯罪者に人権は存在するのか、他にもこれまた世界史的な事件となったオウム真理教の悪事の恐怖に触れたい所ですが、疲れて来たので()省略する事にして、ドラマの話に戻りますが、

このドラマはこの様な矛盾に真っ向から取り組んだ作品と言えそうです。

 

あらすじを再び。
 
この世のものではない"何か"が突然現れ、人間たちを地獄へと突き落とす...。人々が恐怖におののく中、この現象を神の裁きだと主張する宗教団体が台頭し始める。
 
(引用 Netflix公式サイト)
 
 
なるほど、3話まで視聴し終わり、あらすじの意味が分かって来ました。
 
天使が現れて地獄行きを予言し、実際にモンスター?未確認物体が現れて地獄に誘(いざ)なうんですね。
 
 
言葉にしてしまうと陳腐に感じてしまいますが、実にオドロオドロしく上手く描いて居ます。
 

その問題に新興宗教の問題が絡みます。

韓国でコロナが大流行したキッカケはテーグ大邱での新興宗教の集会からでした。

オウム真理教の例を出すまでも無く、新興宗教の怖さは社会の集団心理と被ります。

 

ネトウヨ新右翼もその類いだと言っても差し支え無いでしょう。

「美しい日本」と言う不思議なスローガンを掲げて居た何処かのお友達好きなカルト政治家にイメージがダブります。

 

全6話、トータル300分と有りました。本日の5時に配信開始したので早い人は10時頃には全部視聴し終わるのでしょう。
 
 
私は3話、半分見終わりました。
 
今から用を足した後、時間のある限り観て再度出没させて頂きます。
オカルト&パニックドラマチックな作りは「新感染」の監督だと知り合点が行きました。
韓国のドラマ映画はこの手が多く、人気が有ります。
 
普段なら体験出来ない様なシチュエーションで、人々がどの様な状態に陥いるかを描き、それを体感するのが韓国人は好みなんでしょうか?
 
 
確かにドラマ映画とは非現実世界を描くのですから、それを非現実だと卑下したり、幼稚だと吐き捨てる必要は無い様に思います。
 
ここの部分が、現実に沿おうとする余り、より非現実に陥ってつまらない作品になってしまう日本と根本的に違うのかも知れません。
 
 
バカバカしい事も真剣に描けば言い知れぬ感動を呼ぶ事は「イカゲーム」で実証済みです。
 
VIPを集めて地獄行きをショウとして観覧させてしまう設定などは「イカゲーム」に通じる物を感じました。
 

 

それにしてもユアイン他、出演者の演技が惚れ惚れします。

 
再度、最後まで視聴して出没させて頂きます。
では。
 
完走しました。よろしかったら

 

 

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画

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