グレコのミラージュシリーズはGibsonのFrying V、Explorerに通じる

直線的なデザインで異彩を放っていました。

 

で、グレコのカタログからカタログ落ちしてからだったかな?

Kissのポールスタンレーが黒いバインディング付きの

奴をつかっていてインタビュー記事読んだら

「イバニーズのアイスマン」って言っているじゃあないですか。

(当時はアイバニーズではなくイバニーズ表記でした。)

で、グレコのオリジナルモデルと思っていたものを
他のブランドでもだすんだ、と驚いた記憶があります。

 

そんなグレコ ミラージュ、アイバニーズ アイスマンですが、

特に印象深いモデルが↓で

 

(写真はIbanez Fandom Wikiさんからの引用

 

私はカタログでしか見たことが無いのですが、

このGreco M800 (Ibanez Iceman IC-210)はギブソンレスポールなんかの

ダブルコイルピックアップより一つ多いトリプルコイルピックで

当時普通だった3ポジション(ストラトの5ポジションスイッチは時代的にもっと後)

スイッチより一つ多い4ポジションのロータリースイッチで、

ブラウンサンバーストが高級感があって、

非常にカッコ良かったんですね。

 

トリプルピックアップと4ポジションスイッチと言う「謎仕様」なので、

興味があったけど、2ハムの普通のギターより製造数も

少なかったんでしょうね。あまりにもレアだったので、

あまり話題にもなりませんでした。

 

そんななか、どっかの記事で、配線を推測できるような記事を

呼んだ記憶があったけど、当時、回路図を書くという習慣が

無かったので、気になっているけど、どうなっているか忘れた

状態になっていました。

 
そんな状態が40年位続いて最近、Ibanez Fandom wiki
に回路図が載っているのを見つけました。↓

 

まあ、ボリューム当たりの配線をパット見た感じからすると

なんか間違ってそうですが、かなり有力な手掛かりになりそうです。

 

ロータリースイッチのBlue-Yellowの配線からすると、

 

たぶんPhase Outする構造が入っているため、

Pickup Switchの図も間違っているような気がします。

 

(その2に話は続きます。)