(結婚式関連はこれで最後です)
韓国の伝統的な婚礼儀式を
ペベク(폐백、幣帛)と言います。
昔(夫のご両親世代)は結婚式の後に
ペベクをするのが普通でしたが、
最近は10組に1組ぐらいです。
私は日本の家族・友達からの要望もあって
することにしました。
本来は新郎側の親族だけが参加しますが、
最近は新婦側の親族も参加できます。
もちろん、私の家族も参加しました!
そして、本来は親族だけの席ですが、
日本から来た友達も見れるようにしました。
ペベクの流れ(※私の経験に基づく)
0)ハンボクの上に専用の衣装を羽織る
1)新郎の両親に向かってお辞儀
クンジョル(큰 절)と言って、
立った状態から座ってお辞儀をする
最上級のお辞儀です。
クンジョル2回+立ったままのお辞儀1回がセットでした。
2)新郎の両親にお酒を注ぐ
3)新郎の両親が栗とナツメを投げる
子宝に恵まれることを願っての儀式です。
ナツメが男の子、栗が女の子の数
と言われています。
4)新郎の両親からお祝いの言葉をいただく
《本来はしないのですが、
この後に私の家族も1)~4)をしました。》
5)新郎の親族に向かってお辞儀
6)新郎の親族にお酒を注ぐ
7)新郎の親族からお祝いの言葉とお祝い(金)をいただく
これは、ご祝儀とはまた別です。
そして完全に新婦のお金になるそうです!
親族は追加で払うお金が生じるので
ペベクをしたい場合は親族にお伺いを立てるのが
普通だそうです。(断られることもあるとか!)
そう言えば、私たちはお伺い立てなかった…。
お義父さん・お義母さんがうまく話してくださったのかな?
よく考えたらお義父さんの親族は
「聞いてなかった」みたいな顔していたな…。
8)新郎新婦でお酒を酌み交わす
腕をクロスさせるのは、現代風のアレンジかな??
9)1つのナツメを2人で噛みちぎる
これで種を取った方が
夫婦の間の主導権を握るそうです。
そうとは知らず
なんだこのポッキーゲームのような儀式は!
と思った私は、恐る恐るナツメを嚙んだため、
種は夫に取られました…。
10)新郎が新婦をおんぶする
夫はこれで筋肉痛になり、
整体に通うことになりました笑
最後に会場が盛り上がったところで
すべての儀式が終わりました。
想像以上に充実していて楽しかったです。
韓国で結婚する人(韓国人も含め)には、
可能ならペベクをすることをおすすめします!