パコデルシアの武者修行時代は、最初
Al di Meolaがエレガントジプシーの「地中海の舞踏」
で、西海岸中心のJazz屋で有名になって、
アコースティックがすでにマイブームだったLarry Coryellが
「すごい若いのがいるんだよ~~」って感じで
Maha Vishnu John McLaughlinと3人でアメリカツアーをしていたのに、
オーバードーズかなんかでラリーコリエルが倒れてしまい、
ピンチヒッターにアルディメオラを呼んでみたら思った以上にしっくりしたので
レコーディングしたFriday night in San Franciscoが大ヒット
という流れだったと思います。
そんな時代の話なのですが、
私はパコの名前は↑やフラメンコの番組なんかで知っていたけど、
アコースティックをメインにしていたラリーコリエルは「どうよ?」と思っていました。
そんな時、マンドリン部の友人がパコのアルバムにラリーコリエルが出ている
って教えてくれたので、聞いてみて衝撃を受けた曲です。
英語ではInvitation、ポルトガル語??でConviteって曲で
最初、パコがいつものようにガンガンとフラメンコでテーマを弾いているのに対して、
ラリーコリエルのレスポンスが「フラジオレット?ナチュラルハーモニクス?」
という大胆な返しをします。
大御所の余裕と言うか、こういう、すっと力の抜いたようなレスポンスが
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」
としか言いようのないカッコ良さなのです。
(当時、ラリーコリエルはハーモニクスもマイブームだった気がしますが…)