☆ストーリー☆
左大臣の姫が、何者かによって腹を食い破られ、路傍でこと切れていた。異様な死に様を見た左大臣は、犯過人の首に千貫文の値をつける。荒れる都のただ中で、散楽舞いの青年・小槌丸は、ある企みを抱えていた。それは生き別れの兄であり、右大臣の息子である月夜彦を暗殺し、入れ替わること――。
この前読んだ『闇鏡』より、幾分怪奇色が強くなってましたねー。なので、寝る前に読むと…ちょっと気味悪い夢を見た(ような気がする)。
最後までどんでん返しがあって、「そうきたかー!」と。『闇鏡』のラストを思い出すような…がぶり、という。ネタバレになるのであまり詳しく言えませんが

月夜彦を思うと、少し切ない読後感でした。どこまでが人間だったのかなぁとか…小槌丸への想いとか…。ラストは人によって好き嫌いが別れるかな?彼が幸せかどうかをつい考えてしまいました。
8『月夜彦』堀川アサコ
講談社