初対面で相手に与える雰囲気や、印象の大切さ。

 

エッセイストの小川奈緒さんが著書「伝え上手になりたい」でこう触れている。

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知り合って、何度か会い、時を経れば、その人をより理解し、コミュニケーションも

自然と深まる。

ただ、膨大な情報が瞬時に手に入り、その進化が加速する今の時代。

日々下す一つ一つの判断は、さらにスピードアップが求めれている。

「これは残す(取り入れる)」、「これはナシ」どんどん、ジャッジしていかないと

選択肢が多すぎて迷子になってしまう、だからヒトもモノも最初の印象が大事。

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よい、悪いではなく、そういう時代になったのだと、元編集者というお仕事柄、

より高いアンテナで、敏感にキャッチされての実感なのだろうと思う。

 

でも私もこれを読んではっとした。

そしてきっと誰も、そう気づきはじめているようにも思う。

 

自己アピールしなきゃ!と躍起になることはないかもしれないが、なるべく早い

タイミングで自分というものを伝えそびれたことで、貴重なコミュニケーション、

気づきや成長のチャンスをいつの間にか逃してしまうとしたら、大きな損失だ。

 

初対面、といえば「自己紹介」。

 

みなさんは最近、”ちゃんと”自己紹介をしたことがありますか?


 

 

自宅から車で約1時間、静かな山あいにある粕屋郡篠栗町。

向かったのは、高野山真言宗の別格本山、「南蔵院」。

 

山のふもとから少しずつ登っていくようなゆるやかな坂。

荘厳な本堂を後に、長いトンネルを抜けて・・・・・

目に飛び込んだのは、”あじさい池”!

 

 

数日前の夕方、たまたま見たローカルのテレビ番組で中継されていた。

雨が降りしきる中でのライトアップ、幻想的な美しさだった。

 

さてこの日は、一転して晴れ渡った。

敷き詰められた紫陽花の花、ときおりのぞく水面が木漏れ日にきらきら光っている。

  

毎年この時季恒例のしつらえとなっていて、期間中、浮かべる花は数回交換される。

夜中に二千分以上の花をトラックで運び込み、明け方まで入替え作業をするらしい。

 

そして、行き着ついた巨大な釈迦涅槃像。全長41m、なんとブロンズ像では世界最大!!

 

 

広大な石畳のスペースから、正面から全体のお姿を臨む。

眼下には町や駅、向いの山々が見渡せ、相当高いところまで来たことがわかる。

 

緑をバックにのびのびと横臥するお釈迦様は、心地よい瞑想のただ中にあるよう。

 

長年の、子供たちへの医薬品の寄贈のお礼として、ミャンマー国仏教会議から

お釈迦様、阿難様、目連様、三尊者の仏舎利が贈呈された。

それを祀りするためこの涅槃像が建立されてちょうど30周年。

体内参拝もさせていただいた。

中に入ると、お体のどのあたりかわからくなってしまうが、お祀りされているのは、

ちょうど、胸のあたりになるらしい。

 

人里離れてはいるが、博多からJR福北ゆたか線で30分、「南蔵院前」駅からすぐ。

この圧倒的なスケールと風格。

お寺という神聖な場であると同時に大変魅力的な観光スポット、国内はもちろん

海外から訪れる多くの人たちにも、きめ細やかに対応されている。

 

わたしが、こちらのお寺を知ったのはちょうど一年前。

母校の福岡支部の同窓会でご一緒した先輩が、現ご住職の奥様でいらっしゃると伺ったのだ。

 

心洗われた一日、福岡に来てもうすぐ二年になる。

 

 

「英語学習」という普遍的テーマの、鳥飼玖美子さんの最新刊。

 

著者が若手の同時通訳者として颯爽とTVに登場したのは、私が小学生の頃だった。

当時から英語学習者の憧れの存在であった彼女の姿を、今も鮮やかに覚えている。

 

わたしが2、3歳のころ、父は、毎晩のようにOxford出版の英語の絵本を読み聞かせてくれていた。

思えば、今のようにネットで検索や注文もできない、情報自体が少ない時代のこと。

きっと神戸元町の丸善あたりまで出向いて買い求めてくれたのだろうか。

 

そんな父の最近の告白?によると、当時、将来娘が鳥飼玖美子さんのようになってくれたら!という

淡く、かつ壮大な夢を抱いていたらしい。

といっても、いわゆる早期教育として、幼稚園や小学校で英語を習いに行かされたわけではなかった。

 

入学した中学での英語の授業は、米国人の先生と日本人の先生のペア、日本語は一切使われず、

教科書もなし。アルファベットより先に習ったのが、発音記号!

目を白黒させながらも、必死に先生の一言一句にかじりつき、でも毎回のレッスンがワクワクだった。

そして英語が大好きになった。

 

年月を経て(笑)、今思うのは、これまでずっと英語に関わる仕事をしてくることができている、その

原点はやはり、あの楽しかった父の読み聞かせの時間があったから。

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話がそれたが、この本にある、英語を学ぶ人からのさまざまな質問への著者の回答はさすがだ。

豊かなキャリアや経験から来る洞察、試行錯誤しながら学ぶ後輩たちへの愛にあふれている。

読む前に私の中でちらついていた、学び直しも「今更かなあ」という気持ちもどこかへ吹き飛んだ。

 

著者が講師を務めるテレビの語学番組のゲストたちへのインタビューも多くて紹介されている。

英語のプロはもちろん、アスリート、ミュージシャン、俳優さん、お笑い芸人さんなど各ジャンルで

活躍する人たちが夢や目標に向かうプロセスで、つかみ取ったユニークな英語学習の極意は感動を覚えた。

 

お笑いタレントの「こがけん」さん。

私は彼の得意ネタ、ハリウッド映画の登場人物の「細かすぎて伝わらない」モノマネが大好きなのだが、

なんと、年間100本以上の洋画を観て、気になるセリフを何度も聞き取りメモして完コピできるまで

体にしみ込ませているらしい。

 

タレントのウェンツ瑛士さん。

英語力もままならない中、舞台演劇を学ぶため英国留学に飛び込んだ

全部聞き取ろうとせず、想像力を駆使して理解すればいいと開き直り、「大事なことは最初に言う」の

原則を徹底し、コミュニケーション力が格段に向上。

 

そして何よりも、著者自身のエピソードだ。

 

高校で米国に留学、大学卒業し通訳に、その後米国の大学院で修士、博士号を取得、大学講師、

輝かしい能力とキャリア、英語学習者のトップエリート、そんな彼女の挫折やそこからの展開。

 

たとえば、高校で留学中、“cute”だからと言って間違った発音を指摘してくれていなかった

ホストファミリーに、食ってかかる。

それからはガンガン指摘してくれるが、すぐに直るわけではない。

何度も繰り返し、試行錯誤の末、ついに正しい発音に行きつく。

 

スピーチコンテスト全国大会出場を逃し、何がダメだったか納得できず、スピーチがすっかり嫌いに。

その経験から、後年高校生の英語コンテスト組織を立ち上げ、審査員長を続け、受賞を逃した学生に

励ましの言葉をかけ続けているらしい。

 

英語を学ぶ、その最終目的は「コミュニケーション」と言い切る玖美子さん。

英語学習でも、翻訳でも、さらに加速するAI化。

それに振り回されず、駆使するためにも私たち自身が英語を学び続けることは絶対に必要。

 

「やっぱり英語、やりましょうよ!」こう締めくくられるこの本に、「はい!やります!」と答える。

 

 

北九州市を本拠地とする安川電機の創業者一族が、かつて暮らしていた邸宅。

今は「旧安川邸」として、邸内の見学、庭園の散策が楽しめる素晴らしい空間になっている。

一年を通して魅力的なイベントもさまざま企画されている。

 

五月晴れの日、ここを訪ねることになったのは偶然だった。

北九州美術館で横山大観展を鑑賞、楽しみにしていた館内のカフェは、待ち時間が長くてあきらめた。

スマホで検索し、車で15分ぐらいの「旧安川邸」内にカフェがあるのを発見し、急遽向かったのだ。

 

抹茶アフォガード、美味でした。

 

新緑が映える、広々としてお世話のゆきとどいた庭園の心地よさ。

帰ろうとすると、入口に「春のフォトコンテスト開催中」というお知らせがあるのに気づく。

あら、そうなの? なら、もう少し丁寧に撮ればよかった、などと思いつつ、無造作に写した

スマホ写真から、あまり考えずに選んだ一枚を応募したところ、、、、、

 

何日かして、「応募いただいた作品がキラキラ最優秀賞キラキラに選ばれました!」とメッセージが🤣

 

これに対して主人は一言、「ほかに誰も応募者が居なかったで賞」じゃないの?

賞品(デパートの商品券!)を送りますとのことなので、担当者の方に住所を

連絡しようとしていると、偽メールに騙されてるんじゃないのか?とか言って

HPまで確認しはじめた。わたしはいいけど、選んでくれた担当者の方に失礼すぎムカムカ


もちろん想定外、でも嬉しさはひとしおだ。

ここは邸宅の裏にひっそりたたずむ蔵で、とても風情があった。

水色の暖簾は、この時季にはこの色で、との思い入れで担当者の方が特注したものらしい。

青もみじは、あえて色の調整はしなかった(めんどくさかっただけ)。

 

「揺れる暖簾に風の動きが捉えられている」

「深緑の息吹を感じる」、「涼しさが伝わってきて汗が引くよう」

FBに投稿したら、こんなコメントもいただいた。

 

邸内でパネル展示もしていただいた。タイトルを「薫風のしつらえ」にした。