先日、秋夕(チュソク)でお墓参りをしたので、韓国のお墓について書いてみたいと思います。
朝鮮時代から韓国は土葬文化でした(儒教の影響)。
でも、どんどん土地が無くなってきたので、最近は火葬して納骨するスタイルが主流です。
今でも、70代、80代の中には、火葬なんて罰当たりだ、と考える人もいるそうです。
土葬のお墓は、こんな感じです。
基本は一人ずつのお墓ですが、夫婦で入ることもあります。
納骨タイプは、壁一面に骨を納める箱が並んでいます。
これも基本は一人ずつで、時々夫婦で入ることもあります。
よく見るタイプは表が透明になっていて、その中に骨壺と写真とお花を入れています。
ここは透明ではないですね。表に写真を貼っている人が多かったです。
秋夕(チュソク)当日は他の人と重なって大変だということで、1週間前に行きました。
(お義父さんの妹さんのご主人(고모부)のお墓です。)
こんなにぎっしり詰まっていると、秋夕当日はすごい人だかりになりそうですね。
夫の家族のお墓はというと、もともとは土葬でしたが、20年程前に納骨スタイルに変えました。
ただ、一般的な形ではなく、一族のお墓という形にして、夫の4代上のおじいさんから下の親戚(結婚した女性は、結婚先の家でお墓を作るので除外)が1基の中に入っています。
秋夕当日に行き、お供え物をして礼をして、THE韓国スタイル!と思いきや、
その後、カトリックの祈祷文を読み、歌を歌いました。
(私は祈祷文・歌が書かれた紙を目で追うだけでした。祈祷文は早すぎてついていけないし、歌は楽譜見ても音痴で音程が分からない。)
夫の家系がカトリックだったので、お葬式とお墓参りはカトリックのスタイルだそうです。
一通り終わると、飲福(음복)と言って、ご先祖様と分け合う意味でお供え物を食べます。
これでお墓参りは終わりでした。