Greco M800、Ibanez Iceman IC-210の大体の回路図が40年の歳月を経て
分かった、と言うだけで一人で盛り上がっています。
回路図を見てBrian MayのRed Specialともう一つ、実験ギターの
デザインとして面白そうだなと思ったのがFender Lead IのMirageっぽい改造です。
GrecoのMirageとFender Lead I大体同じくらいの時代のギターだと思いますが、
GibsonとFenderの二大巨頭が、高価格帯ではシェクター(Scheckter)のコンポーネントギター
下からは日本製のコピーギターに挟み撃ちにシェアを奪われて苦戦していました。
その時代に日本から追撃をかけたのが、オリジナル路線のGrecoのミラージュやGoで、
迎え撃つ側のFenderの打った手がLeadです。
あくまでも、想像ですが当時の営業の主力がストラトキャスターとテレキャスターだったため、
それ以上のスペックをLeadに付与出来なかったのだと思います。
その結果、
リード1の1ハム、リード2の2シングルのハードテイルと
(当時の)価格帯比較で貧弱なスペックになってしまい、
Leadも短命に終わってしまいました。
最近、お手頃価格なPlayersシリーズでLead IIとLead IIIが復活したので、
Greco Mirage M800改造の母体としての可能な選択かと思って、ちょっと
考えてみました。
どうでしょう、このごっついルックス。
軽量2シーターのスポーツカーがダーティーハリーに出てくる車に変身した感じ?
もうちょっと後になる、シャーベル(Charvel)やジャクソン(Jackson)のヘビーメタル
御用達のギターと比べてもいかつい感じは負けてないような気がします。
(フロイドローズみたいな太めのアームがついてない分、ちょっと迫力不足な気もしますが…)