☆ストーリー☆
中原に君臨する華王朝の都は、紫京と呼ばれている――。
その宮城で皇帝の側近が殺された。「歴史から消された出来事」をまとめたある「禁書」が原因らしい。
そこには、とうてい人の業とも思われない不可思議な出来事がつづられていた。
生死を司る神の水、城壁をすり抜ける軍隊、消失した都市、誰もいなくなった島――。
これらを読み解くことで側近殺人事件の真相が見抜けるというのだが……。
異世界ミステリーとはいえ、清王朝などをモデルにされたらしく、「知ってるような」世界観でとても読みやすかった
時間軸でいくと現在の事件の真相より、「歴史から消された事件」が面白かった!特に「マテンドーラの戦い」は、トリックはもちろんですが…登場人物の羅光覇(ラコウハ)、魏伊格(ギイカク)が好きで
最後はちょっと切ないのですが…私はきっと二人で行けたと思うなぁ。「神国崩壊」や「レンの誕生」(漢字が出ない
)も良かったです。神国~は歴史は勝者が記すもの、ということをしみじみ感じるし、レンの~はミステリらしく「孤島もの」で、私はいつも通り騙されました(笑)これ、文庫化したら欲しいなぁ。残念ながらまだ単行本しか出てないのですが、面白いので機会がありましたらぜひ

31『神国崩壊 探偵府と四つの綺譚』獅子宮敏彦
原書房