今、Stingrayと言えばBassを指しますが、1976年にはギターとベース共にリリースされました。
(Sabreは1979年に高級モデルとして登場)

ミュージックマンはCBSの元でサラリーマンするのに嫌気がさしてフェンダーをやめた
フェンダーは秘密の社員としてミュージックマンで働いていました。

当時、クラプトンがオーシャンブールバードでハーフトーンを使って広まったりとか
西海岸中心のスタジオミュージシャン中心にフェイズアウトが出るようにしたギターとか
色々な機能を持つギターが流行っていました。

たぶん、そんな影響を受けてStingrayは作られました。
ハムバッカー2個に
フロント/リア/ミックス/フェイズアウトのロータリスイッチ式のピックアップセレクター
(sabreはフェイズスイッチは独立)
で、当時のフェンダーはトレブルはブーストカット必要だけど、ベースはブーストのみで
良いと考えていたらしく、
http://www.guitarsbyleo.com/GALLERY2/main.php?g2_itemId=5724
がたぶん、MusicmanのプリアンプのPatentだと思います。

ただ、トレブルはPassiveのCR-TONEコントロールでやっているという噂もある為、
いくつかのバリエーションがあるのかも知れません。

また、ブライトスイッチが付いているのも特徴ですね。

私はデザインから見て
http://obie1.homesite.net/deadcd/garcia_guitars.htm
グレトフルデッドのJerry Gariciaの改造ストラト”Alligator”の強い影響の元に作られた
と思っていたのですが、今冷静に考えてみるとテレキャスター、ジャズベース、ジャガー等の
フェンダー伝統のコントロール部を独立してメンテナンスする構造なような気もします。

個人的には、なんつーかブライトスイッチが付いていたりとかして
フェンダーのアンプのコントロール部をギターの中に持ってきた感じがして、
あんまり萌を感じませんでした。