第7章 韓国映画ドラマ
63.他人は地獄だ타인은 지옥이다 2019とコシウォン考試院
 
 
 
実は最近BDを買い替えました。
買って10年過ぎて居たとは言え普通に使用して居ましたが、ある日突然Blue -Rayディスクが録画出来なくなって再生も出来なくなり、クリーニングディスクを買うなど手を尽くしましたが、読み取り部分の異常が有る様でメーカーを呼ぶしか無く、出張費込みで2万円6千掛かるとの事でやめました。
 
DVDは普通に録画・視聴出来るので買い替えに迷いましたが、丁度実家の母親がDVDをもう1台欲しいと言って居たのでリサイクルにも良いかと思い探す事になりました。
 
 
当時人気だと持て囃されたメーカーで、テレビと合わせて買いましたが、故障が多くしょっちゅう再起動が必要だったとあるメーカー。
 
2度と買う物かと心に決め(笑)、安定感の有るメーカーのBDを中心に量販店を覗いた所、近く型落ちする予定なので格安サービスしますとの事。
予算より3万円オーバーでしたがメーカー2番手レベルの機種を買いました。
 
 
さて、録画機の技術は日進月歩で便利な機能が沢山付いて居ます。
その1つがおまかせ録画
キーワードを入力するとそれに見合った条件の番組をチョイスして録画してくれます。
コチラは5倍速でHDD容量が少なくなると自然に消去してくれるとの事。
 
主に映画を録画してながら見して居ます。
 
そのおまかせ録画で今朝見つけたのがこのドラマ
「他人は地獄だ」
ウェブ漫画原作ですがそれにしても怖いタイトルです(笑)。
 
 
いつもKBS Worldのドラマは中々1話に辿り付けず(笑)視聴を逃してしまうのですが、珍しく1話〜最終話まで2日連続で一気に放送するとの事。
 
見るとドラマ「未生」で数々の感動をくれたイムシワン主演ドラマです。
 
高麗時代の史劇「王は愛する」後2年ぶりのドラマ出演との事で、軍隊除隊後初出演だそうです。
未生ミセンより5年ぶりとの事。
 
 
不気味そうなタイトル、雰囲気で私が1番嫌いなジャンルでしたが、なんせイムシワンが復帰主演作に選んだドラマです。
 
何か理由が有る筈で、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の諺(ことわざ)に因み恐怖心を麻痺させて視聴して見る事にしました。
 
 
サイコ・サスペンス・スリラーで好みが分かれます。
実際バイオレンス描写が多い事から視聴率も述び悩んだそうです。
 
第1話の最初からオドロオドロしい雰囲気が続きます。
 
まずはあらすじを。
 
 
会社にインターンシップをした後、ソウルに引っ越してきた20代の青年ユン・ジョンウ(イムシワン)の物語。
泊まる場所を探していると、不吉な安い寮であるエデン考試院コシウォンに出くわし、お金が足りないのでそこに留まる事にしました。
 
その場所の質と隣人のソ・ムンジョ(イドンウク)を含む異常な居住者にはいささか気分良くなかったですが、彼は引っ越すのに十分なお金を貯めるまでその考試院に滞在することに決めました。
 
しかし、考試院コシウォンでは不思議な出来事が起こり始め、ジョンウは考試院の住人を恐れ始めます。
 
(引用 英語版Wikipedia)
 
 
ここで考試院コシウォンについて説明します。
 
考試院コシウォン、コシテル、ウォンルムテル、リビングテル、ハウス、レジデンスなどの名称が多く、
名称は違っても面積、インテリアが似ており、日本で言うワンルームに似てますが、考試院法の適用を受ける共通点があるとの事。
 
名前から分かるように、考試院は元々各種考試(受験)および試験を準備する長期受験生を主な対象とした住宅設備で、受験生以外の人にもコストが他の住宅施設よりも安い為多く供給されて居ます。
 
 
考試院の主な利用者が学生から会社員に変わり、「コシテル」という名前が流行しました。
 
考試院を利用する層は大きく三分類に分けられ、
❶まずは受験生
❷次に若い独身サラリーマン
❸そして高齢者、障害者、年金・生活保護生活者、低賃金及び不安定労働者などの都市貧困層です。
 
この様に現在考試院は単身世帯の典型として、都市貧困層の不安定な住居形式として機能して居ます。
 
考試院は1980年前後に登場したと言われますが、当時住宅再開発ブームでソウルのスラム(貧民街)がアパート(韓国のマンション)に変わり、都心貧民が住む事が出来る低コストの住宅が消えた事から出現しました。
 
 
90年代に入り考試院は本来の目的が変質して貧民の住居形態に変わったそうです。
 
1997年アジア金融危機に伴う韓国の経済危機が始まり、翌年1998年から会社員を中心に考試院の利用が増えました。
 
ソウルの考試院数は2001年に811軒、2002年1229軒、2003年の1507軒から2006年には2814軒に急増し、2008年ソウルの3451軒の考試院に10万8428人が暮らして居る事が把握されて居ます。
 
 
調査結果から考試院居住者のタイプを見ると会社員(24.1%)、無職(20.5%)、単純労務職(12.7%)などの宿泊型職群が合計57.3%を占め、
 
学生(23.3%)と就職準備生(19.5 %)を合わせた学習型職群(42.7%)よりも多くの数値で、
 
映画パラサイトで描かれた半地下住居と共に韓国の社会格差問題の最前線に位置して居る事が明らかになって居ます。
 
 
ドラマはサイコスリラードラマ展開の中に社会問題をさりげなく織り込んだ模様で、好き嫌いは完全に分かれますが、俳優陣の好演技と併せて最終話が近くなるにつれ大きな評価を得たそうです。
 
 
とある評論に有りましたが、
 
もしイムシワン「ミセン未生」の会社に就職して居なかったらどうなって居たかを描いた
「裏未生ミセン」だとの事で少々笑えました。
 
本家ミセンレビュー記事はコチラ
 
サイコスリラーの好きな家内と真逆で私はサイコは苦手ですが、怖い物見たさも最大限動員して我慢して観る事にします。
 
 
かなり好き嫌いが分かれますので、サイコスリラーに抵抗の無い方は是非どうぞ。
 
<参考文献>
나무위키 
위키백과
 
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