ユルゲンからのプレゼント、そしてベルリン芸術国家賞へ応募 | 一○奏-ichienso- のブログ

ユルゲンからのプレゼント、そしてベルリン芸術国家賞へ応募


以前ヴューマスターのリメイクオーダーで知り合ったユルゲンディーセルさんと久しぶりに再会し、素敵なプレゼントを頂きました。
↑初めて食べたメソポタミア料理。
どんな料理か全くわからなかったので、とりあえずユルゲンと同じ物頼んだ。
味はコクのあるミートソースパスタ風、パンも揚げた感じのトルコパンっぽくて美味しかった。
器がオシャレ。
彼はウルシュタイン書籍出版社と言う、ドイツ政治経済などの本を取り扱うパブリッシングディレクター。
(めっちゃいい笑顔!↑)
をやっているのだが、ヴューマスターと言う1940年頃からある特殊形式のステレオスコープのコレクターでもある。
平たく言えば立体に見える写真。
そんな彼はヴューマスター用の撮影器具も持ってて、去年僕のアトリエと作品を撮影してくれた。
現像は流石に出来ないみたいで、オランダ人の個人現像主に頼んだとの事。
何重にも丁寧に梱包されたパッケージングやステッカー、そしてロウで留められた封に愛を感じる。
↑そして、出て来たのがコレ!
リールだけだと思ったら、ディスクジャケットもデザインしてくれていて感動。
オリジナルヴューマスターのリールジャケットをichienso Masato仕様に作ってくれていた。
マジでちょっと涙出た🥲
↑リール1は飛び出るichiensoアトリエ!
ユルゲンがリール自体をカットして現像された写真を嵌め込み、タイトルをつけて時間をかけて作ってくれた。
1つのリールに12枚の写真がはめ込まれているが、右目と左目で同じ写真を見る為、実際には6枚の異なる写真になる。
↑昔こんなのありませんでしたか?
赤と青のメガネかけて飛び出て見えるやつ。
ヴューマスターはそのメガネ無しでカラー写真が立体に見える道具。
↑リール2は一○奏 -ichienso-の作品達。
リールだけ見るとただの小さな写真ネガだが、ビューマスターを通してみると、おおぉ〜!!となる。
次回からのマーケット出展時にも密かに置くつもり。
いつか僕のブースに立ち寄った際に観てくださいね🛸
さて、
最近もう一つチャレンジした事がありました。
それはCraft & Design 2024 ベルリン芸術工芸国家賞へ応募したこと。
1ヶ月前ぐらいに知ったこのコンペティション。
ベルリン在住でフルタイムで芸術工芸に従事してる者。という条件が僕に当てはまり、国家賞を受賞すると総額15000ユーロ(約240万円)がベルリナーフォルクスバンク(ベルリン国民銀行)から支払われる名誉ある賞だ。しかも受賞作品は来年春にベルリン市立美術館で作品が展示されると言う、ちょっと恐れ多いレベル。
以前から公募にも少し興味があったけど自分の作風は伝統工芸でも無いし、どの公募に当てはまるのか分からなかった中このコンペの情報を知った。
限られた時間の中、とりあえず応募だけでもしてみよう!をコンセプトに作った作品がコチラ。
Blumenkapsel(フラワーカプセル)
真鍮作品が得意だが、最近ハマってる(?)マット仕上げのシルバーで挑戦。
ザックリデザインを頭の中に描いて、革は後から付け足した。
ベルリンからインスピレーションを受けたジオメトリックテイストも組み込み、ヌメ革はオリジナルカラーで染めました。
審査が通れば実物を工芸会議所に発送するみたいだが、正直今回は全力を出した作品とは言えない。
ちなみに審査は約10日後の10月15日前後だが、応募だけでも出来た事で良しとしましょう!