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☆ストーリー☆

『ゴーストハント1 旧校舎怪談』
取り壊すと必ず事故が起こると噂されている木造の旧校舎。高校1年生の麻衣はひょんなことから、調査に訪れた〈渋谷サイキックリサーチ/SPR〉の所長・ナルの手伝いをするはめに。彼女を待っていたのは数々の謎の現象だった。旧校舎に巣食っているのは戦没者の霊なのか、それとも――?麻衣とナルが出逢い、物語の出発点となったシリーズ第1巻。

『ゴーストハント2 人形の檻』
瀟洒な洋館に住む一家を襲うポルターガイスト現象。騒々しい物音、移動する家具、火を噴くコンロ。頻発する怪しい出来事の正体は地霊の仕業か、はたまた地縛霊か――。家族が疑心暗鬼に陥る中、依頼者の姪・礼美が語る「悪い魔女」とは?ナルとともにSPRの一員として屋敷に赴いた麻衣は、礼美と彼女が大切にしている人形との会話を耳にする。


よ、ようやく読めた!なんでかグズグズと読めないでいたのですが、読みはじめたら止まらなくて《一日一冊SPR!》状態でしたニコニコあー、やっぱりゴーストハントは面白いよぅ。

ティーンズ文庫版は友達に借りて読んだだけなので(漫画と「悪夢の棲む家」は常備)、詳しい内容はうろ覚えですが、かなり大幅にリライトされてるのは分かりました。色んな描写が詳細になってたり、キャラクターがちゃんと細部まで設定された上で書かれてたり。確か、ティーンズ文庫のナルって初期は結構口調が軽かったりしたんだよね…違和感ありまくりで笑ったのを覚えてます(笑)

あと、綾子とぼーさん、2巻ぐらいまでいいとこないなーって感じだったんですが、今回は1巻から綾子の世話焼きな一面やぼーさんの頼れるお兄ちゃんな一面がチラチラ垣間見れて、何だかとても嬉しかったニコニコ1巻の「宿直室でギャー」な場面は、おそらく追加?かな?あそこの綾子、好きだなー。
相変わらず私はナルが好きなので、冷たい物言いとかにもキャッキャしてました(病)寝起きのボーッとした顔とかね、きっと見とれますよねラブラブ!他人にも厳しいけど、自分にもきっちり厳しいナルが好きです。自分の失敗に自己嫌悪に陥っても、冷静に原因を突き止めるために動ける(周りの雑音は気にしない)って、簡単にはできないですよね。まぁ、プライドの高さが仇になるときもあるんですが(そして主に死にかける)、そんなナルが(以外略)

1巻以上にリライトされたなーと、実感した2巻。かなり内容が濃くなってますよね?っていうか、あのおじいさん、いたっけ?
時折入る「心霊現象講座」も絶対、あんなに濃くなかったはず。小野さんの作品によく見られる傾向ですが、私は割とあの理屈っぽい感じは好きなので(もちろん作品によりますが)、なるほどなーと頷きながら読みました。ぼーさんの新たな一面も見れますしねキラキラ軽いようで実は深く物事を考えている男ですから!(笑)

そして怖さも増している…たびたび起こる怪現象に、知ってても「ひいっ」となります。やっぱり麻衣があそこに引きずられるシーンは怖いなぁ。ジョンがミニーを除霊するとこも怖いけど。目が開くって、そんな…!
前はそんなに感じなかったけど、全ての黒幕だった彼女の絶望とかやりきれなさとかが、今回はひしひしと感じました。切なかったなぁ。

切ないといえば、真相を知ってるからこその、麻衣の夢シーンですね。気を抜くとうるっときますしょぼんふわりとした笑みを想像すると、何とも言えない気持ちになる。
それにしても、いつも以上にジョンに癒されるんだけど…何なんだろう、これ(笑)側にいたら超癒されるんだろうなー、どっかにいないかなー(笑)

読みながらニヤニヤしたり、ヒーとなったり、ときめいたり、勉強になったり。小野さんの作品はやっぱりいいです。大好き。あああ、久々にがっつりゴーストハントとか十二国記とかを語りたくなってきたー!


7『ゴーストハント1 旧校舎怪談』
8『ゴーストハント2 人形の檻』小野不由美
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