今まで、何度もネタにしてきたフェンダー™のムスタングですが、

ちゃんとムスタングの回路の話をした事が無かったので今回します。

 

 

 

下の左上に示す図で、

各ピックアップ毎にスライドスイッチ1個で構成されるブラックボックスXの

機能を

 

 

 

スイッチが左側の時、ピックアップの出力が正相

スイッチが中央の時、出力OFF

スイッチが右側の時、ピックアップの出力が逆相

になるようにします。

 

この機能を真理値表で書くと左中の図

回路にすると左下の回路図で実現できます。

 

で、Fender Mustangは

Neck PickupとBridge Pickup毎で同じ回路を使用した上で

それらを並列接続しています。

なので、

ネック側ピックアップの設定で3通り
ブリッジ側のピックアップのスイッチ設定で3通りあるため、
合わせて3×3の9通りの組合せにたいして、
無音を含めて5種類しか違う音が出ません。

(残りの4種類は位相の違う等しい音色になります。)

 

ストラトキャスターのリア側のトーンが無い事みたいに

レオ・フェンダーは

バリエーションの豊かさ>>操作の分かりやすさ

にする傾向があり、そういうのがフェンダーらしさと思っていたので、

こういう直交性の高い操作系は異質な感じがしなくもないです。

 

まあ、音のバリエーションを高くしたうえでお手頃価格を求めた結果なのかもしれません。

 

 

ピックアップ組合せアッセンブリーに

250kΩAのPOTによるボリューム、

0.05μFのセラミックコンデンサと250kΩAのPOTによるトーン回路を

組合せてムスタングの完成です。

 

ちなみに、いとこ位の親戚筋になるDuo-Sonicも

直列接続によるピックアップ組み合わせアッセンブリーなのに

同じようなトーン、ボリューム回路をつけています。

 

なので、このトーン回路、ボリューム回路の定数は

当時のフェンダーの定番の組合せだったのだと思います。

 

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