7章 韓国ドラマ映画

101. 大河ドラマ 青天を衝け❶
 
 
 
 
今回は韓国ドラマ映画を離れ、NHK大河ドラマ『青天を衝け』を衝きたいと思います。
 
大河ドラマは、私が若い頃からず〜っと観て居る、数少ない番組です。
他に長く観て居る番組は「世界ふしぎ発見」「世界一受けたい授業」位です。
 
「女城主 信虎」など、たまにドロップアウトする事が有りますが、ほぼ皆勤賞です。
今までで1番好きなドラマは、宮崎あおい主演の「篤姫」です。
私は鉄板の「戦国時代」物も好きですが、鬼門と言われる「幕末・維新」物も好きなのです。
 
その後の朝鮮侵略は目を覆いたいですが、日本の夜明けを夢見て、名も無い下級武士たちが駆け巡り、『革命』を成し遂げたエネルギーとその中に込められた数々のドラマは心を躍らせます。
 
大河ドラマでは有りませんが、以前日本テレビ系で年末大晦日に放送して居た、時代劇ドラマシリーズも好きでした。
 
 
1番好きなのは「白虎隊」です。
出演者の演技も素晴らしく、堀内孝雄の歌う主題歌「愛しき日々」が涙を誘い、堪りません。
 
第1部の最後に、会津藩主で有る風間杜夫扮する松平容保の責任を被って、家老の国広富之扮する神保修理が、結婚したばかりの新妻の池上喜美子扮する神保雪子の待つ会津にも帰れず、切腹する場面になります。
 
国広富之が新妻を想いながら、バックに主題歌「愛しき日々」が流れる中でひとり哀しく切腹する場面が、これまた切なくて泣かせてくれます。
 
ビデオで再度観たいのですが、中々見つかりません。
 
   <ドラマ 白虎隊より>
 
判官贔屓(ひいき)と言いますが、散る者こそ美しく、永遠で有ると言う日本の美を何となく理解出来ます。
 
特に、東北地方は何の咎(とが)も無いのにある日突然ご公儀に忠実だったと言う理由で「国賊」「汚名」を着せられ、追い詰められ、無残にも征伐された歴史が、侵略された被害者と一脈通じる物が有り、共感出来るのです。
 
勿論、新撰組の様に、時代に逆らって生きた人達については評価も人それぞれで、私はさほど共感出来ないのが本音です。
 
大河ドラマもネタがほぼ尽きてしまい、戦国時代と幕末維新を交互に制作して居ますが、今年の大河ドラマは良く考えた物だと思いました。
 
 
言わば「篤姫」で当たった時を思い起こさせてくれます。
今まで知ってそうで知らない人物にスポットを当てたドラマです。
 
幕末維新を生きた人物で、農民から幕臣に、新政府官吏に、そして日本の資本主義を担う資本家として日本の礎(いしずえ)を作った人物。
以前、ドラマに触発されて朝鮮での万国博覧会について記事も書きましたが、日本初の万博出展など多くの活躍をして、今日(9月19日)放送回からは日本で初めてカンパニー(会社)を設立します。
 
 
東京の田園調布を分譲したのも彼ですし、五島に乗っ取られてしまう物の、東急グループの創始者と知って居ます。
他に第一銀行を創ったのも彼で、今のみずほ銀行グループの創始者と言える訳です。
 
オマケを言えば、第一銀行は朝鮮への経済侵略の橋頭堡となり、彼の肖像画が印刷された銀行券、つまりは紙幣が朝鮮で史上初の近代紙幣となる屈辱を我が国に与えた張本人と言う訳です。
 
この事実に因み、2024年に予定されている彼の肖像画を使用した1万円札の発行を韓国が反対して居る事も、以前貨幣の歴史で述べました。
 
↓↓↓記事はコチラ↓↓
 
この様に、日本近代を彩った人物は必ずと言って良い程、朝鮮侵略の片棒を担いだと言う事実が、在日コリアン、特に歴史を好む私の様な人間を苦しめます。
 
とは言え、我々在日コリアンも生活の知恵と言うか何と言うかは分かりませんが、それらを切り分けて考える知恵?コツ?を身に付けており、特に大河ドラマの様な番組は番組で、割り切って楽しむ構造が出来て居ます。(私だけ?)
 
 
おかげ様で、今年の大河ドラマは毎週日曜日が楽しみな位、面白いです。
 
ここで番組紹介を。
 
『青天を衝け』(せいてんをつけ)は、2021年(令和3年)2月14日から放送されているNHK大河ドラマ第60作。
「日本の資本主義の父」とも称される渋沢栄一を主人公に、幕末から明治までを描く。
(引用 Wikipedia)
 
次にあらすじを。
 
1.血洗島・青春編
 
幕末の武蔵国・血洗島村。
藍玉作りや養蚕を生業とする農家に生まれた渋沢栄一は、剛情っぱりだが、おしゃべりで利発な少年。
 
 
同じ頃、水戸藩主・徳川斉昭は軍事訓練を行った事で、幕府から隠居を命じられるが、英邁と評判の子息・七郎麻呂に御三卿の一橋家への養子の話が持ち上がる。
1847年、七郎麻呂は江戸城に入り徳川慶喜を名乗る。
 
成長した栄一は農家の仕事を務めながら、尾高惇忠の道場で剣術を学ぶ。
 
<渋沢栄一の実家を再現したNHKドラマ館>
 
開国、桜田門外の変と世の中が目まぐるしく変わる中、栄一は尊王攘夷思想にのめりこむ。
栄一たちは横浜の外国人居留地に火をつけ、幕府を転覆する横浜焼き討ちを計画。
だが、尾高長七郎の必死の説得で断念する。
栄一といとこの渋沢喜作は、江戸で平岡円四郎に出会い、一橋家の家臣に誘われる。
 
1862年(文久2年)、慶喜は将軍後見職となり、翌年には宮中を守るため京に移る。
栄一と喜作も世の中を変えたいという思いから、家を出て京へ向かう。
 
 
2.一橋家臣編
 
京に着いた栄一と喜作は平岡円四郎を訪ねる。
円四郎のはからいで二人は一橋家臣となり、渋沢篤太夫、渋沢成一郎と名を改める。
だが円四郎は攘夷志士に暗殺される。
 
篤太夫は一橋家の財政安定のため尽力するが、家茂が亡くなり、慶喜が将軍となる。
図らずも幕臣となった篤太夫は失意の日々となる。
 
慶喜はパリ万博とヨーロッパ留学に出発する弟の徳川昭武の随行人に篤太夫を任命。
勘定奉行・小栗忠順からフランスからの借款交渉をまかされ、篤太夫は船でパリへと旅立つ。
 
(引用 Wikipedia)
 
今週から新しい局面に入りました。
 
3.維新編?
 
篤太夫(吉沢 亮)は、駿府藩の勘定組頭を命じられるが、水戸にいる昭武(板垣李光人)のことを思って辞退する。
しかし、この命が慶喜(草彅 剛)の配慮であることを大久保一翁(木場勝己)から聞かされ、駿府に残る決断をする。
 
篤太夫はパリで学んだ知識を生かし、武士と商人が力を合わせて商いを営む「商法会所」を設立。
駿府藩の財政改革に乗り出す。
一方、箱館では、成一郎(高良健吾)や土方(町田啓太)らが新政府軍を相手に決死の抵抗を続けていた。
 
<徳川慶喜役 草薙剛>
 
新政府から大蔵省への出仕を求められた篤太夫(吉沢 亮)は、直接断るため東京へ向かう。
篤太夫は、伊藤博文(山崎育三郎)の案内で大隈重信(大倉孝二)を訪ね、早速辞任を申し出るが、大隈は“なぜ今新政府に、君が必要なのか”と立て続けに話し、篤太夫は完全に言い負かされる
 
一方、慶喜(草彅 剛)は、ようやく謹慎を解かれ宝台院を出た。慶喜は、「自分のことは忘れて日本のために尽くせ」と篤太夫に最後の命を下す。
 
(引用 NHK公式ホームページ)
 
 
と、とても波瀾万丈な人生なのです。
今まで彼を扱わなかった事が逆に不思議です。
 
コロナ禍やオリンピックによる休止など、様々な隘路の中で視聴率も平均15〜16%確保しており、及第点と言えるのでは無いでしょうか?
 
これは勿論、今や若手で絶大なる人気と実力を誇る吉沢亮と、イケメン大河と毎年揶揄されつつも若者人気、特に女性人気を狙って『コレでもか!コレでもか!』とイケメンを投入するNHKの努力の賜物で有る事に違い有りません。
 
 
確かに吉沢亮を見て居ると、目の保養になります(笑)。
同じ観るならカッコ良い方が良いですよね♪
 
そして、北大路欣也徳川家康に配しナレーションをさせ、キチンと途中途中、歴史解説を入れたり分かり易さを全面に掲げて居る、涙ぐましい隠れた努力の賜物と心得ます。
 
<徳川家康役 北大路欣也>
 
さあ、これから渋沢栄一の本領発揮の時期です。
如何に資本主義を軌道に乗せ、如何に朝鮮侵略を経済的に支えたか、そしてそれをNHKがどう描くのか、しっかと見届ける事と致しましょう。
 
大河ドラマアレルギーの皆様、今からでも遅くは有りません。
 
   <ドラマ ミスターサンシャイン>
 
韓国でヒットした「ミスターサンシャイン」の裏側が覗けます。
是非、見比べる意味でも視聴して見ては如何でしょうか?
以上、NHKの私設広報部よりでした。
 
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