↑のグレコ ミラージュM800 イバニーズ アイスマン IC210

は結局のところ三連PickUpの直列配線だったのですが、

この回路図を書いているときに思いついてしまったことをネタにします。

 

我々の世代にとってQueenのBrian Mayのギターは非常にインパクトがあって、

事あるごとに話題にしていました。

その後、教則ビデオが出たり、GuildがCopyモデルを出したりして、

一気に色々わかってきます。

 

そこで、私が思ったことは

ネックが太くてショートスケールで普通のギターと違うし、

トーンとボリュームの配置も逆

色々と違うので普段使いのギターとしてはちょっと無理なのではないかと

思いました。

 

1.

教則ビデオや本によると、良く使う特徴的な音は

フロント-センターのシリアルフェイズアウト、センターーリアのシリアル

だそうです。

 

2.

世の中にはストラトキャスターのハーフポジションはさわやか過ぎて

従来の3ポジションしか使わない人がいる。

 

って、ことでピックアップのシリアル接続が前提で

ストラトキャスターのハーフポジションに

  1. フロント
  2. フロント、センターのフェイズアウト
  3. センター
  4. センター、リアのシリーズ接続
  5. リアー

って、感じにして、ストラトキャスターに組み込んだら

使い勝手の良いギターになるのではないかと思いました。

 

 

2,4ポジションでハムキャンセルするように、

普通センターポジションに使う逆磁極のピックアップをリアに使います。

 

おまけの話ですが、最近のストラトキャスターには

7色スイッチ(5点スイッチにフロント-リアの短絡スイッチが追加されている)

がついているものがあるので、そういうスイッチを使って

バリエーションを増やす工夫について話をします。

 

短絡スイッチがついている場合、

 

こんな風にちょっとGreco Mirage M-800風のフェイズアウトのポジションが

追加されます。

 

DPDT(ボリュームポットについていたりする)だった場合、

センターポジションを逆相にする機能をわり付けて

7種類の音を出すようにできます。

(センターを逆相にした場合はハムキャンセルの機能がなくなります。)

 

 

本家のパターンが(3*3*3-1)/2=13パターンですから

そのうち半分以上を出せるようになります。

 

(2021/12/19 すべてのピックアップの極性を逆転した方が手間が

若干減る為、回路図のピックアップを更新しました。)