ブライアンメイのレッドスペシャル風の音をフェンダーのストラトキャスターで出すって
話をしていますが、元の話がGrecoのミラージュM800がだったばっかりに
ピックアップの直列配線が前提で話を進めていました。
でも、普通のギターを改造する場合は並列配線の方が簡単だし、
トーンを絞れば並列でも直列でも似たような音になるはずだし…
改造元のギターがフェンダーのストラトキャスターを
ちゃんとコピーしたような高級ギターだったりすると、
各ピックアップの巻き数が多すぎて直列接続には
向かない場合も考えられるので、
並列で実現する場合を考えてみました。
↑の図の①を実行します。
- フロント
- フロント-センターのフェイズアウト
- センター
- センター、リアーのハーフトーン
- リアー
スイッチの割り当てはこんな感じになります。
直列配線の時とは異なり、
3接点でミックスポジションに2つの接点を同時に接触する
式のセレクタースイッチを使っていても問題ありません。
②③の改造は
センターポジションに逆磁のピックアップを使っていて
ハーフポジションの時にハムノイズが減る細工をしている場合
(最近のギターはそういう風に作ってあるのが多いです。)
に、ハーフポジション時にノイズを減らすための工夫です。
(ノイズが減らなくても良いのなら①の改造だけでOK)
なんて、簡単に書いていますがピックアップのシールドとマイナス信号線が
共通になっていたら、工夫する必要があるので、
最初から信号線とシールドが別になっているフェイズアウトを前提にした
ピックアップを使った方が簡単だとは思います。
ハーフトーンのポジションで音が明るくなってしまう現象は、
(通常のストラトキャスターと同様に)そのままなので
トーンコントロールとかまめにつかって、カバーする必要があると思います。