行雲流水な日々-101202_220305.jpg

☆ストーリー☆
四十五光年の彼方に発見されたカペラ系第二惑星は、移民に適した地球型惑星だった。だが、過去三度贈られた調査隊はすべて消息を絶った。科学者たちの身に何が?惑星開発機構のA級捜査官である私は、第四次調査隊に加わり惑星へと向かう。眼下には無限の緑、一面の草原が…。異次元ファンタジー六篇。


友人Kさんが、田中さんは初期作品がいい!とオススメしてくれたので、読んでみましたニコニコ

確かに!と納得です。収録されてる六篇、全部面白かったキラキラSFだけどミステリーでもあり、恋愛小説でもあり、ハードボイルドでもあり。色んなテイストが一気に味わえる感じです。

『流星航路』は、科学や技術が発展した中で、人間の感情だけは変わらない…その恐さにゾッとしました。最後は切ない。
切ないといえば『いつの日か、ふたたび』も!十億年という途方もない時間を超える恋愛。見守る側に回ったミムラがまた、いいキャラでした。
『白い顔』も時代が出てるなぁと思うと同時に、最後のオチとかはそうくるか~と、ちょっとびっくりしました。タイトルがまたうまい。
『銀環計画』は、最後の一言がまた強烈な皮肉で…。そうなってもおかしくないから、余計にぐっときましたね。
『戦場の夜想曲』、続きが気になる…!長編にもなりそうな話だった~。シリウス星系という単語に、ちょっとニヤリ。
『緑の草原に……』は、まさに宇宙ならでは、未来ならではにひひ語り手の「私」の最後の独白がちょっと切ないです。人間って難しいなぁ。

うーん、これ文庫で出たら絶対買うのに。手元に置いておきたいクローバー
この愛蔵版シリーズは全3巻みたいなので、とりあえず制覇したいと思いますアップ


152『田中芳樹初期短編集 緑の草原に……』田中芳樹
東京書籍